カテゴリー「観劇(歌舞伎以外)」の49件の記事

2018年3月18日 (日)

ミュージカル「ジキルとハイド」(東京国際フォーラムCホール)

2018/03/16

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友人がダブルブッキングした、というチケット3枚を譲ってもらい、仲良し3人で観劇。13:30~の上演なので、早めに行って同じ建物内のサンドイッチカフェcaferestaurantでランチもしようね、と早めの集合で有楽町へ…。
bus
ところが、実は3人ともここ(東京国際フォーラム)というところをよく知らず、1階の店舗「POTASTA」にたどり着くまででさえ時間がかかるのでした。
「 東京国際フォーラムって広いよねえ、一体ここっていまの建物が立つ前ってなんだったんだろうね〜」とか言いながら歩く東京都民。(帰宅してオットから、え、覚えてないの?あそこには「東京都庁」があったんだよ、って教えてもらう始末)
(昔のことはどんどん記憶から削除されていくかちゃまたであります。)
さて、ミュージカル。13列の右ブロック左端、という良席。オケのピットが4列ぶんを使用しているため、事実上前から9列目。舞台も歌もバッチリ堪能できました。
この「ジキルとハイド」はその昔、鹿賀丈二さん主演で何回も上演されていて、ジキル(ハイド)役が石丸幹二さんになってからは、2012年、2016年に続いて3回目。
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主なキャスト: ヘンリー・ジキル(エドワード・ハイド)= 石丸幹二
        ルーシー・ハリス=笹本玲奈
        エマ・カルー =宮澤エマ
        アターソン =田代万里生
        ダンヴァース卿=福井貴一
この中で、ルーシーを熱演した、笹本玲奈さんは、2012年&2016年ではエマ役(主人公の婚約者)だったようです。 今回のエマは、元首相:宮澤喜一氏の孫娘=宮澤エマさん。本名のエマが役柄のエマと同じ、とはhappy01(ま、宮澤エマさんは父親が米国人)偶然ですが面白い。 アターソン役は田代万里生くん(今回初)ですが、鹿賀丈二さん時代の2001年上演時のアターソン役は段田安則氏、2003年では池田成志氏、と一癖ある感じ?の役者さんが演じています。ジキルとハイド史上、一番好青年タイプの友人弁護士役が田代万里生くんではないでしょうか??
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石丸幹二さんは、2007年に退団するまで劇団四季のスター的存在の役者さんでした。思い起こせば、ムスコその1が中学生だった頃、中学校のPTA文化部の行事で「劇団四季:異国の丘」を見に行ってます。(普通の地元公立中学なのに、誰かの何かのツテ?でイベント系は結構派手だった)いわゆる「御一行様で何十人と参加したため座席は急勾配の傾斜がついた高いところから見下ろす2階&3階席。私自身は数人のママ友と、「ここまで来るのなら、すぐ隣の劇場(確か秋劇場の隣は春劇場だった)で「ライオンキング」観たかったよね〜〜」とかコソコソ話しをしてました。
が、でも、幕が上がってしまえば、さすが劇団四季、皆さん上手で、むしろ大ベテランの日下武史さんがセリフを噛んだりしていて面白がっていた記憶があります。
 その時は、「折り目正しいハンサム青年」的な存在でしかなかった石丸幹二さんでした。
 退団後、2012年にミュージカル「ジキルとハイド」で菊田一夫演劇賞を受賞、その翌年、TBSテレビドラマ「半沢直樹」で浅野支店長役を演じブレイクします。2015年春には、NHK「みんなのうた」で、怪人百面相を歌って踊った(振り付けラッキー池田)ことで、幼児とその母親たち?にブレイク。藝大卒の劇団四季プリンス、というエリートのイメージから脱却中?の石丸幹二さんです。
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前置きが長〜くなりましたが、要するに石丸幹二さんのジキル(ハイド)役は、ほどよく脂の乗った「3度目」で、脇役の皆さんもレベル高く(しかも明後日=このブログ綴っている今日18日が千秋楽日、という熱の入った舞台)観客スタンディングオベーション大多数!!という、名演技&名演奏(歌)のミュージカルでした。
先週、新橋演舞場で三谷幸喜作「江戸は燃えているか」を観に行ったブログに、彼の前作の喜劇「酒と泪とジキルとハイド」のことを書きましたが、この喜劇の原作ももちろんスティーブンソン原作の「ジキルとハイド」です。こちらは、学会発表を前に「効き目のない薬」しか出来なかったジキル博士(片岡愛之助)が、役者(藤井隆)を使って二重人格を演じ分け作戦を立てて難局を乗り切ろうと画策するが、どんどんとんでもない展開になって行く喜劇、という話ではありますが、こちらの主役の片岡愛之助さんも、思えばテレビドラマ「半沢直樹」でブレイクした役者さんの一人だったな〜、などと帰り道に買い物しながらぼんやり思い出しました。
club
ミュージカルも歌舞伎も、日常からかけ離れた「別世界」を堪能出来るという意味合いでは、大好きです。。。ただ、映画と違ってチケット代が👛高額←(ワタシ的に)なので、あれもこれも、というわけには参りません。(それだけに、観に行く時は良席で見たいと思う)
でも、ライブ、はやっぱりいいなあ、と今回もしみじみ思いました。
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受付脇のフラワースペース、大きな盛り花は、なんとか健在でしたが、小ぶりなものは、萎れたり枯れかけていました。もうすぐ撤去だからそのままなのでしょうか?送り主に悪いからってそのままなんだろうか?忙しくて役者さんやマネージャーさんも気づかない??
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ホールCの入り口から比較的近くにある(しかも1F)のサンドイッチカフェ
野菜高騰の折、たっぷり入っていました。刻んだキャベツがちょっと食べにくかったけれど・・・smile

2018年3月 9日 (金)

「江戸は燃えているか Touch and GO」(新橋演舞場)

