カテゴリー「映画・テレビ」の147件の記事

2018年11月18日 (日)

映画「ボヘミアン・ラプソディ」

2018/11/15

この秋の話題作と言われている映画(ミュージック・エンタテインメント)を見てきました。かつて世界中を熱狂させた伝説のロックバンド《クイーン》の物語。
Img_3449
 監督:ブライアン・シンガー
 脚本:アンソニー・マクカーテン
 音楽:ジョン・オットマン
 出演:ラミ・マレック(フレディ・マーキュリー)、ルーシー・ボイントン(メアリー・オースティン)、グヴィリム・リー(ブライアン・メイ)、ベン・ハーディー(ロジャー・テイラー)、ジョゼフ・マッゼロ(ジョン・ディーコン)他
movie
 解説:(TOHOシネマズマガジンより)
1991年に45歳の若さで亡くなった人気ロックバンドQueenのボーカル、フレディマーキュリーの伝記ドラマ。従来の常識を打ち破った名曲の誕生秘話や波乱に満ちた彼の生涯を描き出す。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
中学生の頃、クラスメイトと学校帰りに立ち寄った(本当は立ち寄り禁止だったっけ?)レコード店だか書店(丸善?)に大きなポスターが掲げられていて、彼女の2歳年上の秀才お兄さんが好きだという「クイーン」の4人についてポスターを眺めながら、メンバーについてのレクチャーを受けたのが私とクイーンの出会いでした。
この映画を見ること=人生を懐かしむこと、かなぁ、などと薄ぼんやり考えていたのは映画の序盤でだけで、あとは、フレディの愛と孤独とプレッシャーと父親との確執に苦しむフレディの人生を、彼の享年を10年以上上回った私が涙しながら観る映画で、父親は終盤にも登場し、冒頭のやりとりが最後に回収される手法にまた涙。
 ライブ・エイド(LIVE AID: 1985年7月13日、イギリスのウェンブリー・スタジアムで行われた20世紀最大のチャリティコンサート音楽イベント)の再現性が素晴らしく、その臨場感(ピアノの上の紙コップに入ったペプシコーラまで多分当時の再現だと確信)に圧倒されて映画だということを忘れそうになる。
 フレディの人生は異端で、革新的で既存の枠に収まらない才能(マイクパフォーマンスなどはほとんど即興のようだし、レコードアルバムのジャケットデザインの絵も文字の装飾もセンス良いheart04)の持ち主で、一言でいえばやはり天才!!その上歯が一本多い?ゆえの口蓋の大きさが拍車をかけた(本人の弁happy01)ほとんど唯一無二の優れた歌唱力(2時間聴いていてもオッケーですscissors)。けれど、人に秀でた部分はその反作用で、セクシャリティや孤独に苛まれる運命も持ち合わせることとなり、最終的に彼は45年の生涯をHIV感染が元になって閉じるのでした。
 そのフレディは、大変な猫好き人間でもあったのは初めて知りました。沢山の猫が映画に登場します。いちばんお気に入りの猫(デライラ:三毛猫♀)には一曲献上しているそうです。(彼の唯一のシングルアルバム、Mr.バッドガイ、の中の収録曲:タイトルもズバリ猫の名前の「デライラ」)他にも ゴライアス(黒猫)、ミコ(三毛)、オスカー、ロメオ、リリーのように多頭飼いの愛猫家です。デライラの歌の日本語訳では「デライラの行動は予測不可能」だとか「僕の家はデライラの家」など、歌詞見ただけでもメロメロ飼い主だったことが判る〜cat
感想をまとめると、ライブの臨場感とフレディの孤独&才能の再確認、がこの映画の感想ですが、あともう一点、4人の中で私がいちばん好きだった(と過去形で言ってますが今もご存命ですsweat02)ブライアン・メイ、がWe will Rock Youの前奏を観客参加型で作り出す過程が描かれていて、名曲の成り立ちが判ってよかったですcatface。彼も頭脳明晰で斬新でカッコイイ。メイ役のグヴィリム・リー氏は、眼差しが優しくて、私的には本物以上かも?と私の目には映りました(o^-^o)  
Queenの中でのブライアンの存在(の大きさ)を改めて認識出来ましたwink

2018年11月14日 (水)

映画「旅猫リポート」

2018/11/14

毎月一回、仕事の合間(自分へのご褒美?)に見るレディースデーの映画館。

Img_1578
今回は「旅猫リポート」。強い絆で結ばれた人とネコとの旅物語。
原作:有川浩
監督:三木廉一郎
脚本:有川浩・平松恵美子
音楽:コトリンゴ
出演:福士蒼汰、高畑充希(ナナの声)、広瀬アリス、大野拓朗、山本涼介、前野朋哉(虎丸の声)、田口翔太、二宮慶多、中村靖日、戸田菜穂、橋本じゅん、木村多江、田中壮太郎、笛木優子、沢城みゆき(モモの声)、竹内結子 他
movie
 解説(シネマのパンフより):心優しい青年と相棒ネコが人生最後の旅に出る
「図書館戦争」などで知られる有川浩の同名小説を福士蒼汰主演で映画化。5年間飼ってきた元野良猫のナナをある理由で手放さなくてはならなくなった悟が、ななと一緒に新しい飼い主を探す旅に出る。ナナの声を高畑充希が担当。
Img_4950
(以下ネタバレあり)
原作既読,、猫も含めてキャスティングがピッタリだという印象。サトルの両親の役は、比較的誰でも可能な(原作の)印象でしたが、木村多江さんと橋本じゅんさん、という組み合わせは予想外😁でもサトルと似てる必然性もないのですんなり受け止められました。猫の声役も高畑充希のキビキビ喋る声がイメージに合ってたけれど、でもオス猫なので声優男子のどなたかが演じても良かったかも?原作を読んでいるときには全く気にならなかったけれど、実際に高畑充希さんがセリフにして猫の声として聞くと、ストーリーの中で猫がかなり喋っていることに気付きました。字幕にするわけにもいかないということで、ちょっと喋り過ぎな感じはあったかも…。

それにしても、猫の演技は素晴らしいです。
原作通りに演じています。交通事故で負傷して入院している姿とか、演技だよね〜?!どうして出来るの⁇?。名演技のクライマックスは(原作でも泣きましたが)サトルが入院している病院の玄関自動ドアのところで必死に入りたがる切なくて胸が締め付けられるような姿…もう涙腺緩みっぱなしで、持っていたハンカチタオルが涙でしっとり濡れてしまうほど(見終わった後でトイレで顔を見たら、目は充血してアイシャドウなどにメイクは全部落ちてしまっておりました。

