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2015年2月 2日 (月)

蜷川幸雄80周年記念作品:ニナガワシェイクスピアレジェンド「ハムレット」

2015/02/01

ニナガワ・シェイクスピアレジェンド、第二弾「ハムレット」を観に行きました。
P1000418
チケットは、昨秋、ホリプロチケットオンラインのプレオーダーで2枚ゲットしていました(日曜日、昼の部なので友人や母等誘えば乗ってくる人いそうな気がして)。
すると、名乗りをあげてきたのが、なんとオットでありました。(へええ〜興味あったんだ、coldsweats02
というわけで、夫婦で久しぶりに埼京線などに乗って、出かけてきました。train
さいたま芸術劇場には、一昨年から、年に1回ずつ行き、いずれもニナガワシェイクスピアを観ていますが(ヴェニスの商人ジュリアス・シーザー)ともに秋の公演で、
冬は初めて・・・。最寄り駅から劇場まで、北風ビュービューで寒かった〜typhoon 。(唯一の救い?は、行きも帰りも、埼京線の車内から、fuji富士山がクッキリと美しく見えたことかなhappy01
早めに会場入りして、席に着くと、そこから見える舞台の様子が、19世紀の・・・日本の長屋(しかも結構ボロ)
シェークスピア劇が初めてのオットと、「シェークスピア観にきたんだよね」と念を押したくなる風景。

しかも、この舞台、昨年亡くなられた朝倉摂さんが美術を手がけているとのこと。

このあたりのことは、日経新聞の電子版に詳しい記事があった。(以下引用:ちなみにこの記事を書いた編集委員の内田洋一氏は絶賛しています)

 蜷川幸雄の演出を30年来見続けて来た記者として、この舞台に出合えた喜びをかみしめたい。西洋演劇と日本人の間に橋を架ける、その仕事の集大成を実感できたのだから。西洋と日本、小劇場と大劇場を往復してきた演出家は、それら異質なものを次々つなぎ合わせる。これまでの試みを呼び返し、深めている。役者が渾身の演技でこたえている。これは80歳の年を迎えて蜷川幸雄にしか築き得ない、演劇の交響曲だ。
英語で書かれたシェークスピア劇(河合祥一郎訳)なのに、舞台はなんと日本の貧乏長屋(朝倉摂/中越司美術)。手前に広場があり、背景に崩れそうな家が連なる。蜷川演出を見慣れた観客なら、唐十郎の台本による「下谷万年物語」や「唐版 滝の白糸」(今回と同一セット)を思い起こすかもしれない。 日本にシェークスピアが紹介された19世紀の風景だと字幕説明があり、ここで「ハムレット」の最後の稽古が試みられるという設定だと明かされる。
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
そうだったんですか。いきなり演劇の「交響曲」とは、演劇初心者の我々には、ハードル高かったかも・・・sweat01
ハムレット(あらすじ)は、
デンマーク王子であるハムレットが、父の弟で叔父のクローディアス(先王である父を殺害し、王位と母親ガートルードを奪った)への復讐を果たすという話し。
有名なセリフは、  「to be or not to be,  That is the question.」 という主人公ハムレットの言葉。
がしかし、今回のハムレットは思慮深いタイプではなく、果断で力強い行動派タイプ。
そのためか、あまり心に響かず、ああ、ここで言うんだ、程度でした。(行動派ハムレットは見ていて、「るろうに剣心」のシシオが垣間見える感じ。ちょっとセリフを乱暴にガナっているようなところもありましたが、レアティーズとの決闘シーンは迫力あるものでした(これも「るろうに・・・」で培われたものかな?)