2018/03/08

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楽しみにしていた、ママ友3人会で観劇。
天候はあいにくの雨でしかも真冬の気候。でも私的には、花粉症の症状がピタリと治まって快適な一日でありました。この季節は、雨の日の外出大歓迎happy01scissors
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三谷幸喜氏の作&演出「幕末群像喜劇」(江戸無血開城を題材にしたコメディ)
( ^ω^ )
(出演)中村獅童(勝海舟)、松岡昌宏(庭師:平次)、藤本隆宏(西郷隆盛&取的デク)、八木亜希子(海舟妻:民子)、松岡茉優(海舟娘:ゆめ)、妃海風(海舟妹:順子)、田中圭(順子の夫:村上俊五郎)、高田聖子(勝家の女中頭:かね)、磯山さやか(勝家の女中:いと)、中村蝶紫(勝家の女中:タエ)、飯尾和樹(幕臣:山岡鉄太郎)、吉田ボイス(薩摩藩士:中村半次郎)
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(舞台HPより)

<あらすじ>

時は慶応四年。

鳥羽伏見の戦いで幕府軍に勝利した西郷吉之助(隆盛)率いる官軍(新政府軍)は、江戸城総攻撃のために、東海道を進んできていた。

西郷としては、無駄に血を流さずにを江戸城を受け渡してもらえるなら、こんなに嬉しいことはない。そこで幕府側の代表である勝海舟と会って、降伏を勧めることにする。

だが、この勝という男、実は元来の江戸っ子気質で、気が小さい上に喧嘩っぱやい。

こんな性格の勝が西郷に会ったら、間違いなく交渉決裂。江戸は火の海になるのは目に見えていた。江戸の庶民たちも、誰もが戦さは望んでいない。もう戦さはこりごりだ。

そこで立ち上がったのが勝家の使用人たち。

彼らが考えた作戦は、勝をニセの西郷に会わせて、ニセ会談をやらせている間に、勝家の庭師の平次に勝のフリをさせ、本物の西郷に会わせて、和平交渉をしてしまおうという、大胆なもの。

 

なんとしても江戸を戦火から守るんだ!

名もなき庶民たちによる、西郷吉之助&勝海舟を相手の大芝居が、今、始まろうとしている。

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。
江戸城明渡しか、新政府軍との全面戦争かの決断を迫られる勝海舟が、なんとも小心者で情け無い(この設定が笑える)
勝になりすまし、和平交渉をさせられるのは、松岡昌宏クン扮する庭師の平次。
3/8の朝日新聞夕刊5面「三谷幸喜のありふれた生活 887」にタイミング良くこの舞台の記事が掲載されています。三谷氏によると
「今回はコメディーである。お客さんに笑って頂くことだけを目的にした芝居を作るのは《酒と涙とジキルとハイド》以来4年ぶりである」
そうですが、4年前の舞台も観た者の感想としては、笑いの質が「志村けん風」になっていました。
clip引き続きコラムから引用すると
「今回は笑いのバリエーションにも工夫を凝らした。基本は定番の「勘違い」「すれ違い」から来る笑いだが、そこに普段僕がやらないタイプの笑いもプラスしている。
偽物の西郷吉之助(隆盛)や偽物の勝海舟が登場するのだが、それがどう見てもニセというチープな仕上がり。なのに誰もが本物と信じてしまう「そんな馬鹿な」的笑い。 さらには演者が共演者をアドリブで突っ込む、本来なら禁じ手の笑い。それが出来たのはひとえに、劇場が新橋演舞場であり、突っ込むのが中村獅童さんだから」
とあり、役者:中村獅童、全開sign03 でありました。(昨年の癌等、病気療養から見事に復活出来たんだなぁ、としみじみしてしまった。個人的に「がん体験者」には応援したいと思う気持ちが強いですhappy01heart02
松岡茉優さん、前回舞台で観た時は、お嬢さん役でひたすら可憐な感じだったのに、今回は、ストーリー展開に絡むセリフが多かったこともあり、ハイテンションで大声でなんだか怖いくらいでした。笑いを取るために、と気合が入り過ぎ??その点は、大ベテランの高田聖子さん(劇団☆新感線で欠かせない女優のトップスターshine)は緩急バランス取れていて、会場の笑いを上手く引き出していました。お見事であります。
西郷隆盛役の藤本隆宏さんは、実に鹿児島弁および西郷の姿形にハマっていて、現在放送中の大河ドラマの西郷役=鈴木亮平さんよりも一枚上手?と思っていたら、この方、テレビドラマ「仁」で西郷隆盛演じていたんだそうです(一緒に行ったママ友から聞いた。彼女はドラマで見た時、上手いなあ〜と印象に残っていたとのこと)。
今回、配役もナイス!!だったのでしょう。妃海風さんが元宝塚トップスターだったことで、途中、時代の解説(シチュエーション)をミュージカル風に演じる場面も、気分転換で面白かったし、池に二度落ちる役の飯尾和樹さんも適役でした。
終盤の一部、いと(磯山さやか)が、庭師の平次(松岡昌宏)を刃物で脇腹を刺す、という場面は、コメディに必要だったのかなあ??
そこのところだけ、う〜ん、bearing と思いました。この点について、劇場を後にした3人でお茶した時に聞いてみようと思っていたのに、ホッとする雰囲気のお店に足を踏み入れ、メニューを見てどうするこうする、とスイーツの話題になった途端、すっかり忘れてしまったのであります。 
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美味しいものを見ると我を忘れるところは、cat五郎丸と同等の飼い主sweat01sweat01smile


2017年5月30日 (火)

ミュージカル「レ・ミゼラブル」帝国劇場

2017/05/27
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19世紀のフランスを舞台に、交錯する人々の運命。見る者の心を鷲掴みにし、熱く震わせる無償の愛。
ミュージカル「レ・ミゼラブル」が、今年日本初演から30周年を迎えました。
 チケット救済サイト、で以前からお世話になっている「オケピ」の貸切公演。
今回は、テナルディエ役で橋本じゅんさんが出演する、ということで、行きたがっていたムスコその2、の誕生日祝い、という名目で応募し、当選したもの。