猫のいる暮らし未体験の頃は、ボリショイサーカスの猫の演技見ても、あらこの程度⁈ などとしか感じなかったのですが、自分で猫を育ててみて初めて「猫は飼い主の意のままにならないし、指示を聞かない生き物である」ことに気づかされました。サーカスでヒトに寄り添ってステップしたり指示された場所に留まる、動く、鳴く、抱っこされる等々のいわゆる演技は同じ猫とは信じがたいぐらいのすごいことだと改めて認識、それと同様に今日の映画の猫も凄かった!。
ネコの演技にアカデミー賞があったらあげたいぐらいです。視線はどうしてもカメラ目線になってしまったりガン見しちゃったりしてましたけど、帰宅して我が家の猫をしみじみ眺めたら、五郎丸は、まず、体型全体がデカ過ぎ、鳴き声小さ過ぎ、ちょっとしたことにビビり過ぎ、で演技どころではない猫だと感じました。主演の鉢割れネコくんよりも優っているかも、と思えた点は、毛並みだけかなぁ?。アンダーコートがない日本猫なのか、ナナ役のネコ君は毛並みがちょっとボサボサでした。撮影大変だったのかな?お疲れ様でした。
福士蒼汰くんは、入院先の病棟で、ニットの帽子姿でした。高校生を演じた姿も違和感なかったし、セリフ遣いはやや△なところもあったけれど最後の方で言葉が少なくなってくる頃(&ニット帽姿)は、その姿が、長男の幼稚園からの友人で14歳で小児癌で亡くなったS君を彷彿させるものであったこともあり、涙のコントロールが効きませんでした。(映画館の周囲の席の人たちも結構泣いてた)。ストーリー的には、主人公が本当に薄幸で、お涙頂戴的だとは分かっていても、どっぷり浸かって泣ける映画でありました。
《追記》
映画に登場したネコについて、分かった事を記します。
毛並みに特徴があったので、調べてみたら、猫種が判りました。
セルカーク・レックス(Selkirk Rex)という種類で、雑種とペルシャ猫の交配から出来たネコで1987年アメリカのモンタナ州出身だそうです。
羊のようなモコモコ感があります。
それともう一つ、主人公が乗っていた車。猫1匹乗せて旅するにはピッタリな小さめでお洒落な車、映像見ていて左ハンドルだったので、何という何処の(国)の車かなぁ、と見入っていたところ『Panda』と車体後ろ右側に。
帰宅して調べたら、イタリアFIAT社のPandaという車でした。主人公とその状況に合わせて、薄いグレー色の車でしたが、ホームページで見ると、赤色がとてもキュートheart04rvcar なのでありました。

2018年11月13日 (火)

映画「ビブリア古書堂の事件手帖」

2018/11/12

Img_1176
キャッチコピーが「本がつなぐ《過去》と《今》心揺さぶる感動ミステリー」」というものでした。予告編につられ、映画監督が三島有紀子さんだったので映像がきっと美しいだろうという予想の元に、ランチの約束前に渋谷へダッシュで行って見たmovie
 原作:三上延
 監督:三島有紀子
 脚本:渡部亮平 松井香奈
 出演:黒木華、野村周平、成田凌、夏帆、東出昌大、神野三鈴、渡辺美佐子他
解説とあらすじ(シネマトゥディより)
古書にまつわる謎を解き明かす若くて美しい古書店主が主人公の人気小説を、『幼な子われらに生まれ』などの三島有紀子監督で映画化したミステリー。古書店主のヒロインと彼女の推理力に心酔する青年が、希少本を狙う謎の人物の正体に迫るさまを描く。古書の知識が豊富で推理力に長けたヒロインを『小さいおうち』などの黒木華、ヒロインを手伝う青年を『サクラダリセット』シリーズなどの野村周平が演じる。
*あらすじ

北鎌倉にある古書店「ビブリア古書堂」。夏目漱石の直筆と推察される署名入りの「それから」を持ち込んだ五浦大輔(野村周平)は、持ち主である亡き祖母の秘密を解き明かした店主・篠川栞子(黒木華)の推理力に驚く。その後栞子を手伝うことになった大輔は、彼女が所有する太宰治の「晩年」の希少本が、「人間失格」の主人公と同じ「大庭葉蔵」を名乗る人物に狙われていることを知る。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
(以下ネタバレ)
三島有紀子監督(元NHK番組制作→独立して映画監督)の作品は、中谷美紀主演の「繕い裁つ人」を3年前に観に行ってます 。映像が綺麗で、特に光線(窓から差し込む太陽光線のような光)の映像が秀逸で、動画というより静止画的な印象が残る映画だったので、今回の舞台(鎌倉の古書店)も期待して観に行きました(番宣の映像にそそられた)。映像Good! 、配役(キャスト)Good!、だけれども、ストーリーが△でした。途中で犯人も目星がついてしまい、岸壁での暴行シーンには演技もヘタだし、シラけてしまったなぁdown
雨の中佇む東出昌大くんの帽子に降り注ぐ雨水の量も極端に多過ぎて漫画チックに見えて切なさがすっ飛んでしまったというのもあるけれど、基本的に私は、不倫物がNGであります。人の道に反する人物は幸せになって欲しくありません。夏帆が演じた絹子は、最終的に踏み留まる!拍手だ。そうそう、現実的に生きて行くのはやっぱり身ごもった女性だよね。
 映画のホームページで三島監督が言及していた言葉
「自分自身、本当の出会いから人生に大きな影響を受けてきました。知らない世界を知る喜びは、心を豊かにしてくれます。」
この映画の根底にある思想がそうであれば、見た価値あり、であるけれどね。
エンディングの音楽(歌)が、サザンオールスターズの「北鎌倉の想い出」作詞&作曲 桑田佳祐、歌 原由子 がしみじみ良かった。鎌倉って素敵なところです。(海辺の撮影は、下田や東伊豆町だったみたいだけどねcoldsweats01

にほんブログ村 主婦日記ブログ 兼業主婦へ
にほんブログ村

 

2018年10月19日 (金)

