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2015年6月17日 (水)

映画「あん」

2015/06/17

検診で病院に通う曜日が水曜日、なので気になる映画があれば観ることにしているかちゃまたです。本日の気になった映画は、
movie 樹木希林主演、河瀬直美監督「あん」
です。(予告編見て、見に行きたくなったもの)
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原作は、ドリアン助川「あん」(ポプラ社刊)。このドリアン助川さん、の本は読んだことないのですが、朝日新聞の人生相談コーナーの回答者だったことがあり、彼の回答が楽しみだったため、共感出来る原作だろうと勝手に判断してましたが、
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正解でした(以下ネタバレあり)
movieストーリー(公式HPより)

焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。そのお店の常連である中学生のワカナ(内田伽羅)。ある日、その店の求人募集の貼り紙をみて、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れ、どらやきの粒あん作りを任せることに。徳江の作った粒あんはあまりに美味しく、みるみるうちに店は繁盛。しかし心ない噂が、彼らの運命を大きく変えていく…

樹木希林さんのセリフに泣かされました。
ホームページにも大きく出てきますが、それを見ないでおいてよかった・・・。
このセリフ、映画の中の徳江になりきった樹木希林が、感情を抑え気味に言うことで
観客の心に響くのだと思うのです(文字だけ追ってみても、嘘くさいだけかもsweat01
その言葉とは、
「私たちは、この世を見るために、聞くために、生まれてきた。
この世は、ただそれだけを望んでいた。・・・・・だとすれば、何かになれなくても、私たちには生きる意味があるのよ」
であり、亡くなったあと、千太郎(永瀬正敏)とワカナ(内田伽羅)が佳子(市原悦子)から受け取るテープレコーダーの録音の「徳江のコトバ」
病気のため産めなかった子供(妊娠したのに、ハンセン病ゆえ堕胎させられた)がいたことを明かし、その子が産まれていたら、ちょうど千太郎ぐらいの年齢だろうという前提で、彼を控えめながらしっかり励ますコトバです。
こうして書き出すと、なんだか「お涙頂戴」的なストーリー展開で、演じる役者さんによっては思い切り空振りしそうな場面。樹木希林以外の女優さんだったら、「なんか、ひく」
と思ってしまいそうなんですが・・・とにかく私の両脇の同年輩とちょっと上?女性たちも、すすり泣き、ハンカチで目を抑えてました。(ちなみに朝一番の上映で満席sign03
2回目の上映では立ち見席券の人がいること・・・[整理券番号順に入場させます、みたいな]、を案内係りが放送してました)
movie
今回の映画の楽しみの一つは、内田伽羅ちゃんをスクリーンで初めて見ること。
父親:本木雅弘、母親:内田也哉子、祖母:樹木希林、祖父:内田裕也
とまあ、凄い両親と祖父母!! 顔立ちは、父親にも母親にも似ているような・・・お祖父さんには似なくてよかったね、と言ってあげたいかな。
movie
伽羅(キャラと読むのは海外でも通用するように?)ちゃん、インターナショナルスクール出て、今は、英国の学校に通う寄宿舎生活だそうです。(イギリスと日本を往復しながらの撮影だったそう)。きっと英語もペラペラなんだろうけど(そういえば東京の女子中学生の会話にしてはスピードに欠けていた気もするsign02)才色兼備です、みたいなオーラを出さない上に、お嬢様チックとか鼻にかかるような感じとか高飛車な雰囲気、がありません。今回の祖母と孫の共演も、樹木希林さんが希望し、伽羅ちゃんにオーディションを勧めたそうです。映画の登場当初は、ちょっと鈍臭い中学生の女の子だったのが終盤には、赤いコートが似合うなかなか素敵な子、に少しだけ変わって行きます。(大変身しないのも好感)
movie
そしてもう一つの楽しみは映像に出てくる「あん」
小豆からつぶあんになるまでを、樹木希林と永瀬正敏がどら焼き屋の仕込み場面で
リアルに、かつ映像的には美味しそうに描きます。
「あんこ」って東洋的な食べ物だと思うけど、きっと「日本の小豆で作った餡子」は世界一なんだろうなぁ。映画の途中から、劇中のどら焼き屋に並んで買いたくなってる自分がいました。
P1010186
movie
チョット疑問だったのは、「どら焼き屋」さんって見かけないこと(かちゃまた=東京在住)
舞台は東京都東村山なんですが、街の中で、あんこのお菓子販売、と言ったら
先ず、「鯛焼き屋」か「今川焼き屋」さん、でしょう。
店長(千太郎)の、ちょっと暗めの人生には、鯛焼きや今川焼きが似合わなかったのかな?また、ワカナと母親の事情、ワカナと学校(学業)の状況がいまいちつかめず、ワカナの表情も乏しく(子役出身の俳優とは真逆かも)、よくわかりませんでした。
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樹木希林さんは、乳がんを患い、手術。その後、再発と転移により、彼女いわく「全身がん」という状態だそうですが、そういった経験もすべて生かして臨んだ撮影ではないかと思いました。 生き生きと働く「あん職人」の姿と対照的な施設での静養姿。本当に前歯もなく、老けて朽ちていく様子を演じてました。一昨年観に行った、「わが母の記」でも、認知症になって壊れていくお婆さんを見事に演じていましたけれど(この演技で2013年最優秀主演女優賞を獲得)、この人、どうしてこんなに上手なんでしょう。憑依型の女優さんなんだろうか??。決して「憑かれたような」迫力は見せないのですが・・・。やはり天才sign02
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P1010181
タイトル「あん」、素朴で良いと思いました。

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