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主な配役は、
・ジャン・バルジャン=ヤン・ジュンモ
・ジャベール=吉原光夫
・ファンテーヌ=和音美桜
・エポニーヌ=唯月ふうか
・マリウス=海宝直人
・コゼット=生田絵梨花
・アンジョルラス=上山竜治
・デナルティエ=橋本じゅん
・マダムデナルティエ=鈴木ほのか

原作は19世紀、フランスの文豪ビクトル・ユゴーが発表した大河小説。
19年にわたる監獄での生活から仮釈放されたジャン・バルジャンは、寛大な司教と接して改心する。実業家としても成功し、市長に就任したバルジャンは、死の床にあった売春婦(元女工)のファンテーヌから娘のコゼットを引き取り育てるが、警部ジャベールの追っ手が迫る。やがてパリでは社会の変革を目指し、学生たちが革命に立ち上がる。学生の一人マリウスは、コゼットと恋に落ちるが、パリは暴動の渦に巻き込まれる。(岩波文庫4冊分のボリュームを持つ壮大な物語)

今回の主役はヤン・ジュンモ氏。韓国の方が主演するのだからきっといかにもジャン・バルジャンらしい人に違いない、と思っていたらその通り。輝かしい経歴、本格的な歌のプロ、で、歌のセリフには、韓国の方特有の「言いずらそうな日本語(音)」が感じられず、カーテンコールでマイクを持って挨拶するときに初めて、「あ、この人在日(日本で生まれ育つ=日本語ペラペラ)じゃあないんだ!」と気づいた次第。バルジャン、神父の導きによって改心するのですが、そのビフォーアフターが「姿・顔つき・歌い方」違うのが2階席(B列中央)から見てもわかる!(若い頃と晩年の使い分けも上手)
そしてたくましい身体つきは、原作にある人となりを表現するエピソード=馬車の下敷きになった通行人を、身を呈して助け出す、は、まさにピッタリな主役でした。

約10年ほど前に観に行った時は、ジャベールを演じる岡幸二郎さん、がカッコいいsign01の一言で、「ジャベールの苦悩」などにも心揺さぶられた記憶が残ってますが、今回のジャベール(吉原光夫さん)は威圧感のある、殺気を感じるほどの人。カーテンコールで、「自分も劇団持っているので、オケピさんには感謝してます〜」という発言してました。
帰宅後調べたら、なんとファンテーヌ役の和音美桜さんが奥様なのですねー。
38歳とまだお若いのに、ジャン・バルジャンもジャベールもこなせるスーパー役者さん(今回のキャストにも、どちらでもエントリーされてます。すごいです)

お目当のデナルティエ。橋本じゅんさん、ノリ良く演じていました。歌上手いしup
面白発言もチラホラあって、楽しい〜。ムスコは初帝劇、初ミュージカル、初スタンディングオベーション、という「初」のトリプル体験でしたが、喜んでいた様子scissors


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30年を記念して、今まで出演した役者さんの顔写真を集めて作った
モザイク画のレミゼラブル!!!何気に凄いですsign03

30年という年月は、本当に長く、開始年に生まれたムスコその1(長男)は、
今年三十路ですsweat01(当時20代の私も50代、ギョギョギョsweat02


全キャストをオーディションで選び、俳優たちがスターへの足がかりを掴む、というのもこの演目の特徴だそうで、子役時代の高橋一生、山本耕史、新妻聖子、山崎育三郎など、ここから飛躍し、今日に至っているようです。



2017年4月16日 (日)

ハムレット(東京芸術劇場プレイハウス)

2017/04/13

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作:ウィリアム・シェークスピア 翻訳:松尾和子 
演出:ジョン・ケアード
音楽・演奏 :藤原道山

出演(14名)

内野聖陽 (ハムレット/ フォーティンブラス ほか)
貫地谷しほり (オフィーリア/オズリック ほか)
北村有起哉 (ホレイショー)
加藤和樹 (レアティーズ/役者たち(ルシアーナス) ほか)
山口馬木也 (ローゼンクランツ/バナード/役者たち/イギリス使節1 ほか)
今 拓哉  (ギルデンスターン/マーセラス/役者たち/イギリス使節2 ほか)
大重わたる (フランシスコー/レナルド/役者たち(序詞役)/牧師 ほか)
村岡哲至 (ヴォルティマンド/役者たち/水夫1 ほか)
内堀律子 (貴婦人/役者たち ほか)
深見由真 (役者たち(劇中の王妃)・水夫2 ほか)
壤 晴彦 (ボローニアス/墓掘りの相棒 ほか)
村井國夫 (墓掘り/役者たち(劇中の王)/コーネリアス/隊長 ほか)
浅野ゆう子 (ガートルード ほか)
國村 隼  (クローディアス/亡霊 ほか) 

上演時間
第一幕 95分
休憩 15分
第二幕 90分

シェークスピアの四大悲劇の一つ、ですが他の3つ「オセロー」「リア王」「マクベス」に比べたら、舞台化するのが一番似合うのがハムレットではないかと思うのです(劇中劇もあるし)。
主演は内野聖陽さん。意外にも、ハムレットの主演は初めて、ということで、(年齢的にやや大人過ぎる?ハムレットでしたが、)知的でありながら苦悩するハムレットを好演。悲劇だけに、主役が重要ですが、安心して観られました。

今回の演出は、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターでもあるジョン・ケアード氏。出演俳優たちは少人数ながらもテレビ等でお馴染みの面々なので、とても楽しみでした。

