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2017年1月28日 (土)

映画「沈黙ーサイレンス」

2017/01/28
Dsc_0443
映画館で予告編を見たとき、うわ〜暗くて重い映画!というのが第一印象でしたが、NHKのニュースでも取り上げられていたし、原作読んでいるというオットまで行くということで、本日鑑賞(夫婦割引)。原作は、なんと大阪にいるムスコその1も読んだことあるそうで(ってちょっと調べたら、十数年前のセンター試験:現代国語で出題されているようです=宣教師に対する踏み絵の場面)

原作:遠藤周作「沈黙」
監督:マーティン・スコセッシ  (この映画にはBGMがありません効果音のみ)
出演;アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライバー、浅野忠信、窪塚洋介、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシ、リーアムニーソン、片桐はいり、青木崇高、EXILE AKIRA  ほか

あらすじ
島原の乱が収束して間もないころ、イエズス会の高名な神学者クリストヴァン・フェレイラが、布教に赴いた日本での苛酷な弾圧に屈して、棄教したという報せがローマにもたらされた。フェレイラの弟子セバスチャン・ロドリゴとフランシス・ガルペは日本に潜入すべくマカオに立寄り、そこで軟弱な日本人、キチジローと出会う。キチジローの案内で五島列島に潜入したロドリゴは隠れキリシタンたちに歓迎されるが、やがて長崎奉行所に追われる身となる。幕府に処刑され、殉教する信者たちを前に、ガルペは思わず彼らの元に駆け寄って命を落とす。ロドリゴはひたすら神の奇跡と勝利を祈るが、神は「沈黙」を通すのみであった。逃亡するロドリゴはやがてキチジローの裏切りで密告され、捕らえられる。連行されるロドリゴの行列を、泣きながら必死で追いかけるキチジローの姿がそこにあった。

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+
(以下ネタバレあり)

162分という長い映画でしたが、「信仰」ってなんだろう、と考えながら見たため、眠くもならず、最後まで見ました。(ポップコーンをオットが買って席で食べましたが、本編始まったらなんだかポップコーン食べるの躊躇われる雰囲気です)

この話は、17世紀前半=江戸初期、幕府による厳しいキリシタン弾圧下の長崎が舞台です。 1633年の第一次鎖国令によって、ポルトガル人の宣教師2人は、神学者フェレイラを探すために、キチジローをナビゲーターに雇って日本に密入国します。
 そもそも、この場面から、結構凄いのですが、平和ボケしている日本人の私には、
宣教師がそこまでやっていいのだろうか?という疑念が湧いてしまう。

ここ数年、江戸時代といえば、元禄時代以降のなんとなく楽しげな頃をイメージするのは、映画やドラマを見ているせいでしょうか?
約400年前の日本の現状は、相当貧しかったんだなあ、とつくづく思いながら、幕府のキリシタン弾圧のすごさに、身がすくむ思いでした。(出演者たちgood 上手)

浅野忠信さん、英語ペラペラで素晴らしいsign01 キチジロー役のオーディションにも臨んだそうですが、この人がキチジローというのも案外似合っているようにも思えたりしてましたが、窪塚洋介さんは、キチジロー熱演でした。キチジローのチンピラっぽい役どころを、あのルックスでバッチリこなしていました。

塚本晋也さん、(って監督もしている俳優さんだと初めて知る)、笈田ヨシさんとともに、貧しいが信仰熱い信者を演じ、処刑される場面は心が痛みました。
イッセー尾形さん演じる殿様(井上)は、元キリスト教信者、という設定だそうですが、映画の中でそれが判るところがなく、巧みに宣教師を棄教させるプロセスを見ていると、ちょっとフザケているようにも見えてしまうデメリットがありましたが、難役をこなせるいい役者さんなのだと改めて実感。この役は、例えば柄本明さんが演じても結局同じようになってしまいそうな(脚本の説明不足)がありました。

時代が違うのだから、と割り切って見ていても、やはり残酷なシーンは目を背けたくなりましたが、信仰が人間にもたらす威力というのにも考えさせられました。
日本にキリスト教が根付かなかった理由も、この映画で納得。たとえ仏教でも、この時代まで日本に伝来していなかったら、今頃どうなんだろうかと思うほど。

長崎県の寒村の人々が、隠れキリシタンでしかも英語が喋れる(一部の人?)というのが、「結構ハイレベルだねえ」とオットに感想を言うと「…なわけナイじゃん」と軽くあしらわれてしまいました。あれ、じゃあ原作はどうだったの?と訪ねても、もう忘れちゃったそうです。かといって、日本に潜入する以前に日本語を学習して渡航してくる、なんて言うのも「あり得ない」気がして、実際には、どちらがどの程度の語学力だったのかしら…などと考え出すと、結局これは遠藤周作氏のフィクション!!というのが私的に収まるところとなりました。

フェレイラ役のリーアムニーソン、他に片桐はいり、青木崇高、EXILEのAKIRA,皆演技上手、とりわけ加瀬亮くんは、判らずじまいでした。(先入観を持たないよう予習なしで観たため)

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コメント

「沈黙」ごらんになったんですね。原作を中3の時に読み、雷に打たれたような衝撃を受けました。「信仰」とはこんなに凄まじいものなのかと。ずいぶん昔の篠田正浩監督の映画は、原作者遠藤周作氏と篠田監督の共同脚本だったと思います。なんとフェレイラは丹波哲郎!

登場人物の言語に関しては原作ではあまりふれられておらず、司祭と井上筑後守の場面で「通辞の通訳を聞きながら」といった文章があるほかは普通の会話のように流れています。キチジローは隠れキリシタンでしたが、マカオに逃れて働いていて日本を目指したロドリゴたちにスカウトされて日本に戻ったので、生きるための英語は身についていたのでしょう。
また、井上筑後守は棄教した元切支丹だったために、踏絵以上の切支丹の判別法(マリアを侮辱しろとか踏絵のキリスト像に唾を吐けとか)がよくわかっていたようです。

観たいんですけどリアル拷問なシーンが怖くて。。。どうしようかなあ。。。加瀬亮さんは首が飛ぶ役らしいんです。。

pippi様 コメントありがとうございます😊。
pippiさんと同様に若い頃に原作を読んでいる友人も映画、躊躇してました。
スコセッシ監督の拷問シーンはなかなかキツイです。
(ご覧になるなら覚悟した方が良いかも)
約半世紀も前に、原作「沈黙」を書き上げた遠藤周作氏、感服しました。
それで、いろいろネット検索してみたら、ウィキペディア情報ですが、
篠田監督の映画のことも知りました。確かにフェレイラは丹波哲郎さんですね。
他にも、加藤嘉さんとか、他界された良き役者さんのお名前見て、
ちょっとそそられましたが、もう、あの拷問シーンは見たくないです。bearing
キリスト教圏への刺激が強すぎて?か、bookノーベル文学賞の候補から
(欧米の圧力で⁈)外されたそうですが、なるほどね〜、と。
信仰や宗教には、その威力と背中合わせに、当事者の問題ゆえ、
他者が裁けない(どの人生が正しいのか、みたいな)
永遠の課題みたいなものがあると実感しました。w(゚o゚)w

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