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2015年6月15日 (月)

新国立劇場「東海道四谷怪談」

2015/06/14

新国立劇場、意外にもお初です。
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演劇サークルの今月は、「お岩さん」で有名な「四谷怪談」
東海道四谷怪談』
作/鶴屋南北 上演台本/フジノサツコ
演出/森新太郎
出演 内野聖陽 秋山菜津子 平岳大 山本亨 有薗芳記
   花王おさむ 小野武彦 他
昨年、同じ演出家&主演(森新太郎&内野聖陽)での舞台「ザ・ビッグフェラー」が印象的だったので、秋山菜津子(ノダマップ:エッグで上手だった)のお岩さん見たさに選びました。(以下ネタバレあり)
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「お岩さん=四谷怪談」とは、あまりにも有名ですが、実はこのストーリーについて(登場人物の人間関係や、元は歌舞伎の演目で仮名手本忠臣蔵とともに上演されていた話だとか)よく知らず、お岩さんがうらめしや〜、って出てくる話で、毒を盛られるいきさつは恋愛関係のもつれ、じゃないかと勝手に思っていました。
違うのですsweat01
《ものがたり》(東海道四谷怪談のチラシより)
塩冶(えんや)の浪人、民谷伊右衛門は、自分の過去の悪行故に離縁させられていた女房、お岩との復縁を舅の四谷左門に迫り、それが叶わぬとみるや辻斬りの仕業に見せかけ惨殺する。左門の屍体を見て嘆くお岩に伊右衛門は親切めかして仇討ちを誓い、それに乗じて復縁する。
民谷の家に戻ったお岩は、産後の肥立ちが悪く床に伏すようになり、伊右衛門はお岩を疎ましく思い始める。そんななか、隣家の伊藤喜兵衛から送られた血の道の妙薬を飲んだお岩は、たちまち相貌が崩れ悶え苦しみ、放置してあった短刀に刺さり死ぬ。実は喜兵衛は、伊右衛門に懸想した孫娘のおうめの思いを叶えようと毒薬を渡していたのだった。伊右衛門は家宝の薬を盗んだとして奉公人、小仏小平も殺し、お岩、小平の死骸を川に流す。やがて二人の怨念は伊右衛門を襲い、苦しめる。
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
お岩さんは、惨劇の被害者でした。夫の伊右衛門は、非常な極悪人、だけど男前。
今風に言えば、イケメンのダメンズです。
セリフは歌舞伎調、ほぼ忠実だったようで、歌舞伎よりテンポよく、主演の二人は上手でした。
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大詰(五幕)では、雪が降りしきる中での、大立ち回り。内野聖陽vs平岳大の殺陣シーン、および歌舞伎同様といえるような、大勢の体育会系役者さんvs内野聖陽、
生で見られて大変満足です。(内野聖陽さん、ほっそり引き締まって身のこなしにキレがあり、本当に男っぽくカッコよかったheart04) 平岳大くん、はその点まだまだです。
歌舞伎は観覧料金が高い(江戸時代も結構高額だったとか)ですが、歌舞伎っぽい後半
の演出、舞台装置(大道具、戸板の使い方など)、見ていて「お得感」ありました(笑)。
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舞台終了後、2時間経って、同じ劇場で、演劇講座が開催されました。(新国立劇場マンスリープロジェクト)、今月は、作家の松井今朝子氏による「東海道四谷怪談の魅力」
四世鶴屋南北の人気狂言「東海道四谷怪談」は初演1825年(文政8年)から今日まで、様々、上演、上映されているのはなぜだろう、というようなことを、元松竹勤務、歌舞伎の企画、制作に携わってきた、松井今朝子さんがわかりやすくお話ししてくださいました。
この講演会のために、舞台初日を観ている、松井さんの感想が彼女のブログにあり、引用すると、
14日の講演を前にどうしても観ておく必要を感じたのだが、やはり観て正解だった。なるほど南北はこんな風にも演じられるのか!と、いささか意表を突かれた舞台で、こちらが話す内容にも大いに関わってきそうである。直助権兵衛を丸ごとばっさり大胆にカットした外はストーリーもセリフも意外にそのまま活かした台本を、森新太郎は極めて異化した形で演出しており、これについては賛否両論あろうと思うが、良くいえば刺激的な舞台といえるのかもしれない。何しろ髪梳きのメリヤスが「乙女の祈り」には、とっても驚かされた。面白いのは、かつてのアングラが歌舞伎から情念のようなものを抽き出そうとしたのに対し、この演出では全体にコミカルさを強調する分、少しも情念的には見えないのである。一つにはお岩を演じた秋山菜津子が情動性よりも知性を感じさせる女優だからということもあるだろう。一方、伊右衛門を演じる内野聖陽がいわゆる二枚目的な演技を一切排している点が、この上演をありきたりの「四谷怪談」にはしなかったといえそうだ。隠亡堀の場面は舞台機構の使い方がユニークだし、大道具小道具共に従来通りではない仕掛けがいろいろとあって、それなりのスペクタクル性を供している。というわけで14日に話す前には多くを書けませんが悪しからず。
ということでした。この劇場は、1997年にオープンしたそうですが、古典ものは、千代田区の国立劇場が主たる劇場となっていたためか、「鶴屋南北の作品」をかけるのは今回が初めてだそうです。  かちゃまたは、訪れるのが初めて、だったので、初めてどうしsmileでありました〜。
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                                .。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.
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新国立劇場、隣接のオペラシティーもあるため、広大な敷地に巨大な建造物でした。
館内放送では、震度7でも大丈夫、とか。


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