友人と3人連れで行きましたが、今回はプレイハウスのサイドシート、しかも2列目だったので、舞台の振動が伝わってくる臨場感抜群sign01

何も装置が置かれていない四角い舞台を中央に置き。上手側手前(右)に尺八演奏の藤原道山、奥には出演を待つキャストが座って控える場所がある。
四角い舞台は、専門用語で言うと「二重の八百屋舞台」でした。初めて見たeye
舞台前から奥に向かって高くなっている(まるで八百屋さんの野菜の並べ方に似ている。お店の間口から奥の野菜の値段までよく見える仕組み)これに追加して、舞台の下手(左)から上手(右)にも、」緩やかに高くなっていく傾斜をつけている。
出演者の皆さんは全員、特殊なゴム底の歩き易そうな足音の立たない靴を履いていました。これで歩けば滑らない、とはいえ、二重八百屋の上で演じるって大変そうsweat01

終盤には、ハムレットとレアティーズの決闘シーンがあり、2人とも本気モードの迫力に圧倒されました。内野さんは殺陣が上手ですが、それに互角に挑もうと真剣勝負の加藤和樹くん、かっこいいな〜(マイクなしの舞台で、貫地谷しほりちゃんのオフィーリア役の兄妹2人で歌う場面も、ハモる上手さにウットリheart04

衣装や照明も、印象に残るもので、一見、和装に見えるけれど、ガウン風の上着(男たち)や 純白の帯をアシンメトリーに結び、モダンで洋風にも見えるような姿の白いドレス姿だったり(ガートルード)、王妃と並んでも違和感のない純白ドレス(オフィーリア)、と衣装一つで和洋融合です。 演出家によれば、こうした和と洋、日本と異国、過去と現在、などの異なるものを融合させて、この「混沌」をハムレットの話のベースに置いたそうですが、本当に上手。
そもそも、ハムレット自身も「生きるべきか死すべきかそれが問題だ:To be or not to be,that is the question.」と悩むタイプだし、死んだ(殺された)先王ハムレットと実弟のクローディアスは、人間の中にある善悪2面を象徴するような存在にしているし、彼らデンマーク王家のダメダメぶりに比べ、フォーティンブラス率いるノルウェー王国は正反対に立派だし。と「良きもの」と「そうでないもの」がごちゃごちゃしているストーリー及び登場人物であるから、観ていてスっと腑に落ちます。

今回のハムレットで唯一「1役のみ」の 親友ホレイショー役の 北村有起哉さん。
最後は彼の独壇場、でしたが、残念ながら、いまいち声が通らないsweat01 ホレイショー目線のハムレットだったのだから、頑張れーって言いたかった。

声が通らない(滑舌があまり良くない?)役者さんは他にもいて、その中では、抜群にセリフが「通る」「声が良い」「歌も上手い」役者さんが「貫地谷しほり」ちゃんでした。彼女、舞台女優にとても向いていると思います。オフィーリアとオズリックの2役、もしも彼女でなかったら違和感がもっと多くなったと思う。

2役で言えば、國村隼さんの先王とクローディアスは、快演ぶりも冴えてて上手でした。さすがベテラン。 最近テレビでは見かけない気がする、村井國夫さんも、4役以上こなしていて、特に「劇中の王様役」と「墓掘り役」が上手かったgood

内野聖陽さんがフォーティンブラスを演じるのは、途中経過では、変装するし顔も兜で隠すため、あ、いいかも、と思っていましたが、最後…決闘でハムレット、レアティーズ両者死に絶える舞台上で、ハムレットの遺体だけがなくなる→フォーティンブラスになる、のは、ちょっと苦しい感じがしました。だって、あれ、死んでなかったの?って誤解されるよね。

「混沌」をテーマに押し出すような舞台の「音響効果」が藤原道山作曲の尺八音楽でした。生演奏、素晴らしいです。サイドシートだったから彼の姿がモロ見えでした。
和楽器界の貴公子、というニックネームを持ち、東京芸術大学現役合格(現在は教員)様々な分野から引っ張りだこ、の藤原道山さん、容姿と才能、この両方に恵まれて順風満帆そう(その上、四代目猿之助さんとも仲が良く。スーパー歌舞伎セカンドでは初回もワンピースも音楽担当)で、今まで敢えて興味を持たないできましたが(捻くれ者の私)、3時間5分もの間、舞台脇で舞台上の(役者さんの)動きを一つ一つチェックしながら手元が暗い中での尺八ソロ演奏、には圧倒されました。
努力家のイケメン、というのは、女性にとって最強の存在なのかもしれません。

内野聖陽さん、カーテンコールでお茶目ぶりを発揮していましたが、この方のパーソナリティ、本当に好きだなあ〜lovely
青年のイメージが強いハムレット役を演じるにあたって「48歳のオッサンなりのアプローチを見てください」と発言していた内野ハムレット、良いですsign01とってもチャーミングheart04
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サイドシート経験初の2人の友人も大満足だったそうで、本日の舞台は、劇場で堪能出来ました〜幸せfull

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2017年3月 7日 (火)

プレビュー公演「不信」(パルコプロダクション)

2017/03/04

夕方6時からは、シアターイーストにて、三谷幸喜氏の最新作「不信」(英語タイトルは、Neighbors でした)を観る。
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作・演出 三谷幸喜
出演: 段田安則 優香 栗原英雄  戸田恵子

チラシにあるキャッチコピーは「人間は、 笑えるほどに、愚か」
「普通の日常に起こった小さな出来事。それは小さな嘘から始まった…」

とあり、この舞台は、ジャンルで言うと、
「コメディ」か「サスペンス」か「不条理劇」
に該当するらしく、一気にまとめて「不条理サスペンスコメディ」??だそうです。

(あらすじ) とある町のマンション(庭付きメゾネット型?)。戸田恵子&栗原英雄夫妻の住む家の隣に、優香と段田安則夫妻が引っ越ししてくる。両家ともに子どもがおらず、戸田&栗原夫妻は、「オサムシ」と言う名前の小型室内犬を買っている。
ある日、隣町のスーパーで優香が、「陳列棚から商品を万引きしている」戸田(隣人の奥様)を見てしまい、それを夫(段田)に伝えるところから、話が展開速度を上げていく。
嘘…。きっと誰もが人生の中でついてしまうもの。
今回の三谷幸喜が描く新作は「嘘」からはじまるサスペンス。