映画「日日是好日」

2018/10/15

Dsc_0722
  実家の母と映画鑑賞&入院中の父親のお見舞いに行く。実家ー映画館ー病院、を結ぶルート上で、しかも曜日を選ばずにシニア料金で(母は申し分なくシニアですが、私はここの映画館のハッピーシニア55料金であればクリアhappy01heart04)観られるところは昨秋より開業した調布駅前のシアタス調布なのでした。しかも駐車場広いrvcar
 前回の父の入院時に、同じような形で、初めて来た映画館で、その時観た予告編がこの「日日是好日」でした。前回は「モリのいる場所」 で、この映画でも樹木希林さんは主演の山崎努さんを支える妻として主演並みの演技でしたが、今回も樹木希林さんあっての映画movie。母は「万引き家族」はあまり観たいと思わないと言っていましたが、私は観た訳で、樹木希林さんのこの3本の映画のいずれも高齢者の演技ながらその演じ分けぶりに圧巻でした。
日日是好日
原作:森下典子
監督&脚本:大森立嗣
出演:黒木華、樹木希林、多部未華子、鶴田真由、鶴見辰吾 他
解説(テアトルシネマのチラシより)
季節のように生きる。雨の日は雨を聞く。雪の日は雪を見て、ンツには夏の暑さを、冬は身の切れるような寒さを。五感を使って全身で、その瞬間を味わう。
真面目で理屈っぽくておっちょこちょい。そんな主人公・典子は母に勧められて、お茶を習うことになった。20歳の春だった。それから24年。就職の挫折、失恋、大切な人との別れ。いつも側にはお茶があった。やがて「日日是好日」という言葉を噛みしめていく美しき時の流れ。この映画は、うちなる自由と生きる喜び、そしてかけがえのない『今』を描く物語である。
黒木華、樹木希林、多部未華子の初共演で贈る、一期一会の感動作
「お茶」の魅力に気付き、惹かれていった女性が体験するのは、静かなお茶室で繰り広げられる、驚くべき精神の大冒険。監督・脚本は大森立嗣。原作は人気エッセイイスト・森下典子が茶道教室に通う日々を綴ったロングセラー。
Dsc_0724 Dsc_0725
 映画を見ながら、母とポップコーンの他に日日是好日セット(緑茶とどら焼き)戴きましたhappy01clover
樹木希林さんの着物姿が美しく、茶道の所作も(茶道の師範を持っている母に言わせると)かなりピシッと演じていて素晴らしいのひとこと。この映画のために茶道の先生のところへ通い、集中的に所作を会得したそうですが、実にカッコイイです。まるで本当の茶道のお師匠さん、という感じでした。主人公との関係でいえば彼女を置いて他にこの役を演じられる女優さんって、ちょっと思いつきません。ただ美しくて教え方が完璧な「上品なおばあさま」ではダメなのですこの映画では。主人公の紆余曲折に寄り添える器でないと…そうなるとやっぱり樹木希林さん。
最後の最後まで職業を全うして、充実した75年の生涯、素敵だなぁ、と改めて感じ入りました。
 母から、お茶の道具、よかったらあげるわね、なんてランチしながら言われましたけど、正座が苦手で、着物にもあまり興味がない私には、ちょっと向かない趣味だと思う。和菓子は好きなんだけどね〜
Img_1067
大森立嗣監督の父親が麿赤兒さんで、弟が大森南朋さんだってことを母に説明したら、初めて知ったと言ってました。確かにこの父子は似ていないsmile

にほんブログ村 主婦日記ブログ 兼業主婦へ
にほんブログ村

2018年10月 2日 (火)

映画「寝ても覚めても」・「響ーHIBIKI」

2018/09/19&26

乳がん検診のため2週連続大学病院の予約が入っていた。水曜日であったhappy01
映画館のレディースデーを使って何か観ようsign03 と思っていたその時、
朝日新聞の9/18朝刊、文芸面に映画についての記事が掲載されていた。
(以下、引用)
。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚
見出し: 日本映画の新芽 東京芸大から 専攻設置13年 幅広い人材輩出
 
東京藝術大学大学院に映像研究科映画専攻が設立されたのが2005年。北野武、黒沢清という一流監督を教授に迎え、優秀な学生を集めての船出だった。以来10年余り。少々時間を要したものの、東京芸大出身者が今、ついに日本映画の様々なジャンルで先頭に立ち始めている。
。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚
ということで、その紙面で写真付きで紹介されていたロードショー中の映画2本を週1ベースで観ました。
1本目:「寝ても覚めても」監督:濱口竜介
2本目:「響ーHIBIKI」 監督:月川翔
この2本、趣が全く違っていました。なんでも濱口監督の修了制作『PASSION』を見て打ちのめされた月川監督が同じ土俵で勝負をしないことに決めてエンターテイメントを作ることにしたのだそうです。
月川監督にとっては「芸大で学んだこととエンターテイメントの世界でやってきたことをやっと融合することが出来た」そうで、…良かったですね〜私も嬉しいhappy01
Dsc_0715 Dsc_0713
寝ても覚めても
原作:柴崎友香(第32回野間文芸新人賞)
出演:東出昌大(2役)、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大和、仲本工事、田中美佐子
あらすじ(シネマトゥデイ)
麦(東出昌大)と朝子(唐田えりか)は恋に落ちるが、麦は彼女の前から突然居なくなってしまう。それから2年がたち、彼女は麦との思い出が残る大阪を離れて東京で暮らし始める。ある日、麦と外見はそっくりだが性格の違う亮平(東出昌大)と出会う。麦のことを忘れられないがゆえに彼を避けていたが、一方の亮平はそんな彼女に強く惹(ひ)かれる。亮平と接するうちに彼に惹(ひ)かれていく朝子だったが......。
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。
映画のジャンルで行ったら、ロマンスになるのだそうです。
主人公の2人が、よく言えば純粋、悪く言えばワガママで浮世離れしているのでした。ラストシーンが、なんとも言えない空気感。この映画は悲劇かな?と思わせるあたりで幕切れです。でも、中途半端に幸せになってしまうのも興ざめですからこれでいいのかもsign02
Dsc_0720
響ーHIBIKI
原作:柳本光晴
出演:平手友梨奈、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、柳楽優弥、北村有起哉、野間口徹、小松和重、黒田大輔、板垣瑞生、吉田栄作、小栗旬
解説(シネマトゥデイ)
マンガ大賞2017で大賞に輝いた、柳本光晴のコミック「響~小説家になる方法~」を実写化したドラマ。突如として文壇に現れた10代の作家が、さまざまな人たちに影響を与えるさまが描かれる。監督は『となりの怪物くん』などの月川翔。欅坂46の平手友梨奈がヒロインにふんし、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、柳楽優弥らが共演する。平手は映画初主演。
あらすじ(シネマトゥデイ)
突如として文学界に現れた、鮎喰響(平手友梨奈)という15歳の少女。彼女から作品を送られた出版社の文芸編集部の編集者・花井ふみ(北川景子)は、彼女の名を知らしめようと奔走する。やがて響の作品や言動が、有名作家を父に持ち自身も小説家を目指す高校生の祖父江凛夏(アヤカ・ウィルソン)、栄光にすがる作家、スクープ獲得に固執する記者に、自身を見つめ直すきっかけを与えていくようになる。
♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:
原作未読、でもこの映画、キャスティングぴったりで賞、を贈呈したくなりました。
平手友梨奈さん、なかなかのはまり役だと思えたし、文芸部の先輩で部長&文壇の大物作家の娘を演じたアヤカ・ウィルソンさんもとても好感が持てました。銀魂2で、主役と脇役を派手に演じていた小栗旬くんと柳楽優弥くんは、真逆の役smile、そんなところだけでも私にはエンタメ度が高いです!(勝手に評価) 北川景子さんは、この映画を見る前の晩、録画しておいたテレビドラマの「指定弁護士」で主演していたのを見たりしていたので、このお姫様顔(現在大河ドラマで篤姫役)が、働く姿も似合っててますます好きになりました。ガンバレーsign03 友人の情報によると、彼女と夫のDaigoは、我が家から300mほどのマンションにお住まいとかで、勝手に応援していますwink。芸能情報に詳しいその友人によると、今年の大河ドラマ:西郷どん、で主役の鈴木亮平さんが、駅の向こう側にある(某財閥グループのグランドを潰して建てた広大な敷地内の)マンションに、そして福井藩主の松平春嶽役の津田寛治さんが、我が家から500メートルほどのところ(川沿い)にお住まいなのだそうです。たまたまなのだろうけれど、点在していて面白いなぁ。
 話が脱線しましたが、私は、月川翔監督支持派です。文壇や出版業界、マスコミなどのいかにもっぽい世界が楽しめました。芥川賞も直木賞も同時に受賞できるような作品を生み出せる才能の持ち主なら、あり得そうな姿を平手友梨奈は好演していました。
それにしても、その受賞作品「お伽の庭」ってどんなお話なんでしょう?読みた〜いbook  book  book
 新聞記事は、「いま、東京芸大から新しい波が起きようとしている。」で結ばれていました。楽しみ楽しみ…(◎´∀`)ノ

