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2015年2月17日 (火)

舞台「三人姉妹」を観に行く

2015/02/16

シス・カンパニー公演  KERAmeetsCHEKHOV  Vol.2/4
「三人姉妹」  原作:チェーホフ  台本&演出  ケラリーノ・サンドロヴィッチ
配役: オーリガ(三人姉妹長女)・・・余 貴美子
         マーシャ(同次女)・・・宮沢りえ
         イリーナ(同三女)・・・蒼井 優
         クルイギン(中学教師でマーシャの夫)・・・山崎一
         アンドレイ(三姉妹の男兄弟=長男:学者 ) ・・赤堀雅秋
        ナターシャ(アンドレイの妻)・・・神野三鈴
 
        ヴェルシーニン(中佐・砲兵隊長:マーシャの不倫相手)・・堤 真一
        チェプトウイキン(三姉妹宅をサロンにしている軍医)・・・段田安則
        ソリョーヌイ(同様にサロンに来る友人:二等大尉)・・・今井 朋彦
        トーゼンバッハ(イリーナの婚約者になる男爵:中尉)・・・近藤公園
他に友人役(少尉)が2人と使用人の老夫婦役2人の計14人での舞台
P1000461
P1000466
 
 


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チラシから引用したあらすじでは、

[単調な田舎での生活の中で、かつて暮らしたモスクワに戻る夢だけを支えに生きる三人の姉妹たち。  そこにモスクワから1人の中佐(堤真一)が赴任してきて・・・。
理想と現実の狭間で揺らぎながら、残酷なほど着々と刻まれていく時間・・・。
「生きていかなければ・・・、私たちは生きていかなければ・・・」
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
何に惹かれてこの舞台のチケットを取ったか、といえば、演出(台本)手がけていたのがケラ氏だということと、キャストのゴージャスさでした。←(かちゃまたにとって)

しかも、劇場がシアターコクーン、という家から近めで私の好きな劇場です。(上演開始18:30、自宅最寄りの駅発18時 、で間に合う近さscissors
主演の余貴美子、同じケラ氏が手がけた2009年の「あれから」を世田谷パブリックシアターで見て以来。(元から、安心して見ていられる演技力のある実力派ではありましたが、今回は立派な堂々たる座長ぶりに、幕が降りたとき目頭が熱くなりました)
m9(^Д^)
宮沢りえ、蒼井優共に初めて見ましたが、宮沢りえ、の身体の大きさが目を惹きました。
ポスター撮りに写る三人。この身長差はほぼ実物と一緒ぐらいで、優ちゃんよりも、スラッとしている宮沢りえのメイクが映える姿に、ああ、この人ってハーフだったんだなあ、としみじみ思ったりしました(体つきもなんとなく外国人っぽいような・・・この劇の舞台はロシアなので、誰よりも衣装とメイクが似合っていましたねえ)滑舌もよく、笑いもとれるセリフ回し。この人、映像よりも舞台の方がより輝く感じがしました。
男性陣では、
堤真一、登場するなり軍人のセリフ・・・マッサンの大将とかぶってしまう〜sweat01
りえちゃんとは逆に、この人は映像の方がイイかな、と思うのは、、ちょっと舞台で緊張しているような雰囲気が感じ取れるからなのです(とりわけ1幕最初の方)。緊張とシャイな気持ちがあったのか、台詞回しが「早口」でしかも聞き取りにくいsweat01
途中から、良くなりましたが、ステージで「あがっちゃう」タイプに見えて(私もそうなので)ものすごく近親感lovely

その点、逆に、自分の世界がハッキリあって、映像で見る以上に良かったのが、ナターシャ役の神野三鈴。一昨日の晩まで見ていたNHK BSのドラマ「アイアングランマ」連続物の途中からの出演で、何気にしたたかなスクールカウンセラー役を演じていました。
今回は、登場した瞬間からナターシャになりきっていて、しかもこのナターシャは出産後、強い妻&母に変貌し、三人姉妹を相手取って絶対にメゲナイ、強い女(まさにアイアンレディかもsign02
になるのです。
というように、もう半分ネタバレ気味で書いていますが、三人姉妹は、彼女らが暮らす家を舞台に(全場面、が敷地内という設定)話しは進みます。
P1000463( ̄▽ ̄)
舞台(大道具や背景等)は、
かつての軍人の遺族たちが暮らす家
だけあって、なかなかゴージャスで
サロン化しているリビングルームは、
グランドピアノ(優ちゃんは本当に弾いていたnote)や12人で囲める食卓、暖炉や壁の調度品、花瓶の花々等があり「ああ、私もこんな大きな部屋で窓の外眺めながら美味しい紅茶を飲みたいなー」と感じるし、
また、寝室、や家の外の白樺に木々、に至まで、話しの筋に沿うように上手くつくられていて見ていて飽きないようにhappy01配慮されていました。(今日の観客層が、六本木歌舞伎に引き続き、若い人が多く、30〜40代?男性も多くて、好感持たれると思うのでした)。