ひとつの小さな嘘が、さらなる嘘を引き起こす。
坂道を転がるように暴走を始めてしまう嘘。
その結末は、誰も予想できない。

狂言、虚言が巻き起こす悲喜劇。
人はなぜ、嘘をついてしまうのか。自分のため?ひとのため?それとも…。

これはコメディかサスペンスか、不条理劇か、不条理サスペンスコメディか?三谷幸喜の最新作!以前から、ウソや内緒ごとからとんでもない展開に発展していくシチュエーションコメディ、は三谷幸喜氏の真骨頂だが、今回は「悲喜劇」となっているところが特徴

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
筋書きパンフレットを購入しなかったため、登場人物の名前が思い出せませんsweat01
飼っていた老犬の名前は「オサムシ」(劇中で老衰で死んでしまいますが、とても獣臭い、という設定)

今回は、マンション(長屋風?)の2軒の家庭が舞台だったのを、上手に生かした舞台設定。劇場中央に舞台を設け、両端がそれぞれの家のリビングボード。窓はパントマイムの要領で開け閉めしていました。そして、場面展開に大変便利に使っていた舞台上の小道具、が「椅子」6脚(といっても脚なし椅子でしたので6個、という表現の方が似合う黒い「千歳飴をカットしたような」椅子)でした。

開演前から、舞台のセットは丸見えで、その椅子6個は、舞台の中央に集合していましたが、会場が暗転して、役者さん(段田安則さん)が出てくる前に、遠隔操作でそれぞれ動いているのでした。この椅子6個、自由自在に劇の間、かなり頻繁に移動します。ザザーっという音、がサスペンスな感じを盛り上げてもいました。
この椅子6個が遠隔操作で動き回り、椅子でありながらテーブルになったり、家具のようなポジションになったり、長椅子風に扱われたり、とまるで落語の扇子と手拭いのような働きが、とても印象に残りました。リモコンの電波がどのくらいの距離まで大丈夫なのか判りませんが、小劇場ならではの面白さかもしれません。

肝心のストーリー展開は、三谷幸喜さんの「ラジヲの時間」を思い出させるような、次から次へと(犬まで巻き込んで)展開があり、最後は、ゾゾゾっとする終わり方でした。他人の詮索が引き金になってしまった「墓穴」。文明が進んでも、人間って本質的にこんな生き方しちゃうんだなあ、と「愚かさ」を噛みしめました。

三谷幸喜さんは、演じる役者さんに脚本を「宛て書き」するので有名ですが、今回、栗原英雄さんだけ知らないなあ、と思ったら、なあんだ、この方、昨年の大河ドラマ『真田丸』で、真田昌幸(草刈正雄)の弟役(主人公 幸村の叔父)の方でした。(あの、テキパキと仕事の出来るかっこいい叔父さんです)ちょっと強面系?ですが、私自身は草刈正雄さんよりタイプだなあ。劇団四季出身のようで、色々こなせる役者さんだと思われます。

優香さん、実生活で新婚さんだからか、ビューティフルheart04heart04
彼女の初舞台(2014: 酒と涙とジキルとハイド)を、見に行ったことがありますが、
あれから約3年。もう安心してみていられる舞台女優さんです。彼女の舞台へのコメント(ネット)では、ベテランの方々との共演でとても緊張しています、とありましたが、プレビュー公演でも、セリフバッチリでした。隣人役の戸田恵子さんとの会話が、ちょっと嫁と姑っぽくはありましたが。

戸田恵子さんは、アラ還のお年頃なのに、リンとしていてカッコいい!!
怖い役柄でもあったので、笑わない顔、無理に笑った顔(全て演技)は、どれも怖かった。(こんな人が隣人だたら、怖くて顔を合わせられない。目とかみられないですsweat01

この4人の役者さんの中では、一番年上(主役)の段田安則さん。
この舞台があるシアターイーストは地下1階だけど、2階のプレイハウスで上演中の(私が先ほどまで観ていた)「足跡姫」作・演出・出演もしている野田秀樹さんが率いていた「夢の遊民社」の看板俳優さんだったけなあ〜(楽屋とかでお顔合わせたりしているのかなぁ)などと薄ぼんやり考えていました。いずれにしても、60歳を超えた二人がともに活躍している、というのは良いことですね。

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2017年3月 6日 (月)

NODA・MAP「足跡姫」(東京芸術劇場プレイハウス)

2017/03/04

NODA・MAP第21回公演 「足跡姫」時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)  作・演出 野田秀樹 
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NODAMAPの主催者で東京芸術劇場の芸術監督である野田秀樹さんは、歌舞伎役者で2014年12月に亡くなった18代目中村勘三郎さんと、親交が深かった

ということで、今回の「足跡姫」は亡き勘三郎さんへのオマージュだという舞台。

中高時代の友人たちは2月の最後の金曜日に、7〜8人で観に行っているこの舞台。
私は、誘われたのにそれには仕事の都合で行けなかったけれど、チケット救済サイトで、今日のチケットを見つけてゲットsign03 キャストもとてもいいので、結構期待してました。
(しかも、この日は、同じ劇場内のシアターイーストで、三谷幸喜氏の最新作「不信」のプレビュー公演初日でもあり、偶然最後の1枚のチケットをネットでゲット〜scissors、ということで、かちゃまたお初の「観劇ダブルヘッダー」となったのでした←「不信」のブログはこの次に…)