ハムレットに復讐心を植え付けるのは父の亡霊。ここに、能の表現方法が登場します。
能は元々、亡霊の演劇、と言われているもので、この死者のまなざしで演じる(現王クローディアスと2役)の 平幹二朗が、素晴らしかった。
80歳を超え驚異的というほかないセリフを聴かせ、朗唱術が能の様式日に通じて冴え渡り、極めつけは、クローディアスの役で「ミソギ」(原作では神に祈りを捧げるシーン)で井戸の水(本物)をかぶる姿・・・役者ってスゴいsign03
w(゚o゚)w
満島姉弟は、いずれも良かったですが、ひかりのオフィーリア、歌も上手でこの人舞台でもこれからもっと活躍するだろうな〜と予感。

たかお鷹、山谷初男、横田栄司・・・いずれの役者も安定した演技で圧巻でした。
日経記者も驚いた、というノルウェー王子のフォーティンブラス。
これまでの演出では、暴走族の首領のようなフォーティンブラスが暴れ込み。現代の風
を吹かせる幕切れだったそうです。
が、今回は、「暴力の対局にある青白い身体」がやせぎすの体でふらふら歩く感じの演技です。演じる役者は内田健司。
BGMは、ベートーベンのピアノ協奏曲第3番第2楽章(Beethoven Piano Concerto No.3 MOV2)
このとき私は、このBGMが誰の何だっけ!?!?
と思い出せそうで思い出せない・・・誰かのピアノコンチェルトだけど、えーっとsweat01
と近頃よくある、「芸能人の名前が思い出せないとき」と同様のモヤモヤイライラが
頭の中を渦巻いていて、余計にフォーティンブラスの印象が希薄に・・・。
が、終わった直後のオット(演劇超初心者)までもが、「なんだあのひょろひょろフォーティンブラスは・・・ダメ出ししたくなる演技!!」などとのたまわっておりました。

一説によれば、このフォーティンブラスは、蜷川幸雄のイメージする、今の20歳前後の若者像なんだそうです。言われてみれば、確かに「草食系男子」のフォーティンブラス。この国の行く末は、ああゆう感じの青年たちが担うのでしょうか??暴走族の首領とだったらどっちがいいのかなあ? ( 舞台上ではやはり「力演」を見たいなあ、と思う初心者でした。)

P1000421 P1000420
3時間半(休憩15分)に渡る長い舞台でした。蜷川流、娯楽性に富んだ作品になっていました。(個人的には「ひな壇」の場面は下手に歌舞伎調に仕立てて楽しめませんでしたが・・・)
ヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノ
役者さん宛の生花は、暖房の効いているこの季節は、花持ちが悪いのか、たった2つだけの展示で、残りは、リスト化されて貼り出されていました(こんなの初めてsweat02

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コメント

蜷川さんはフォーティンブラスに思い入れが強いようです。
フォーティンブラスが「暴走族」のように登場したのは市村さん・篠原涼子さんの「ハムレット」です。演じたのは成宮寛貴くん。

小栗旬くんのフォーティンブラスはスーパーサイア人がグレーの戦闘服風トレンチコートを着ているようないでたちでしたが、血に染まり空気の淀んだ現場に春風のように颯爽と現れてハムレットの死を悼みキスまでし、デンマークの統治を高らかに宣言しただちに葬儀の準備を指示する姿はとても高貴でした
出番は少ないけれど、主役と張り合えるくらいの華と存在感が必要な役。最後の15分でいいとこ全部持っていくような役割なんですから。

だから、今回は本当にそこが残念。でも、きっと蜷川さんはそこに何かをこめたんでしょう。内田くんのフォーティブラスに触れなかった木曜夕刊の扇田昭彦さんのハムレット劇評を「最低の劇評」と朝日コラムで言い切ったくらいですから。ちょっと大人げないなあ。。。日経が絶賛だったせいもあるのかなあ

今年のさい芸ラインナップには「ヴェローナの二紳士」もあるそうです。キャストが楽しみですね。

pippiさま、

そうだったんですか・・・なるほどなるほど・・・
いつもタイムリーにためになるコメントありがとうございます。

朝日新聞夕刊のコメントの「サイテー(最低の劇評)」って何のこと???と意味が判りませんでしたが
やっとスッキリしました( ̄▽ ̄)

こうして見終わってからもいろいろと想いを馳せたり情報を集めたりすることが新たな楽しみとなってきました。
また、pippiさんのブログも拝見させていただきます。(私にとっては良質のテキストブックの価値がありますup


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