さて、(ここまできてやっとこさ)、劇(内容)の感想です。
身も蓋もない言い方でバッサリと言ってしまえば、この物語は、
「置かれた場所で咲きなさい」が出来ない、三人姉妹のお話です。
「町のレストランに行っても見渡せば全員顔見知り」というような田舎暮らしで、没落して行く名家・・・。プライドはあって、外づらも良い、などという生活で、当然、経済的にはジリ貧のはず・・・厳格で教育熱心だった亡父の影響で、兄弟はみな語学や音楽に堪能です。(が、「この田舎町にいたら、英語もフランス語もドイツ語もイタリア語も全く役に立たない意味をなさない代物だわ」とマーシャは吐き捨てるように言いました。)
長男アンドレイは、父親の圧力から解放されたとたんに、反動でブクブク太り、肥満で引きこもり気味の、取り柄の無い男に成り下がってしまいます。唯一、父親から与えられた教育が功を奏しているのが、長女のオーリガ。地元の学校の先生となり、最後には校長にまで上りつめます。
没落家族とはいえ、土地や建物を含めて資産があるこの家に、ナターシャがお嫁に来ます。アンドレイがプロポーズする場面から暗転後、一気に子育て中の2人の会話場面に移りますが、そのとき夫婦の力関係は、完全に、ナターシャ主導になっているのでした。

この物語では、次女マーシャの夫も長男のアンドレイも、どちらもものすごく魅力の無い人物として描かれています。こんな夫じゃ、イヤになっちゃうよねえ、と同情したくなる・・・。マーシャは、嫌いな夫から愛されているのが辛い。(夫は鈍いので自分たちは良い夫婦だと信じているところがまた重くてめんどうくさい人)。一方、ナターシャは、男女の子どもに恵まれ、良妻賢母に目覚め、夫を尻に敷き、強欲オバさんになっていきます。小姑たちとも互角に言い争うし強い。
長女オーリガは弟妹(妹二人は情緒不安定気味)を心配しながらの独身(物語の間の4年間は)。
三女イリーナは、口先ばかりで仕事に打ち込めず、結婚に妥協しながら婚約者に急死される。
さて、女に生まれた場合、どういった人生が納得いくものなのかな。

いろいろ考えさせられました。既婚者の二人(マーシャとナターシャ)はなんと、それぞれ不倫してしまうのだけれど、チェーホフの視点では夫婦関係が険悪だと、結局「不倫」が待っているということになるようです。多分この先、彼らの夫婦仲は良い方へ向かわないだろうから、この結婚は壊れた方が良いのかもしれないですが、壊れた後に幸せが来るという保証は無いし(それは今の時代でも)・・・
「・・・・・それでも、私たちは生きていかねば。」
と長女オーリガの最後のセリフが重い舞台の幕となりました。
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コメント

かちゃまたさんから一日遅れで観てきましたwink
私も最初の絵画のようなリビングにおお!っと思いました。でも、最後の場面のあの白樺の庭に面した屋敷の外観は今一つでした~sweat01
良好な夫婦の関係をキープするのには、やはりお互いの懸命の努力とちょっぴりの妥協が必要ということでしょうかね。

pippiさま

なんとなんと、そうだったのですか!!
同じ「観る」なら、pippiさんの感想読んでから行きたかったなheart04

舞台上の白樺の木・・・舞台美術の担当(プロ)がセレクトした結果なのでしょうけれど、
私には、「この白樺、太い!!」と1幕目のリビングの窓から見える1本目で妙に気になりました。

屋敷の外観は池の端にあるボート乗り場の小屋の外壁みたいに安っぽかったけど、
その分、太った白樺の木が何本も出て来て目線がそちらに取られていました。
(ロシアの大地だと、白樺もこんなに大木に育つのか〜?なんて)

チェーホフだからと、私もストーリーと登場人物を予習して臨み、
結果的には、舞台上の不毛なやり取りに飽きてきて白樺のことなんか考えたりしていたのかも・・・。
我が家は息子x2 いますが、母親としては、この劇の主たる登場人物(男)のどれにもならないで欲しいけど・・・
pippiさんのおっしゃる「懸命の努力」で育ててこなかった、・・・そんな気がしてちと不安(ノд・。)。

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