出演:宮沢りえ・妻夫木聡・古田新太・佐藤隆太・鈴木杏・池谷のぶえ・中村扇雀・野田秀樹 他
.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.
あらすじ(朝日新聞1/26夕刊記事を元に作成)

主人公(歌舞伎用語で言うと「座長」)、三、四代目出雲阿国(宮沢りえ)と弟の淋しがり屋サルワカ(妻夫木聡)。彼らの「女歌舞伎一座」の顛末と、幕府転覆を狙う由井正雪(古田新太)のエピソード。
これは、初代勘三郎が「猿若」と名乗っていて、猿若舞を江戸城で披露した、という記録が残っていることと、由井正雪の乱がちょうどその頃に起きていたらしいという史実を元にしている。古田新太演じる由井正雪には屈折があり、実は古田の役は「死体」(屍の解剖に取り組もうとする役=腑分けもの、が野田秀樹) であり、売れない幽霊小説家となっていて、これが生死を繰り返しながら「由井正雪」になっていく。
サルワカは、ゴーストライターでもある幽霊小説家の手を借りて歌舞伎の台本を書き、その芝居の中で「阿国」は足跡姫(芸能の女神)に憑依される。

(以下ネタバレあり)

歌舞伎→傾く(かぶく)という動詞の連用形「かぶき」からきたもので、独特な様式的演劇である歌舞伎の特質をうまく言い表した言葉。
出雲の阿国(おくに)のカブキ踊りをベースに野田さんお得意ジャンルの言葉遊びを散りばめたお芝居。

時代は江戸時代、ですが、出演者の衣装は、和服でもない洋服でもない「阿弖流為」に近い「コラボ系」衣装と髪型。ちょんまげも、モダンな感じで特に妻夫木くんがそのカツラをつけると可愛いらしい(最初見た印象が、堺雅人さんを彷彿させたので、なんだかずっとそんな感じで見てましたが)。

ストリップまがいだった女歌舞伎が、「足跡姫」に憑依された阿国により、モダンな芸術作品を演じるものへと「芸能界でのランク」を一気に上げます。
このストリップまがい、というところを演じる場面がすごかったsign03。宮沢りえさんと鈴木杏ちゃんが、全身肌色タイツ、のような衣装の上に、黒のシフォンのベールをまとう形で登場。踊りながら時々脱ぎかけるその姿が、艶やか〜。目の置き所がナイ!と言いたくなるような場面ですが、本当のストリップじゃなくて「全身タイツ」だし、二人を中心に、舞台の踊り子が皆艶やかでしたが、プロポーションの良さでは、宮沢りえさんが抜群でした。ガン見しちゃったもんね。

今回の舞台は、野田さんの遊民社時代が回帰している色合いを強く感じました。
「売れない幽霊小説家」が由井正雪だった、という証拠?に、「う・れ・ナイ」として「ゆうれい小説家」の「ゆうれい」から「う」と「れ」を「ナイ→なし」にするとそうなるから、みたいなノリが多く見られました。
伊達の十役、をパロディー化して「伊達の十役人」を中村扇雀さんが演じていましたが、扇雀さんは、歌舞伎初舞台から50年目という大御所さんなので、猿之助さんとは違って、面白おかしく演じることがやや下手でした。昨秋の「スーパー歌舞伎ワンピース」や昨冬の「エノケソー代記」で快演&怪演ぶりが素晴らしかった浅野和之さんに演じてもらったら拍手喝采間違いなしと予想。
「足跡姫」は1/18〜3/12 という上演期間で、この中に2月が丸々入ってしまっていますが、2月は歌舞伎座で中村勘九郎の息子たち(当然ながら勘三郎の孫たちです)二人が、初舞台でしたので、歌舞伎役者さんが一番似合う扇雀さんにはそちらにお出ましになってもらいたかったかな〜sign02

野田さんの「言葉遊び」(遊び、というより戯れ、に近い)のセンスは、若い時は結構好きだったのに、今回は、何故かな、途中から「お腹いっぱい」気分になりました。15分の休憩後の後半に特にそれを感じたことで、どことなく疲れたようなシラけたような気分で観ることになるのでした。最後まで、見られたのは、古田新太さんのお陰です。この人の「自由自在さ」が愛すべき「死体(売れない幽霊小説家)」と「由井正雪」を面白くしてくれました。この役は、古田新太以外にできる人、少ないでしょうね。(アドリブ、相当入っていたと思います。死体のくせに自分でカツラ直したり…smile

歌舞伎会の風雲児、と言われた勘三郎さん、私は彼の演技を生で見たことがありません。歌舞伎や落語など若い時から好きな方ではありましたが、子育て中は封印していた。積極的に見だしたのは、闘病後=このブログ記載を始めたころ、からです。
本日の席は、2階B列センター。美しい舞台を真正面から見やすい座席でした(ついでに言うと、右隣が、ムスコ1ぐらいの年齢、すぐ左は空席で、その左隣りは、ムスコ2、ぐらいの子で、なんとなく子供達と一緒に見ている気分になりました笑)
舞台には、太い花道を設け、回舞台、スッポン、黒御簾(くろみす)、と歌舞伎用語のに出てくる仕掛けや舞台上のセットがありました。(でも、野田版歌舞伎とは根本的に違う感じでしたが)。カーテンコール時に、黒御簾から下座(音楽)担当者が現れましたが、長時間ほんとお疲れ様、と言う感じ。
歌舞伎役者・中村勘三郎さんへのオマージュ、というのは、私的には最後の最後のサルワカの独白(長いセリフ)で、ジーンときたところ以外にほとんど感じませんでしたが、勘三郎さんが出ていた歌舞伎「野田版:研辰の討たれ」(シネマ歌舞伎で見た)のクライマックスシーンを彷彿させる場面があって、そこは見ていて目頭が熱くなりました。勘三郎さんが生きていたら、「俺も!(やる)」って、この集団に混じって動き回っただろうな〜