にほんブログ村 主婦日記ブログ 兼業主婦へ
にほんブログ村

2018年9月13日 (木)

映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」

2018/09/12

Dsc_0712
義母が入院したり気持ちが落ち込むことがあったので、気分転換に映画を観る。
仕事の合間に見る都合で映画は3つに絞られた。
1きみの膵臓が食べたい
2銀魂2
3検察側の罪人
どれにしようか迷った挙げ句、一番お気楽気分で楽しめそうな銀魂2にしたのでした。

昨年、銀魂1を見て主演の3人が好き❤だったので、私自身は福田雄一ワールドがやや好き(大好きでない)程度でしたが、今回新たに加わるメンバーも楽しみだし‼と原作未読で観賞。
135分という長い映画で(シネコンの駐車券は4時間サービスついてました!)オバサンの私で大丈夫かなぁ、と一抹の不安がありましたが、結局オッケ〜(*´v゚*)ゞでありました!
movie
銀魂2
原作:空知英秋
監督&脚本:福田雄一
出演:小栗旬(坂田銀時)、菅田将暉(志村新八)、橋本環奈(神楽)、柳楽優弥(土方十四郎)
三浦春馬(伊藤鴨太郎)、窪田正孝(河上万斉)、吉沢亮(沖田総悟)、勝地涼(徳川茂茂)、夏菜(猿飛あやめ)、長澤まさみ(志村妙)、岡田将生(桂小太郎)、ムロツヨシ(平賀源外)、キムラ緑子(お登勢)、佐藤二朗(キャバクラ店長)、堤真一(松平片栗虎)、中村勘九郎(近藤勲)、堂本剛(高杉晋助)
解説とあらすじ(シネマトゥデイより)
「週刊少年ジャンプ」連載の空知英秋の漫画を実写映画化したSF時代劇『銀魂』の続編。宇宙から来た天人(あまんと)に支配された江戸を舞台に、侍・坂田銀時と仲間たちの周囲で起こる騒動が描かれる。小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、長澤まさみ、岡田将生、中村勘九郎らが再結集するほか、大家役でキムラ緑子が新たに参戦。前作に続き福田雄一がメガホンを取った。
(あらすじ)
天人(あまんと)が台頭する江戸。家賃を払うお金もない万事屋3人衆は、生活のためにアルバイトを始めるが、どのバイト先でもなぜか天下の将軍様と遭遇する。同じころ、江戸の治安を守る特殊警察・真選組で内紛が起こり、創設以来最大の危機は、将軍をも巻き込む陰謀へと発展する。


☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*
出演者が、ゴーシャス!。イケメン俳優無駄遣い映画、と言われるだけのことはある(笑)。いろいろなパロディが(お話の設定そのものが、スターウォーズの世界観)
わかっちゃいるけれど、やっぱり笑いを誘います。ジブリのパロディは、正統派?のネコバス→アライグマバスでしたが、何故か、平賀源外(ムロツヨシ)が乗って来て、アライグマのバスはりんごappleを前足で洗いながら、行き先変更もネコバスと一緒(江戸城行きにガチャガチャと変更して)箱根から飛んで行ってしまう。バスのドアの開閉方法や座席のフワフワ感とか実写版だと可笑しみがこみ上げますsmile
 原作未読なので、話の展開を純粋に楽しめました。今回は、主演の3人(いつもながらに息のあった良いコンビぶりで楽しめましたが)の他に、前回と同じ配役ながら演じ分け(ヘタレ部分、オタクぶり)のメリハリが見事だった柳楽優弥くんと、沖田総悟がハマり役で「キャー、新選組の沖田総司by燃えよ剣:司馬遼太郎、を彷彿させる迫力だわ〜lovelyと惚れ惚れしました吉沢亮クン、インテリの悪人ぶりがなかなか似合う三浦春馬クン、るろうに剣心の佐藤健くんっぽい雰囲気バッチリの窪田正孝クン、映画鑑賞に耐えうるルックスと演技力の彼らに気分爽快!!映画って私のクスリhospitalwineだと改めて思いました。中村勘九郎さんは、前回よりも歌舞伎役者らしい見栄切り場面が多かったですね。その反面、残念だったのは、佐藤二朗さんのくどい台詞や、キムラ緑子さんのオーバーリアクション気味のおばちゃんぶりcoldsweats02、夏菜さんもお気の毒な感じだったし、福田雄一さんの行き過ぎ脚本がちょっと鼻につきましたdown
 それにしても、135分にまとまっているとはいえ、もっともっと長時間の撮影現場、きっと役者さんたちは思い切り楽しんだのだろうなあ〜とか想像してしまうような映画でした。 
 シネコンの映画館で、450席もあるスクリーンで鑑賞、観客は10%ぐらいだったかな?5分違いで上映の「検察側の罪人」や1時間違いの「君の膵臓が・・」にジャニーズファンやアニメ好きが流れていっているのでしょうが、オバサンはほんのわずかでありました。
 

