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2015年8月26日 (水)

映画「ナイトクローラー」

2015/08/24

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年に一度の健康診断の日。夜には職場の暑気払い・・・

自宅に戻るのも(暑いし→実際は涼しい日となったけどsweat01)と映画を見た(しかも2本もsmile) その1本目は、8/22に公開された「ナイトクローラー」(第87回アカデミー賞「脚本賞」にノミネートされたもの)。

出演:ジェイク・ギレンホール、 レネ・ルッソ 、 リズ・アーメッド、 ビル・バクストン 他

監督・脚本  ダン・ギルロイ

音楽  ジェームズ・ニュートン・ハワード

(ストーリー)

工事現場などに侵入しては銅線や金網・マンホールなどの建設資材を盗み、業者に売り払うチンケなコソ泥をしているルイス・ブルーム(ジェイク・ギレンホール)
ある日の夜、車で移動中に交通事故の現場に出くわし、野次馬根性から車を降り現場を眺めていると、あとから車で駆けつけたビデオカメラを持ったクルーに出くわす。
彼らが引き上げるときに何をしてたか聞くと、事件や事故の現場映像を、映像素材としてテレビ局に売るんだということを聞き、自分でもやってみようと思いたつ。
自分が保有している金目になりそうなロードバイクを売って、警察無線を傍受するための無線機とビデオカメラを購入し、見よう見まねでパパラッチ(ナイトクローラー)稼業を始めるのだが...

(Yahoo映画より)

報道スクープを狙うパパラッチのことを「ナイトクローラー(夜に這いずり回る者)」と呼ぶこと自体知りませんでした。主演のジェイク・ギレンホールも初めて。痩せて目だけが異様にギロギロしていかにもサイコパス(反社会性人格障害)の人を演じていましたが、なんと撮影のために12キロも減量したそうで、帰宅後彼の減量前の写真をネットで見つけたら、なかなか賢そうな美男子でありました(唇薄くて、タイプではないけど)。

(以下ネタバレあり)

主人公のルイスにはもともと「良心の呵責」というものが欠如しています。普通なら、良心の呵責との葛藤ありき、なんですが、この人は最初からダークサイドに落ちている!!。

この映画の意図は、モラルを置き去りにして、ひたすら視聴率のためにどんどん手段を選ばなくなるマスメディアへの批判的精神です。

しかしながら、メディアへの批判をしながら一方で「もっと刺激」を求めている(より刺激的なチャンネルが視聴率競争で勝ち抜くような)視聴者の存在も問題点として感じる内容になっている。

また主人公ルイスは、貧困や格差といった社会の構造から生まれた存在ということで、この人は、ナイトクローラーという天職(彼にはその点では才能があった)に気づかなければ一生、万引きのようなことばかりして社会の底辺にはびこって暮らす人間だったりするのです。

人生、紙一重・・・。

「血塗られた映像」という商品の価値に気づいたルイスとTV局の視聴率競争に勝ち抜きたい局の女性ディレクター、ニーナ(レネ・ルッソ=実はこの人、監督の奥様だそうです)。この二人が手を組んでからの展開が怖い・・・。

人の不幸を追いながら、カメラマンとディレクターの二人は完全に「人間としてのごく普通の感情」を失って行く。

感情を失っても、頭の回転は良い二人。法的にギリギリ瀬戸際、やモラルに関しては映像の受け取り側に「良心的に」解釈されるよう指示して、結果オーライで良しという考え方。

仕事のステップアップの過程でアシスタントを務める若者を、こき使った挙句、邪魔になると直接手を下すことなく結果的に彼は殺されてしまう展開。(見てて予感があったからドキドキハラハラ・・・またこの俳優(リズ・アーメッド)が満島慎之介と伊勢谷友介を足して2で割った感じで、いい人っぽいので、わー殺されちゃうよ〜っ、早くルイスから離れたほうが身のためだよ〜って、心の声で警告しっぱなしsweat01

健康診断のために、前の晩以降、水しか飲んでいなかったためお腹空いていたせいか画面の中の「明け方の空に輝く満月」や「音楽」が身体に染み込むように感じる映画でした。

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