Instagramはこちら

  • Other Other: ID=nyonyakato
フォト
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

にほんブログ村

  • rakuten
  • ブログムラ

« 吉祥寺散歩 | トップページ | シネマ歌舞伎と八彩懐石ランチ »

2014年5月30日 (金)

「ビッグ・フェラー(THE BIG FELLAR) 」を観に行く

2014/05/29

世田谷パブリックシアターで上演されている「ビッグ・フェラー」(主演:内野聖陽)を観に行ってきました。
舞台は、IRA=(Irish Repubulican Army: アイルランド共和軍)の話しです。
本来は、こんな特殊な使命を帯びた男たちのドラマなんて苦労してチケット買ってまで見たいと思っていなかったのですが、主演の内野さんが、NHKの「あさイチ:プレミアムトーク」に番宣(舞台宣伝)出演されて(4/25)、練習風景のVTR見たり、インタビューを聞いているうちに、「これは観たい
heart04という気持ちが強くなり、ヤフオクでチケット落札してまでも、行って来たという次第。
P1010081
 
P1010079
三軒茶屋にある世田谷パブリックシアター
18:30開場、19:00開演でしたが、到着したときは、外はまだ明るく建物の写真も撮れました。(こちらの3F)
本邦初公開の翻訳劇で、作者はリチャード・ビーン氏、翻訳:小田島恒志氏、演出:森新太郎氏 というこの世界(業界)ではそうそうたる顔合わせなのだそうです(含む役者さんたち)

P1010083劇場入り口で渡される配役などが書かれたA4用紙には、「幕が上がるまで、これだけはインプット、3つのキーワード」とあって、
・1972年の「血の日曜日」事件
 ・IRA:アイルランド共和軍
・グリーン(カトリック)とオレンジ(プロテスタント)

について用語説明がありました。
これは、後から購入したパンフレットの解説の一部抜粋だと判り、このサービス、なかなか優れものだと思ったhappy01
世界史(しかも現代史)の知識がインプットされていると良いという配慮のよう。

ものがたり(パンフレットより)

1972年3月17日のセント・パトリックス・デイ。
ニューヨークのアイリッシュレストランでは、「血の日曜日」事件の追悼集会が開かれていた。アイルランド共和軍(IRA)のニューヨーク支部リーダーのコステロ(内野聖陽)は、対イギリスへの報復と組織強化への思いを熱く語る。

彼らIRAの活動家たちの隠れ家はマイケル(浦井健治)のアパート。しかし、活動家といっても彼らの日常はごく普通のNY市民であり、その中にはコステロのような経済的成功者もいれば、マイケルのような消防士も、トム・ビリー(黒田大輔)のような警察官もいた。

1972年から2001年までの30年間にわたるNYでのIRA活動家たちの生き様を描きながら、報復は新たな報復し生み出さないという、「負の連鎖の虚しさ」が徐々に浮き彫りにされていく。
その中で、彼らが手にしたもの、そして失ったものとは・・・。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・


:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+
(以下ネタバレ含みますので要注意)
イギリスのことをイングランド、と言うけれど、本当の名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」です。その北アイルランドというアイルランドの北の部分、および、イングランドとアイルランドのそもそもの12世紀からの歴史の知識があるのとないのとでは、この劇への感情移入度が違うのかもしれませんが、元々、役者全員が上手なので、「フィクション」としても充分に楽しめたと思います(楽しむ、と言うには、組織が崩壊していくストーリーなので苦しみを共有する感情かもしれませんが)
演出の森氏は、本年2月に「読売演劇大賞」で「大賞」および「最優秀演出家賞」を、3月には、芸術選奨文部科学大臣新人賞、を受賞している勢いのある(今が旬!?)の方のようですが、プロローグ(ディナーの席:コステロの演説シーン、演出はもとより内野さんが上手いのでぐいぐい引き込まれる)もエピローグも、ものすごいインパクトある絵になるような場面でした。音楽(音響効果)もgood
(*^ー゚)bグッジョブ!!

