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2017年2月12日 (日)

ケラリーノ・サンドロヴィッチ「陥没」(シアターコクーン)

 2016/02/09
P1020812作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:井上芳雄・小池栄子・瀬戸康史・松岡茉優・山西惇・犬山イヌコ・山内圭哉・近藤公園・趣里・緒川たまき・山崎一・高橋恵子・生瀬勝久
(声の出演)峯村リエ・三宅弘城

あらすじ
(チラシコメントより)

昭和4年=世界大恐慌の年を描いた「東京月光魔曲」(2009)、昭和20年=敗戦の年を描いた「黴菌」(2010)に続く「昭和三部作」完結編の舞台として選んだのは、東京オリンピックを2年後に控えた昭和37年の新宿のはずれ。
建設されたはよいが、オープンにこぎつけられそうにない、あるレクリエーション施設。高度成長期で日本中が浮かれる中、どういうわけか時代の溝にはまってしまった1組の婚約中のカップルと2人を取り巻く人々を描く群像劇になるでしょう。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
というチラシ情報でしたが、ざっくり言うと、
主人公(瞳:小池栄子)の父親が不慮の事故で亡くなって2年。
天国在住の父は、あの世で健在。神様に将棋で勝ったご褒美に、希望を叶えてもらうと言うことで、神様同伴で現世に戻ってくる。是晴(井上芳雄)と幸せに暮らしているかと思いきや、二人は離婚し、さらに瞳は大門(生瀬勝久)という毛嫌いしていた年増の男と結婚し、何かと苦労が絶えない。
予想外の惨状に、耐えきれない父は、天国に戻ろうとせず、「七つ道具」などを使って元の鞘に戻そうとする。同伴でやって来た「この地域(渋谷)を管轄する神様」が父親捜索の為に人間の身体に乗り移ったりするために、ドタバタはグレードアップして…。というお話。

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職場の先輩たちと3人で新年会、は「観劇」して「夕ご飯」
ケラ作品が初めて、という2人(といっても私も実は3回目)に、好き嫌いが分かれるだろうなあ、などと思いつつ、プレオーダーが当たりました。 
ケラさんの作品(東日本大震災以前)は、一般的に、
・ナンセンス ・都会的な笑い ・意地悪 ・シュール ・クール ・シニカル
そして、ダークあるいはブラック です。
誘ったチケット担当者として、今回の舞台は気になるsweat02(タイトルからして「陥没」ですsweat01)が、4日の初日以降、ネットでの感想ツイートなどに「笑った」が多く見られ、え?そうなんだ??と思いながらの観劇。
 この日は午前中、急用が発生し、車の運転1時間、車を車庫にしまって15分で家を出る、というようなバタバタぶりの劇場入りでしたので、こりゃ〜寝ちゃいそう、と隣の座席に「私寝ちゃうかも」と宣言していたのでした。
 が、幕が開くと、これが、確かに笑えるお芝居で、お得意のプロジェクションマッピングも、どーんと派手(メンデルスゾーンの結婚行進曲が大音量で流れる中ですから)。休憩15分を入れて、3時間半という長い舞台にもかかわらず、眠くもならず笑いながら(最後はちょっとほろっとしながら)見終えました。(最後のシーンに流れる曲は「見上げてごらん夜の星を」)

購入したパンフレットを読むと、今回の舞台のコンセプトは、
『チェーホフ』プラス『ファンタジー』ということでしたが、チェーホフの世界にファンタジー要素ってほとんど無いよね〜、と思うところに、バーンと登場したのが、物語の冒頭シーン以外は生きた姿で出てこない父親(山崎一)の幽霊と、その付き添い神様(人じゃ無い)。
この『神様」は男女2人居て、舞台上は、ぼんぼりのような照明が降りてきたり上がっていったりしています(まさに神出鬼没!)この神様役の声の出演が、なかなか秀逸。「誰だろう??」と最後まで思いを巡らしてましたが、出演の13人ではなく、劇団ナイロン100℃の看板女優の峯村リエさんと同じく所属の三宅弘城さん(グループ魂のドラムも担当)
顔を白塗り(といってもバカ殿みたいな真っ白でなく、テキトーに白くした、というムラのある白塗り)にした亡き父との掛け合い漫才みたいなセリフにも大いに笑いました。

ケラさんお得意?の、小さなエピソードやちょっとした会話で、人物の性格描写をする方式(だからいつも上演時間が長めなんだ)は今も健在で、後半ほとんどが、1963年のある日のこと、です。時間の進み方がスロー(チェーホフっぽい)で、そこに昭和の暮らしぶりをどんどん投入し、笑いを誘う会話劇を(幽霊と神様も使って)進めていくので、ありえない〜のは判っていても、登場人物それぞれの気持ちを考えて観てしまうのでした。

今回は、出演者が揃っていて、しかも3人がよく見るテレビドラマ(朝ドラとか)への出演で顔を知っている役者さんが多かったので、実物見られて楽しかったことと、
ケラさんが井上芳雄くんとタッグを組みたかった、というだけあって、今までにない井上くんの演技が見られました。(主役ながら受け身の役とか、突然激昂する、とか)。昭和チックな服装で、スタイルも抜群の小池栄子さんと緒川たまきさん(コメディエンヌっぷりを実際に見たし、観客として視覚的にも楽しかったね〜というのが3人の共通した感想)瀬戸康史くんは、顔の小ささが際立っていたし、一人4役をこなした山内圭哉さんも上手でした。

そんな、劇に満足して、夕食は、女子会新年会に適したお店でコース料理(3時間飲み放題つき)。この日はお天気がみぞれ混じりの寒い日でしたが、充実した一日でした。
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鴨肉                 こちらは桜肉(馬)

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コブサラダ               カツ
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焼き鳥                サーモンとアボガドの和え物
P1020820          桜鍋(キクラゲ大盛りがスゴかった!)
最寄り駅で、折りたたみ傘が突然壊れ、渋谷駅地下のアフタヌーンティで傘購入。
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雪の日デビュー!傘となりました。

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コメント

私も来週いきます!シリーズ第1作の「東京月光魔曲」は観たのですが、ちょっと苦手なグロい場面があったので、「黴菌」は行かずじまいでした。今回は井上くんがご出演とのことで恐る恐るチケットをとりましたが、笑いの多いファンタジックな作品のようで安心しました。
それにしても、かちゃまたさんのグルメ情報はいつもうらやましいほど豪華ですねshine眼福です!

Pippiさま
陥没、オススメ出来ます❣️もう1度見られるものなら見たい、
と思えるケラさんの舞台なんて私にとっては初めてです。

奥様の緒川たまきさん、この方の影響を受けてもいるんじゃないかと
勝手に思っています。やっぱり、結婚💒って、いいことですよね〜( ◠‿◠ )

Pippiさんのサイトにもあったチロルチョコのデコチョコ🍫
今年は、五郎丸が我が家で初めて迎えるバレンタインデーなので、
なんていう口実で、😸ネコチョコ🍫、オーダーしてみました。
親バカになってまーす。

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