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2015年9月13日 (日)

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」

2015/09/11

金曜日、時間とシネマカードのポイントがあったので、映画を見る。
タイトルと映画の内容(宣伝看板の文句が、「不良ジジイと少年が最高の相棒になる」)
を見る限りでは、それほど見たいとも思っていなかったが、主演がビル・マーレイ、と知って、よし!という気になった次第。(30年以上前に見た、ビル・マーレイ主演の映画「ゴーストバスターズ」は面白かったな〜・・・)
Kc3h0046
movie監督・脚本: セオドア・メルフィ
出演: ビル・マーレイ、ジェイディン・リーベラー、メリッサ・マッカーシー、ナオミ・ワッツ  他
音楽:セオドア・シャピロ
(解説・あらすじ    **Yahoo映画より)
人生に空虚感を抱き始めた気難しい中年男が、面倒を見ることになった12歳の少年と奇妙な友情を育み、生きる活力を得ていく人間ドラマ。主演は『ロスト・イン・トランスレーション』などのビル・マーレイ、両親の離婚により大人びた少年役のジェイデン・リーベラーが、ビルと絶妙な掛け合いを見せている。監督・脚本を手掛けたセオドア・メルフィは、本作で第72回ゴールデングローブ賞作品賞にノミネートされた。
アルコールとギャンブルが大好きで、ちょっとクセのあるヴィンセント(ビル・マーレイ)は、隣家に引っ越してきたシングルマザーの12歳の息子、オリバー(ジェイデン・リーベラー)の世話をすることになる。酒場や競馬場へと連れ回し、ろくでもないことを教え込むヴィンセントに反発するオリバーだったが、嫌われオヤジに隠された真の優しさや心の傷に気付いてから、徐々に二人は心を通わせていき……。
movie(*^-^)
(以下、ネタバレあり)
まず、ちょっとビックリだったのは映画館(TIOHOシャンテ)が観客で一杯だったこと(客席の8割は埋まっていた)。個人的には、割引デー以外に映画を見ることは稀なので、比較しようもありませんが、私が見ている映画では、珍しいことです。
見終わってから、外の掲示板をいろいろ見ていたら、この映画が新聞雑誌等で評判になっていたことが分かりました。
この映画、昨年、全米でわずか4館の限定公開から始まって、口コミで2500スクリーンに拡大すると、興行収入4400万ドルのスマッシュヒット。さらにゴールデングローブ賞にノミネート(しかも作品賞と男優賞の2部門)という作品でした(ひょえ〜wobbly
あくまでもフィクションですが、この映画の内容はアメリカの現実だと思う(と同時に日本もそうなりつつあるのでは、という実感sweat01
主人公のヴィンセントは、現役の昔は活躍していたのに(このことはかなり後でわかるのだか)、今は孤独に押しつぶされそうな日々を送る独居老人。
隣家に越してきたのは、旦那から逃げてきて、生活のために働きづめな、なりたてほやほやのシングルマザーと、現実を冷静に把握している12才の少年。
movie
ヴィンセント役のビル、既に、「おじさん」というよりも「おじーさん」です。お腹もかなり出っ張りその上タルミ、頭は薄く、ハゲ爺さん。それなのに、朝から娼婦と戯れ、呑んだくれ、さらにギャンブルに手を出しお金なし・・・と何の共感も得られない人物。
が、話の中盤から、このひとの過去が判ってくるにつけ引き込まれていく(人に歴史ありsign02
脇役も素晴らしいshine
母役のメリッサ・マッカーシー、このような女優さんが「母親役」という設定は初めて見ましたが、この人、英米では人気ある女優さんだそうです。確かにアップになってもなんだか魅力的かも。
そして、えええっ、ナオミ・ワッツが娼婦役sign03(ストーリー知った限りでは、この人が「母親役」だと思っていたので、映画の始めから登場してきたときにはビックリ)
娼婦、だけでも衝撃なのに、なんと「ハラボテ(妊婦)」の娼婦役。汚れ役であるのですが、でもすごく演技上手い。ロシア人(という設定?)になりきって、ポールダンスもこなしてるsmile。しかも、仕事の後で、ダンスホールから解雇されると(普通、お腹の大きいポールダンサーなんて目も当てられないsweat01 ・・・妊婦はポールダンス禁止令を契約の時に決めておけばよかったのにね)
「マタハラだーsign03angryannoy」って怒ってみたり(笑える)。その反面、ヴィンセントが病気で倒れるた後は、優秀な家政婦役になり、出産では感動でボロ泣きし、たくましい母親になっていく。(この人、見ていて気持ち良いです。)
movie
そして、この映画で改めて感動したのは、「少年」のGOOD JOBupuplovely
オリバー役のジェイディン・リーベラー、映画初出演らしい(未確認情報)ですが、素晴らしい、のひとこと。
Yahooの映画レポート(評論家のコメント欄)によれば