2018年8月22日 (水)

映画「ミッション・インポッシブル」

2018/08/19

Dsc_0705
先週の買い物(私のサンダル)の返品交換という用事があるのと食料買い出しに上乗せして、夫婦で映画。前回一緒に観た「万引き家族」の折に、予告編でオットが見たがっていた作品。
原作 ブルース・ゲラー
監督&脚本 クリストファー・マッカリー
音楽 ローン・バルフェ
出演:トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファガーソン、ショーン・ハリス、アンジェラ・バセット、ヴァネッサ・カービー、ミシェル・モナハン、アレック・ボールドウィン、
解説とあらすじ(シネマトゥディ より)
イーサン・ハント率いるスパイチームの活躍を描いた人気シリーズの第6弾。複数のプルトニウムを盗んだ犯人をイーサンたちが追う。前作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』に続いてクリストファー・マッカリーがメガホンを取り、トム・クルーズ、サイモン・ペッグらおなじみの面々が結集。飛行するヘリコプターにしがみついたり、ビルからビルへ跳躍したりするなど、トム渾身のスタントが今作でも見られる。
*あらすじ
盗まれたプルトニウムを用いて、三つの都市を標的にした同時核爆発の計画が進められていることが判明する。核爆発阻止のミッションを下されたイーサン・ハント(トム・クルーズ)率いるIMFチームは、犯人の手掛かりが名前だけという困難を強いられる。タイムリミットが刻一刻と迫る中、イーサンの行動に不信感を抱くCIAが放った敏腕エージェントのウォーカー(ヘンリー・カヴィル)が現れる。
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。
 ネットで座席を予約して行きましたが、座席の後方(通路より後ろ)シアター内の全シートの3分の2ぐらいはほぼ満席でした。上映開始時間9時、という朝の時間帯でもあり、今回はポップコーン購入はやめておきましたが、多分正解です。アクションシーンがてんこ盛りで、手に汗握る状態が続き、手も口もポップコーンのために動かせない感じですsmile
 ただし、アクションシーンを撮るためにストーリーを後付けしたような(3年前にも同じ感想だったかも)流れがあり、冒頭の地上8000メートル?からのスカイダイビングは凄かったけれど、着地先の建物が「えっ!?これ??」という印象(中身はディスコ)だったり、という具合。そこの男子トイレでの大乱闘はこの映画の中の格闘シーンで一番迫力がありましたし、トイレが清潔で高級感があり広々していましたが、そのシーンの終わり方もやはり、え!?でした、スパイ映画というより、ほとんどターミネーターですsmile。ここの場面では、最後に銃を使ってこの場を収めたのが
イルサ(美人のイギリス諜報員)。このような感じで、「わ〜、もうダメだ!」という手に汗握る展開の後に誰かから「その場を切り抜けるヘルプ」が出る、という流れが最後まで続くお決まりの流れで、最後はいつも、これにて一件落着、であります。
 主人公のトム・クルーズの一生懸命さ、今回の相棒役ヘンリー・カヴィル(今まで出演した映画ではスーパーマンの役が有名)の格好良さと身体能力の凄さ、そしてロケ地(ロンドン・パリ・カシミール地方やニュージーランドの絶壁など)のゴージャスぶりには感服でした。ハリウッド映画そのものです。オット曰く「映画見るなら(万引き家族よりも)こういう方がスカッとするね」と満足気。カンヌ映画祭のパルム・ドール受賞した是枝裕和監督の映画でこれまで「スカッとした作品」ってあったでしょうか?(ないよね)。
 私自身は、前作から見ているため、イーサン(トム・クルーズ)をバックアップするルーサー(ヴィング・レイムス)とベンジー(サイモン・ペッグ)、MIF長官のアラン(アレク・ボールドウィン)や諜報員のイルサ(レベッカ・ファガーソン)が懐かしく感じられた映画でした。(しかも今回はアランの殉職がちと悲しいcrying。)

にほんブログ村 主婦日記ブログ 兼業主婦へ
にほんブログ村

2018年8月11日 (土)