コステロ役の内野さん、昨年は「おのれナポレオン」で見ておりますが、今回の役どころ、及び、スタイル(アメリカンドリームで経済的に成功した人→高級スーツやアイルランドの正装姿)がお似合いで、お酒に酔った役や仲間を粛清する場面など、迫力半端無くて、本当に上手だった(2階席中央1列目でしたが、オペラグラスでしっかり焦点合わせてまばたきも惜しんで見つめちゃいましたlovely

4幕構成で、2幕目と3幕目に15分の休憩が入る。休憩後は、きっと暗くて悲惨な展開なのだろうことは、予想はしていたものの、飲酒シーン、暴力シーン、(語りのみですが麻薬中毒や自殺など)人間の醜さ愚かさがよーく描かれていて「劇」なのに、殺伐とした状況下で信念が揺らいで正常でいられなくなる登場人物たちを見るにつけ、
「ああ、きっとこういう状況下の人って今この瞬間にも、世界中に(ウクライナとかウイグル族とか東南アジアの領海問題とかその他宗教がらみ色々)展開されているんだろうな、嫌悪感と切なくなる気持ちがないまぜになって」胸に迫りました。
この世界は、未解決のトラブルが至る所に存在してます(昔からそうなのでしょうか?情報化社会ゆえ?「紛争、闘争、テロ」などのニュースが耳に入りやすいのでしょうか?) パンフ内にもありますが、我々がこの先、気をつけないといけないのは、自分がどの立場から物事を見て感じているのかを、先ずは認識すべきということです。「国」とは「宗教」とは、そして「民族・歴史」とは何かという問いかけは、今後どの国に住んでいても、それぞれの人にとって身近な問題となることでしょう。

終盤、コステロが墓穴を掘るような形で射殺されます。(誰に殺されたのか判らない形にしています) その2年後、2001年9月11日の朝のマイケルのアパートが最終場面となります。(マイケルの職業は消防士)

お調子者のルエリ役の成河(そんは)くんが、セリフも多く(しかも訛り言葉で話さなければならず、それも時代や年齢とともに変化つけていく必要あり)重要な役どころを見事に演じていました。クオリティの高い舞台なので、例えば、軽妙なセリフの応酬でこちらが笑わされているうちに、一転してシリアスになったり辛辣なひきつる笑いになるような展開。成河くんは、本番の上演期間中も同い年の浦井健治くんらと「勉強会」開いて、演技について学んでいるそうで、演出家と主役が優れていると、メンバー(若手)も向上心が開花していい舞台になるんだなあ、と感心しました。

今回の舞台のチケットですが、ヤフオクにこのチケットを提供した方は、「女性、札幌在住」の方です。「都合で行けなくなったので・・・」とオークションに出されたそうです。この舞台の内容を把握し、またこの劇場の座席の形も良く知っていて敢えて2階席の1列まん中を取ったのだそうです。「舞台全体を眺めるには、きっと良い席だと思います。楽しんでいらしてください」とメッセージもらいました。本当にその通り!!良かった良かった。

それにしても、東京公演、には北海道から観にくる方もいらっしゃるのでしょうか?  友人(ジャニーズファン)に聞いたら、「札幌ドームのコンサート」行ったことあるよ、って言うことは、逆もアリってことですよね。

日本でのんびり暮らしていると、民族問題や宗教問題に意識が行かずかなり疎くなりがちですが、
同様に、東京でのほほんと暮らしていると、舞台観劇の「機会に恵まれていること」を忘れがちになります。
Img_0135_2

にほんブログ村 主婦日記ブログ 兼業主婦へ
にほんブログ村 にほんブログ村 主婦日記ブログ 50代主婦へ
にほんブログ村

« 吉祥寺散歩 | トップページ | シネマ歌舞伎と八彩懐石ランチ »

観劇(歌舞伎以外)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/539173/59729616

この記事へのトラックバック一覧です: 「ビッグ・フェラー(THE BIG FELLAR) 」を観に行く:

« 吉祥寺散歩 | トップページ | シネマ歌舞伎と八彩懐石ランチ »