Dsc_0474Dsc_0473ラストシーンではドッと涙が溢れ、花粉症の薬を飲んでいるにもかかわらず、鼻をビービーかみながら、劇場をあとにしました。(次に向けて休憩cafe


2017年2月12日 (日)

ケラリーノ・サンドロヴィッチ「陥没」(シアターコクーン)

 2016/02/09
P1020812作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:井上芳雄・小池栄子・瀬戸康史・松岡茉優・山西惇・犬山イヌコ・山内圭哉・近藤公園・趣里・緒川たまき・山崎一・高橋恵子・生瀬勝久
(声の出演)峯村リエ・三宅弘城

あらすじ
(チラシコメントより)

昭和4年=世界大恐慌の年を描いた「東京月光魔曲」(2009)、昭和20年=敗戦の年を描いた「黴菌」(2010)に続く「昭和三部作」完結編の舞台として選んだのは、東京オリンピックを2年後に控えた昭和37年の新宿のはずれ。
建設されたはよいが、オープンにこぎつけられそうにない、あるレクリエーション施設。高度成長期で日本中が浮かれる中、どういうわけか時代の溝にはまってしまった1組の婚約中のカップルと2人を取り巻く人々を描く群像劇になるでしょう。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
というチラシ情報でしたが、ざっくり言うと、
主人公(瞳:小池栄子)の父親が不慮の事故で亡くなって2年。
天国在住の父は、あの世で健在。神様に将棋で勝ったご褒美に、希望を叶えてもらうと言うことで、神様同伴で現世に戻ってくる。是晴(井上芳雄)と幸せに暮らしているかと思いきや、二人は離婚し、さらに瞳は大門(生瀬勝久)という毛嫌いしていた年増の男と結婚し、何かと苦労が絶えない。
予想外の惨状に、耐えきれない父は、天国に戻ろうとせず、「七つ道具」などを使って元の鞘に戻そうとする。同伴でやって来た「この地域(渋谷)を管轄する神様」が父親捜索の為に人間の身体に乗り移ったりするために、ドタバタはグレードアップして…。というお話。

。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚

職場の先輩たちと3人で新年会、は「観劇」して「夕ご飯」
ケラ作品が初めて、という2人(といっても私も実は3回目)に、好き嫌いが分かれるだろうなあ、などと思いつつ、プレオーダーが当たりました。 
ケラさんの作品(東日本大震災以前)は、一般的に、
・ナンセンス ・都会的な笑い ・意地悪 ・シュール ・クール ・シニカル
そして、ダークあるいはブラック です。
誘ったチケット担当者として、今回の舞台は気になるsweat02(タイトルからして「陥没」ですsweat01)が、4日の初日以降、ネットでの感想ツイートなどに「笑った」が多く見られ、え?そうなんだ??と思いながらの観劇。
 この日は午前中、急用が発生し、車の運転1時間、車を車庫にしまって15分で家を出る、というようなバタバタぶりの劇場入りでしたので、こりゃ〜寝ちゃいそう、と隣の座席に「私寝ちゃうかも」と宣言していたのでした。
 が、幕が開くと、これが、確かに笑えるお芝居で、お得意のプロジェクションマッピングも、どーんと派手(メンデルスゾーンの結婚行進曲が大音量で流れる中ですから)。休憩15分を入れて、3時間半という長い舞台にもかかわらず、眠くもならず笑いながら(最後はちょっとほろっとしながら)見終えました。(最後のシーンに流れる曲は「見上げてごらん夜の星を」)

購入したパンフレットを読むと、今回の舞台のコンセプトは、
『チェーホフ』プラス『ファンタジー』ということでしたが、チェーホフの世界にファンタジー要素ってほとんど無いよね〜、と思うところに、バーンと登場したのが、物語の冒頭シーン以外は生きた姿で出てこない父親(山崎一)の幽霊と、その付き添い神様(人じゃ無い)。
この『神様」は男女2人居て、舞台上は、ぼんぼりのような照明が降りてきたり上がっていったりしています(まさに神出鬼没!)この神様役の声の出演が、なかなか秀逸。「誰だろう??」と最後まで思いを巡らしてましたが、出演の13人ではなく、劇団ナイロン100℃の看板女優の峯村リエさんと同じく所属の三宅弘城さん(グループ魂のドラムも担当)
顔を白塗り(といってもバカ殿みたいな真っ白でなく、テキトーに白くした、というムラのある白塗り)にした亡き父との掛け合い漫才みたいなセリフにも大いに笑いました。

ケラさんお得意?の、小さなエピソードやちょっとした会話で、人物の性格描写をする方式(だからいつも上演時間が長めなんだ)は今も健在で、後半ほとんどが、1963年のある日のこと、です。時間の進み方がスロー(チェーホフっぽい)で、そこに昭和の暮らしぶりをどんどん投入し、笑いを誘う会話劇を(幽霊と神様も使って)進めていくので、ありえない〜のは判っていても、登場人物それぞれの気持ちを考えて観てしまうのでした。

今回は、出演者が揃っていて、しかも3人がよく見るテレビドラマ(朝ドラとか)への出演で顔を知っている役者さんが多かったので、実物見られて楽しかったことと、
ケラさんが井上芳雄くんとタッグを組みたかった、というだけあって、今までにない井上くんの演技が見られました。(主役ながら受け身の役とか、突然激昂する、とか)。昭和チックな服装で、スタイルも抜群の小池栄子さんと緒川たまきさん(コメディエンヌっぷりを実際に見たし、観客として視覚的にも楽しかったね〜というのが3人の共通した感想)瀬戸康史くんは、顔の小ささが際立っていたし、一人4役をこなした山内圭哉さんも上手でした。

そんな、劇に満足して、夕食は、女子会新年会に適したお店でコース料理(3時間飲み放題つき)。この日はお天気がみぞれ混じりの寒い日でしたが、充実した一日でした。
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鴨肉                 こちらは桜肉(馬)