映画「PEACE・NIPPON/ピース・ニッポン」

2018/08/10

Dsc_0703
 8/8のテレビ番組(NHK総合)で「美ら海ドローン大航海」というスペシャル番組が放映されました。夜のニュースに続けてそのまま夫婦で見ていたところ、ムスコ1から連絡が入り「今、NHKで放送中の番組、石垣島が出てくるけれど、まさにコレ!お勧めだよー」ということで、実際に見てきた人からの情報も加わり、最後まで楽しみました。ドローンで撮影、というだけのことはあって、迫力が違います。水中ドローンなるものもあり、海の中の絶景も次々と…。すっかり魅了されました。
 そこで、ふと思い出したのがこの映画。
友人(ママ友)のブログで、見に行って良かった、という評価☆☆☆☆happy01
オットにも話していましたが、なかなか2人で行く機会に恵まれず、で今に至りましたが、調べてみたら、上映館、時間、ともにもうチャンスが無くなりそうsweat01
なので、1人で行っちゃいましたsign03 こういうところの機動力、持ってる私smile
ピース・ニッポン(PEACE・NIPPON)
撮影・編集・監督 中野裕之
脚本 柴崎明久・中野裕之
音楽 岡野弘幹
出演 渡辺大・及川さきの
ナビゲーター 小泉今日子・東出昌大
解説とあらすじ(シネマトゥデイより)
『TAJOMARU』などの中野裕之が監督を務めた、国内の200か所を超える場所で撮影された日本の姿を追うドキュメンタリー。日本人の自然観に迫る「日本人の精神」、季節の変化を描く「日本の四季」、絶景を集めた「一期一会の旅」で構成され、全国津々浦々の稀少な風景を映し出す。小泉今日子と東出昌大がナビゲーターを担当した。
あらすじ:
熊本地震のため今は見ることができない天空の道や、晴天の日にすっぽりと霧が町を覆う愛媛県の肱川あらし。あるいは空中からとらえた栃木県の華厳ノ滝にかかる虹や、北海道の雄大な釧路湿原。全国にある絶景をさまざまな角度から映す。
movie
。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚
 パンフレット、写真が綺麗なので鑑賞後に購入。
その中の、監督インタビューのページにはこうありました。
「最初は、身近にある美しいものとして花火を撮りだしたんです。まあ言ってしまえば、お金をかけずに撮影出来るし(笑)〜中略〜。地球のあちこちの映像を『映像+音楽』というスタイルでまとめる仕事は30年ぐらいになりますね。」
なるほど!!。どおりで、花火の映像が素晴らしかったのだ(音も凄かった)。
日本の花火技師の腕前は、世界でも指折りなのでは?としみじみ思った。
 映画は全体を3部構成にしていました。「日本を知らない子どもたちと、日本を忘れかけた大人たちへ」というのが全体のテーマです。
1. 日本の精神: 日本人が持つようになった(神道と仏教が混交する)精神や自然観にフォーカスし、歴史と共に紐解く内容。
2. 日本の四季: 世界に類を見ない豊かな気候風土が変化を生み出す光景と季節の変化を巡る。微速度撮影などを使用した映像。
3. 一期一会の旅: 奇跡の絶景を日本列島の南(沖縄)から北(北海道)へ、簡単には出会うことができない美しい瞬間を紡いでいくリレー方式の旅。
これらは、東京オリンピックに向け、日本が注目されている今、日本の魅力を発見(再発見)してもらえるようにとの配慮だそうです。ストーリー仕立ての部分には、モデル出身の及川さきのさん、つい最近マドリード国際映画祭で外国語映画主演男優賞を獲得した渡辺大さんが出演。ナレーションの東出昌大くんとは義理の兄弟ですね。
 ナレーション、BGM,、共に映画評価(Yahoo映画のユーザーレビューなど)によると、今ひとつ不評です。確かにボリューム大きい。ナレーションが控えめに入っていない。BGMが一人歩き状態。例えばラヴェル作曲のボレロ。クラシックの交響曲なら小音であっても十分素敵です。それをジャズ風に変えしかも大音量。繰り返すフレーズが耳につくcrying。バッハのゴルドベルク変奏曲も同様。聴き心地が良かったのはサティのJe te veux(お前が欲しい)や 竹内まりあの「いのちの歌」(劇中歌)でした。外国人ウケのために音量を考慮した、みたいなことがパンフレットにありましたが、だったらなおのことクラシックの原曲を低音量で、がよかったのではないでしょうか?合唱は、中高生ぐらいの子供たちが良いかったのではないでしょうか?。
 映像と音楽が盛りだくさん、見ていて素晴らしいけれどちょっと疲れた映画鑑賞でした。(だからと言って、これを前編後編と分けられても、見にいくかどうかは不明だし。視聴者は自己中だなあ。お腹いっぱい過ぎても文句を言うのだからsmile
Dsc_0704
猫を飼い始めてから、旅行への気力が失せている私には栄養満点の画像がタップリの映画ではありました。渡辺大さん、受賞おめでとうsign01横顔とか眼つきの一部がお父様(渡辺謙さん)にソックリですねhappy01
 
にほんブログ村 主婦日記ブログ 兼業主婦へ
にほんブログ村

2018年7月28日 (土)

映画「万引き家族」

2018/07/26

Dsc_0699
本年のカンヌ映画祭最優秀作品賞(パルムドール)受賞、話題の映画
やっと見ました(家の人が見に行きたいと言いながらなかなか予定が立たず今日2人で行き、やっとこさ実現という運びsmile
万引き家族
原案・監督・脚本 是枝裕和
音楽 細野晴臣
キャスト: リリーフランキー、安藤サクラ、松岡茉優、池松壮亮、城桧吏、佐々木みゆ、緒形直人、森口瑤子、山田裕貴、片山萌美、柄本明、高良健吾、池脇千鶴、樹木希林 
解説とあらすじ(シネマトゥディ、映画レポート/ 映画.com  より)
[解説]
『誰も知らない』『そして父になる』などの是枝裕和監督による人間ドラマ。親の年金を不正に受給していた家族が逮捕された事件に着想を得たという物語が展開する。キャストには是枝監督と何度も組んできたリリー・フランキー、樹木希林をはじめ、『百円の恋』などの安藤サクラ、『勝手にふるえてろ』などの松岡茉優、オーディションで選出された子役の城桧吏、佐々木みゆらが名を連ねる。
[あらすじ]
治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は万引きを終えた帰り道で、寒さに震えるじゅり(佐々木みゆ)を見掛け家に連れて帰る。見ず知らずの子供と帰ってきた夫に困惑する信代(安藤サクラ)は、傷だらけの彼女を見て世話をすることにする。信代の妹の亜紀(松岡茉優)を含めた一家は、初枝(樹木希林)の年金を頼りに生活していたが……。
*映画レポートより抜粋(矢崎由紀子氏による)

 おそらく是枝裕和監督作品の中では、「誰も知らない」の遺伝子をいちばん多く受け継いでいるだろう。しかし、児童虐待から独居老人まで、いまどき日本の社会問題を6人の登場人物に背負わせた群像劇でもあるこの映画には、さらなる是枝的要素が混ざり合っている。子どもたちを愛し、愛される親になろうと奮闘する治と信代(安藤サクラ)の物語は、「そして父になる」の続編だ。また、法律的な善人が犯す悪(少女の親による虐待)と、法律的な悪人が成す善(治による虐待児の保護)を対比させた点は、「三度目の殺人」の流れを汲んでいる。まさしく集大成だ。

