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2016年1月31日 (日)

「書く女」:二兎社(世田谷パブリックシアター)

2016/01/28
P1010919

友人2人と一緒に観劇&新年会をする。
10年前に、同じ劇場で、主演:寺島しのぶ、で上演され、「朝日舞台芸術賞」舞台芸術賞、「読売演劇大賞」最優秀女優賞を受賞した作品。
今回は、キャストを一新して上演している。
.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:
作・演出 永井愛
作曲・ピアノ演奏  林正樹

出演: 黒木華、平岳大、朝倉あき、清水葉月、
    森岡光、早瀬英里奈、長尾純子、橋本淳、兼崎健太郎、
    山崎彬、古河耕史、木野花
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主催する劇団「二兎社」とは、
1981年に大石静と永井愛によって旗揚げされた二兎社。(どこかで読んだ解説だかインタビュー記事で、劇団名の由来は、主催する二人がそれぞれ「同じ年生まれの卯年」だったから、らしく)。1991年に大石静が退団(&脚本家に専念)して以来、永井愛が自作の演出作品をプロヂュースする演劇ユニットとして活動中。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
「書く女」とは、樋口一葉、のことで、24歳という短命の一生を送った彼女の作家デビューから亡くなるまでを描いた作品。 一葉と小説の師である東京朝日新聞記者・半井桃水との恋や、一葉の創作活動、貧困に苦しむ姿や病に蝕まれていくさまが描かれる。
book
父と長兄の死、次兄の勘当により19歳にして戸主になった一葉(樋口夏子)は、小説で生計を立てようと決意する。この主人公一葉を演じるのは黒木華。温厚な美男子・半井桃水を平岳大、一葉の母を木野花が演じる。また、一葉の妹(朝倉あき)、友人、ライバル、樋口家を訪れる青年文士などの役には、オーディションやワークショップを通じて選出された若手俳優陣が起用されている。さらに、舞台上の効果音は全て林正樹による即興の生演奏で表現される。

(演劇HPより)
book
幕が開く前から舞台装置が見えています(世田谷パブリックシアター=幕無し舞台)
西洋風(!?)にも見えるような、白を使った階段をスタイリッシュに配置して、奥の方に違和感無いようにフルコンサートサイズのグランドピアノ。
なかなか素晴らしいと思いました。時代背景(明治)を考えると、和服で日本家屋で、そしてピアノってどうなんだろう(ミュージカルじゃないから伴奏、というノリでもないし・・・)と全く想像がつかなかったので、これは「イケる」と開幕前から期待するheart04
主演の黒木華さん、2番手の平岳大さん、今月始まった大河ドラマで、それぞれ、真田幸村の恋人役、武田家の最後の武将:武田勝頼に扮しています。
二人とも「演技上手いなあlovely」と戦国時代とは衣装がやや異なるも、着物姿がなかなか似合うhappy01
さて、書く女、に話を戻して、
この舞台のストーリーですが、小説を書き始めてからの樋口一葉の「生活」「恋」「仕事ぶり」などを描いていますが、内容的には結構地味です。
小説家になる際、指導を仰ぐことで、半井桃水に教えを乞うと同時に恋仲にもなる二人。冬の寒い日、一葉が桃水の部屋を訪ねた際、桃水が「お汁粉」を作り、二人で食べる、という場面がありますが、その二人の光景(と火鉢で作るお汁粉)が目に焼きつき、ついでにお汁粉が食べたくなりました(翌日、小豆を買いに行ったdelicious
わ、なんだか、今日のブログは脱線気味ですがsweat01
要するに、この舞台では「両思いだけど実らない恋」により、結果、一葉(夏子)の恋は長続きする(小説の肥やしになる)。また、この恋を捨ててそこに残ったものを見届けたい、と本人が宣言し、「小説」が残ったのだ、と語る。
book
また、一葉の母と妹の邦子もなかなか芸達者の二人が演じるだけあって、よく描かれていた。この時代にはよくあるだろう「母」=「生活苦を嘆きながらも、士族としてのプライドが高く、時には調子良い母親」、また、姉の才能を理解し信じ、何だかんんだ言っても、結果的に樋口家を縁の下の力持ちでガシッと支えている妹。
そのような女ばかりの世帯を背負って、引っ越しや金物屋営業など、自身は生活と借金に追われ、またそんな生活の中から「作家の視点での観察眼」を生かし、、「世間や社会」(遊郭のある街の人間関係が子供にまで反映しているなど)を知って、執筆活動につなげていく一葉。
book
後半、何かがあるごとに挟まる「(桃水に)会いたい」という一葉のセリフ(舞台の上手端っこに来て独白調で言い、すぐに激しく否定するという葛藤場面)
が気になった。
そして、妹から、「姉さん、もう季節が変わっているのよ」と指摘されるまで気付かず原稿書きに集中している一葉、も何度も出てきて印象に残った。
最初、桃水の前で、ひたすら謙遜していた一葉が、小説を書いて書いて書きまくる頃には、自分の作品を批評するような輩が家に押しかけてきても、毅然とした態度でカッコよく裁く、たくましい女性になっている。
才能と努力、恋を心の軸にして24年という短い生涯を生き抜いた一葉の生涯を、この舞台では、音響をピアノの生演奏で表現していました。
ピアノの音色が、雪降る冬、雨の日、真夏等季節を表す以外に、出演者の喜怒哀楽をうまく表現していました(物静か、とか焦燥感とか)。
このような手法の舞台は、まさに初めてで、とても良かったです。
P1010918

黒木華さんが書斎でノートPCを前に片膝立てたあぐらのような姿で宙を見つめるポスターですが、、これ、10年前のポスターと結構似ていることが後から分かりました。
(ネットオークションに過去のチラシ?パンフレット?が出てました)10年前のポスターも展示して欲しかったな。
book 余談: 映画監督(アニメ、ジブリ作品等)の高畑勲監督、フジテレビアナウンサーの笠井信輔氏がこの舞台を観に来ていました。ウィークデーならではかしら?

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コメント

書く女、行かれたんですね~うらやましい!私行きたかったのですが1月後半はめちゃくちゃ忙しくて、ついに行かれませんでしたbearing
10年前の寺島しのぶさんバージョンをみました。その時の半井桃水はなんと筒井道隆くんでしたpig筒井くんも頑張ってましたが、一葉が尊敬し恋する相手としては今回の黒木さん平さんペアの方がバランスがいいような。平さん、勝頼@真田丸があまりに素晴らしかったので観たかったです!

PIPPIさま 
ご指摘の通り、黒木華&平岳大 ペアは、見ごたえありました。
一緒に行った友人たちも、華ちゃん可愛い(一葉の一生懸命さがまた本当によく伝わってくるのです)、平さん、カッコイイ(一葉が惚れちゃうよね〜)と絶賛でした。
私も、演技力向上中の二人の掛け合いに胸を打たれました。
そして、平さんが、隣家にお鍋を借りに行ってまで作ってくれる「おしるこ」・・・二人で火鉢を挟んで向かい合って食べる「おしるこ」、がものすごく羨ましい食べ物に見えました。
木製のオタマで、鍋をかき混ぜ、よそって、フウフウ食べる様子は目に焼き付いています。
平さんが作った「おしるこ」が食べたーいsmile

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