(中略)しかも、そんなヴィンセントの隣家に越してきた少年オリバーを演じるジェイデン・リーベラーがまたいいときている。12歳にして既に人生のままならなさを悟ったかのような利発さを目元に宿す、その佇まい。ひ弱な少年が、“ちょい悪”じいさんとの交流で一回りたくましくなる成長ストーリーをリアルに響かせつつ、次第に明らかになるヴィンセントの知られざる一面に、胸を熱くさせるのである。年の離れたヴィンセントとオリバーが何気に交わす会話のかずかずが、大人の男同士のようでとにかくグッと来まくり。

 苦味を隠したコメディが終盤、「St.Vinsent」という原題に納得させる感動ドラマに変貌する、脚本も手がけた新人監督セオドア・メルフィの才能もさることながら、リーベラーの今後にも注目せずにいられなくなる。

まさに、そんな感じ。ピュアな少年を演じるジェイディン君の言動一つ一つに惹かれてしまうのでした。転校先の学校生活もヴィンセントと過ごす時間(競馬場や安酒場にも連れ立って行く)にも、賢そうな涼しい目で対応する(グッとくる)。彼を見ているときはほとんど母親目線になってしまい、「オリバーくん、世の中にはこういう人達(含む小学校のイジメッ子たち)もいて、こういう暮らしもあるんだよね」・・・学んでいるよ、オリバーくんheart04
タイトル(邦画)のヴィンセントが教えてくれたこと、のひとつが、「ケンカ」の仕方。
体が小さく、ひ弱なヴィンセントは、転校早々、体育の時間にロッカーにしまった服(自宅の鍵と携帯電話も)を隠される、が発端となってイジメに遭う。
校外で暴力(しかも3対1)に遭っているところをヴィンセントが目撃し、オリバーはヴィンセントからケンカの仕方を教わる。結果、「身についた、防衛&攻撃力」がオリバーの学校生活に劇的な変化をもたらす。
オリバーは、ほとんど不良爺さん、のヴィンセントの良い点を見つけ出す(こういう視点がまた少年ならでは、です)。それを、学校の課題で発表するのですが、この場面、
ストーリー展開的には、わかっているもんね、と思うのですが、泣ける〜crying
オリバーの母親は、「息子と2人で生きていくんだ」という真剣な迫力があって好ましいのですが、結局、これだけではオリバー君は救われない。ヴィンセントの存在が大変貴重なのです。
movie
ストーリー的には、よくある展開、のお話でしたが、役者(配役)もさることながら、脚本(字幕担当)が秀逸happy01
映画館は、人が大勢で、しかも、結構クスクス笑いどころがあって、前半は、「あーあ、まったくしょうがないなあ」という笑い、後半はそれとはまた違うけど、でも所々に笑いが潜んでいて、最後は涙・・・という、思いがけず⭐︎5つの評価したくなるほどの映画でありました。

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