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。
 パルム・ドール作品賞を獲得するのには、役者の名演技が欠かせない訳で、この映画は、主役の家族6人がそれぞれにハマり役だったと思うけれど、その中でも秀でていたのは、安藤サクラさんと樹木希林さんの2人。是枝監督率いる「是枝組」という映画作成スタッフ集団が創り出してくれた空気の中で「呼吸するように演じられた、感謝」とインタビューで答えているサクラさsweat01sweat01んの言葉通り、全編通して「演じていないかのよう」な母親ぶり。池脇千鶴が刑務官になっての取り調べ室での対話場面は圧巻で、胸が熱くなりました。樹木希林さんの「おばあさんぶり」も安定の素晴らしさ!!。先月観た「モリのいる場所」で演じた熊谷守一の妻役と年齢的には余り違わないだろう外見にも関わらず、表情、セリフ、ふるまい(食べ方やパチンコ店での細かい演技、品のない感じ)が、映画によって全然違うので恐ろしいほど演技上手だと思いました。(前歯も無かったしcoldsweats02
 この家族の人間関係(実は誰1人として血の繋がりのない6人だった)は映画の終盤に続々と解明されていくことになるのだが、この6人の共同体は、家屋の持ち主のおばあちゃん(樹木希林)を支えるようにしながら本当の家族のように「振る舞って」いる。がしかし、深い絆は心身ともに無いため、おばあちゃんの死あたりから残された5人に逆風が襲いかかり、「家族のような形」はズタズタになって行く。全員で海に行ったり、隅田川の花火を(音だけ)家の軒下から皆で見上げたり、貧しいけれど皆で座卓囲んで食事したり、というような「いかにも仲良し家族らしい」光景は
一瞬の花火にも似たはかない美であり、その空気は暖かいけれどやはり不幸の香りが漂っている。
 子供は2人出てくるが、5歳の女の子は共同体の内部に安住しようと順応して行くのに反比例するかのように、おそらく通っていれば小学校高学年位の男の子は、「万引き」への罪の意識と思春期ならではの感情などからくる共同体の外への意識から出た行動が事件と事故に発展し、警察やマスコミに知れて社会に曝される。
 悩める万引き少年役を演じた城桧吏くん、良かったですし、5歳を演じた佐々木みゆちゃんのラストシーンの表情には旋律が走るような感覚を味わいました。けれど私は、この2人を見ているうちに、40年ぐらい前に見た「鬼畜(松本清張原作)」という映画を思い出していました。主人公役の緒形拳に捨てられる(日本海側のどこかの海岸から落とされる)5歳の息子を演じていた岩瀬浩規くんという子役のことをずっと考えていたのです。万引き家族の子どもたち同様、「親や境遇を選べない不幸を背負わされる子ども」の役では、私の映画鑑賞歴史上の涙を絞られた子役第一位であります。今回の5歳児と大きく違うのは、血の繋がった父子だった(でも妾の子で父親と息子の接点は限りなく少ない)という点。父親(緒形拳)は息子の身元が割れないよう証拠隠滅を計り海に落としますが、奇跡的に助かった息子は、ポケットにあった石盤のカケラから捜索が進み父親が捕まります。父親に対面した息子は、「ボクは、間違って崖から落っこちちゃったんだ。このオジサンは誰だかボクは知りません」と嘘をついて父親を救うのです。「このおじちゃん、知らない人」と何度も繰り返し婦警役の大竹しのぶが当惑する表情をするのですが、それに比べると、なんだろう、万引きを手伝わされる子供たちには、涙が出なかった。血の繋がりを超えた母性を演じて輝いてみえた信代役の安藤サクラがその辺を全部持って行ってしまったのかな??
 一緒に見に行ったオットは、昨今の社会問題をてんこ盛りに詰め込んでいる映画で、詰め込み過ぎてちょっとやり過ぎではなかろうか(フィクションっぽい感じが強くてちょっとシラケる)と言っておりました。(カンヌ受賞作品だから今回は見たけれど本心では「ミッション:インポッシブル/ フォールアウト(公開は8/3)」みたいな映画が見たいなぁ」とも言っていた)
遺族年金、工事現場、クリーニング店、そして風俗、皆それぞれ収入がありながら、あまりにも家は狭く、ごちゃごちゃ、貧しくて…この人たち、計画性が無さ過ぎ?とか傷の舐め合い生活が好きなんだろか?とドライな目で見るとそうとも受け取れます。
 松本清張の描いた「鬼畜」時代の子供への虐待は、目に見えやすかったしある意味わかりやすい(本妻vs妾など)構造でしたが、今の是枝監督が描く世界観は一見しただけでは「見えない」世界。社会が成熟すると、やはり一筋縄ではいかない複雑怪奇な人間関係や世の中になってしまうのかもしれないです。ある意味怖いbearing
Dsc_0700
 この映画は、ポップコーンが似合わなかった。たくさん余らせてしまいました

にほんブログ村 主婦日記ブログ 兼業主婦へ
にほんブログ村

2018年7月18日 (水)

映画「焼肉ドラゴン」

2018/07/17

 自分にご褒美!で出勤前の時間を使って映画館へ。
ロードショーも終盤になると上映時間帯が変わってくるので、第一候補は見送り、その次に見たかった映画です。
Dsc_0697
 連日の猛暑で外気温は暑い!、それに反して映画館は涼しい(シネコンの中でもコンパクトな部屋に観客20人足らず)、しかし上映作品は思い切り暑苦しいsmilesweat01sweat01
舞台作品を映画化したもので、監督は戯曲の作者と同一人物。観たかったけれどチケットが取れなかった作品です。
焼肉ドラゴン
原作・監督・脚本 鄭義信
キャスト: 真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、大泉洋、大谷亮平、根岸季衣、宇野祥平、大江晋平、イ・ジョンウン、キム・サンホ 他
( ^ω^ )
 映画について述べる前に、数々の受賞歴のある舞台版「焼肉ドラゴン」について。
舞台の方は、初演が2008年、再演が2011年、三演が2016年で作品には「読売演劇大賞」と「朝日舞台芸術賞グランプリ」が、作&演出の鄭義信氏には「紀伊國屋演劇賞」「鶴屋南北戯曲賞」「芸術選奨文部科学大賞」が授与されています。
圧巻の舞台作品、ということです。チケット完売で取れませんでした(上演場所は家から一番近いのに…bearing
 それを映画化したらどうなるのか?という興味と、役者揃いの出演者に惹かれて観たのでした。
映画の解説とあらすじ(ホームページとWikipediaより)

鄭義信作・演出による舞台「焼肉ドラゴン」は朝日舞台芸術賞グランプリ、読売演劇大賞および最優秀作品賞など数々の演劇賞を受賞。熱狂的な支持を受け2011年・2016年と再演を重ね、多くのファンを魅了しました。そんな演劇界では一流の演出家であり、映画界では『月はどっちに出ている』、『血と骨』などで脚本家としも名高い鄭義信が本作では初監督に挑みます。

そして、長女・静花役に真木よう子、次女・梨花役に井上真央、三女・美花役に桜庭ななみと美人三姉妹が揃い、静花への思いを秘めたまま梨花と結婚する男性・哲男に大泉洋など日本映画界を代表する豪華キャストが集結。さらにキム・サンホ、イ・ジョンウンら韓国の名優が我が子や店に集う騒々しい客たちを、いつも温かなまなざしで優しく包みます。

「小さな焼肉屋の、大きな歴史を描きたい」と語る監督の言葉通り、70年代の時代の記憶、人々のぬくもりが鮮明に蘇り、明日を生きるエネルギーで溢れる人生讃歌の物語に仕上がりました。

(あらすじ)*舞台版のあらすじであり、映画では時生の亡くなり方など少し異なる部分あり

金龍吉は第二次世界大戦に従軍して左腕を失い、四・三事件で故郷の済州島を追われて来日した高英順と再婚する。龍吉は長女・静花と次女・梨花、英順は三女・美花をそれぞれ連れており、二人は国有地を不法占拠した集落で焼肉店「焼肉ドラゴン」を開業し、やがて長男の時生が生まれた[15]

作中では1969春から物語が始まり、中学生となった時生が「僕はこんな町大嫌いだ!」と屋根の上で叫ぶ[16]。梨花は李哲夫と結婚パーティーを挙げようとしていたが、区役所の窓口で担当者と哲夫がケンカして婚姻届を提出できなかった[16]。夏になると国有地から立ち退くように一家は通知を受け、有名私立中学に通う時生はいじめにあって不登校となる[16]。哲夫が働かないこともあって梨花は立腹し、かつて付き合っていた静花の事をまだ好きなのではないかと責める。これを気にした静花は尹大樹と付き合うが哲夫はそれでも好意を捨てず、梨花も常連客の呉日白と関係を持つようになった[16]

いじめが続いて時生は失語症となり、美花は勤め先のクラブの支配人の長谷川との不倫が明らかになる[16]。冬になり静花と大樹は婚約したが、そこに哲男が現れて静花に一緒に北朝鮮帰国事業で移住する事を求め、静花はこれに応じる[16]留年した時生に対してそれでも学校に通うよう龍吉は説得するが、時生は屋根から飛び降り自殺をしてしまう[16]1970になり、妊娠した美花と結婚するため長谷川は妻と離婚した。土地の収容に訪れた公務員に、龍吉はこの土地は自分が買ったものだと主張し、感極まって「戦争でなくした腕を帰せ」、「息子を帰せ」と叫ぶ[17]

 

1971春、ついに店は取り壊される。哲夫は帰国事業で二度と再会できなくなる未来を暗示するように記念写真をしつこく撮り[17]、梨花は呉日白と韓国へ移住、三女の美花は長谷川と日本でスナックを経営して一家は離散する[16]。龍吉と英順はリヤカーに荷物を載せて去り、死んだ時生が屋根の上に現れて「アボジ!オモニ!本当はこの町が大好きだった!」と叫ぶ中で桜の花びらが降ってくる[18]

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
 冒頭シーンとエンディングのナレーションは、長男の時生くんです。これは舞台版と同じにしているようで、ラストシーンの夫婦2人は、まるで舞台っぽい光景とセリフと動作でした。今回、あらすじを敢えてウィキペディアから引用したのは、映画の公式サイトなどは、好意的にまとまっていて物語の暗さやダメダメさがわかりにくいと思ったからです。
 冒頭から非常に騒がしい光景が延々と続く、うるさく、面倒臭く、一見はちゃめちゃ。その中心人物でもある母親(オモニ)は、実はあたたかくて優しい人物でもあります(だんだん判ってくる)が、とにかく、日本人とは違う!泣いたり怒ったりがストレートに爆発する上に、大阪という場所柄もあって、日本語と韓国語と大阪弁が飛び交う!!スゴイです。実際にこんな場面に遭遇したら、私もドン引きだろうなあぁ、時生くんが「僕はこの街が大嫌いです」というナレーションに私も1票happy01
 1969年から1971年という高度成長期の大阪、1970年は大阪で万国博覧会が開催され映画の終盤で、長女次女がそれぞれの伴侶と一緒に万博見物に出掛ける設定でもある。長女は苦難を抱え、次女との間には葛藤もあり、三女は三女で別件の「嫉妬に耐えなければならない」事情を抱え、長男は追い詰められて失語症…。問題山積みの家族です。タイトルの焼肉ドラゴンのドラゴンは龍、店主の龍吉さんのお店だからそう呼ばれていますが、今風の焼肉店というよりはホルモン屋。三女の結婚が決まろうとする時に、父親として長い独白シーンがありますが、これには胸を打たれると共に、在日コリアンはどうして在日なのか、がよくわかりました。1947年の済州島4,3事件が大量の難民を作り出したこと。南北朝鮮紛争の余波で祖国の村・家・親戚家族を失ったこと。龍吉は太平洋戦争に駆り出されて片腕を失っていること…。戦後のどさくさで、詐欺まがいの形で「醤油屋のさとうさんから買った」という焼肉店の土地は国有地であり、お店は「不法占拠」で立ち退きを強いられる。龍吉さんの息子への愛情は、結果的に虐待にも等しく、それに気付かない(夢中で生きていて気づけない)彼には憐れみと苛立ち(このままだと時生くん壊れちゃうか破綻しちゃうよ!)を覚えましたが、それ以外の点では、何故かだんだん龍吉さんが好きになっていく自分がなんとも不思議で仕方ないのでした。そしてこの夫の影響で、直情的な妻=娘たちの母親 に対しての印象も終盤に向けて徐々に良くなっていくのでした。 最終的にこの一家はそれぞれの伴侶と共に離散していきます。
 哲夫は自称インテリ在日コリアン、でだからこそ北(北朝鮮)に移住願いを出します。美人だけど、身体に障害を抱えどこか薄幸そうな静花。退去の日、カメラ持参でやたらと写真を撮ってた哲夫の姿を見た際、直感的にこの2人は二度と日本には戻れないのだろうと感じた次第。猥雑な面をもつ次女夫婦の韓国暮らしもどうなんだろうなぁ(当時は独裁体制で経済的にも貧困国だった)。龍吉の長い独白の中で、彼は、娘たちがみな「しわわせに(幸せ)になって欲しい」と「しわわせ」発言を何度か繰り返していたことが私の予想に対してとても引っ掛かる言葉になりました。(亡き人となった時生くんの「僕はこの街が好きでした」発言にも違和感、当時の13~4歳の男の子ってそんなもんなのかな)。でも、役者さんたちの演技は皆上手でした。このメンバーで舞台版とか上演してくれたら是非観てみたいです!
 映画と舞台(舞台は観ていないのだけど)、似ているようで非なるもの、と感じた映画。秋には、黒澤明監督の映画「生きる」、を舞台化(ミュージカル)にしたものを観に行く予定なのだけれど、さて、今度はどうなのかな〜sign02
 
 
 
 

にほんブログ村 主婦日記ブログ 兼業主婦へ
にほんブログ村

より以前の記事一覧