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コブサラダ               カツ
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焼き鳥                サーモンとアボガドの和え物
P1020820          桜鍋(キクラゲ大盛りがスゴかった!)
最寄り駅で、折りたたみ傘が突然壊れ、渋谷駅地下のアフタヌーンティで傘購入。
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雪の日デビュー!傘となりました。

2017年2月 5日 (日)

二兎社公演「ザ・空気」

2017/02/02
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二兎社公演41 「ザ・空気」

作&演出 永井愛
出演:  田中哲司、若村麻由美、江口のりこ、大窪人衛、木場勝己
上演時間: 休憩なし1時間45分

あらすじ
大手テレビ局が舞台(社屋内)。ニュースで放映する「報道の自由の特集」の数時間前、局の上層部から差し替えの指示が出る。差し替え箇所は、ドイツ人のジャーナリストがヒトラーやナチスを例えにして、日本の政権を批判した箇所だ。
これを手始めに次から次へと指示が出て現場の「空気」が変わる中、編集長(田中哲司)らが対応に追われる話。

テレビ局の報道現場を舞台にした演劇は、今の情報化社会におけるメディアの問題をてんこ盛りにしていました(昨年の「書く女(樋口一葉)」:黒木華主演とは、これまた全然違う作品)
真実に肉薄する工夫が凝らされていて、アフタートークにゲストとして招かれていた元TBS報道番組担当の金平茂紀氏は、「率直なご感想を…」と司会者に振られ、「え、いきなりそこですか?」「現実と繋がっている部分があまりにも多く、舞台の上の役者さん=テレビ局時代の自分、ということで、重すぎて、今すぐ感想が浮かびません。」と答えるのがやっと、タジタジ、って雰囲気でした。(そこを、劇団主宰の永井愛さんが上手くとりなしてトークを展開させていました、優しい雰囲気の頭がキレる才女だと思います←って永井さんに感心していると話が外れてしまうからここまで )

舞台で展開されたストーリーは、重苦しく、しかもサスペンスタッチ。
この手のお話、好みです。出演の5人の俳優は、それぞれ
編集長(田中)
キャスター(若村)
ディレクター(江口)
アンカー(木場)
編集マン(大窪)
主人公の今森編集長のキャラクターが、ポイントです。
今森は、ちょっと気が弱いところがあって、分かりやすい熱血漢と違い、ちゃんと空気が読める人。それゆえ、周りに流されるという設定。
編集長・ディレクター・キャスターの3人が力を合わせて「特集」を作り上げる。

ヒトラー時代の教訓に学び、時の政権と電波の使用とを切り離しているというドイツ。片や、総務大臣が「対立する意見がある場合にその一方だけを報道した場合には電波停止に値する」と平然と発言する日本。(恣意的な判断を下しかねない政府=総務大臣、が放送の許認可権を持っているのは、先進国では日本だけ)

舞台のテレビ局の中では、上記のような事実を取材し、報道の自由や表現の自由について、それをまず第一に守るべきメディアの姿勢について特集し、放送しようとしただけ…。なのだが、政権によるメディア規制や、それを先取りしてしまうメディア側の「自主規制」、政権批判を行うメディアを「攻撃する会(団体)」による執拗な嫌がらせ、小学生を装って特集内容を否定する電話をかけてくる謎の人物等々、展開はますます息苦しいし、空気は重い(でもこれが現実かもと思う)

サスペンスタッチのストーリーは、その2年後を描いて終わるのだが、ネタバレしてしまうと、編集長とディレクターは会社を辞め、アンカーと編集マン(技術担当) は居残ります。「中立であれ」などと言っていたくせに、今や政府の御用キャスターと陰口叩かれるようになっているし、編集マンは、思想が保守的になっている。

これが、今のマスメディアの実態に近いものなのだろうか?
きっとそうなのかもしれない…。

それが、終演直後のアフタートークで金平さんの、表情や言葉で、証明されてしまったかのような展開でした。(やっぱりそうなんだ…)

アフタートークを聞いていて思ったこと。
日本という国は、このまま、この流れで行ったら、憲法を改正し、報道の自由は規制をかけられ…、もうそうなったところでこの国は「民主主義国家」と言えないんじゃないのかな。
 これが、劇団主宰の永井愛さんが、報道現場の取材をして描いた脚本&舞台だとしたら、彼女の目は、かなり正確だと確信しているので、「予見された未来図」となってしまうのでしょうか。   怖い…。 なんとかしなきゃ、って思うのに、政治音痴な私には、考えがまとめられませんsweat01sweat01
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とりあえず、もう1度、考えるための頭を整理するために、金平茂紀さんの著書を図書館で借りてみた。
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今年初節分の五郎丸には、鬼になってもらいました〜。
節分用のコスプレが無かったので、ライオンの被り物にトイレットペーパー芯で
ツノを作って貼り付けたアレンジsweat01
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思ったほど嫌がりませんでした。寒い季節だからsign02

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2016年12月22日 (木)

三谷幸喜「エノケソ一代記」(世田谷パブリックシアター)

2016/12/17
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作・演出:三谷幸喜
CAST
田所(エノケソ):市川猿之助
希代子(妻): 吉田羊
蟇田(ひきた)一夫:浅野和之
柳沢周一郎/柳沢周次郎/柳沢周三郎/柳沢周四郎/柳沢周一週五郎:山中崇
紅(くれない):水上京香
熊吉:晴海四方
古川ロッパ:三谷幸喜
影のアナウンサー:山寺宏一
○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*

あらすじ
山ちゃん(山寺宏一)の影アナが、告知するところから物語は始まり、
昭和30年代を舞台として、喜劇王エノケンの偽物で、地方でエノケンを「エノケ「ソ」とビラや旗に記して、観客を騙して上演していた人たちの話(主人公は田所というエノケンの大ファン)。地方では気づくものがいない上、コトが露見しそうになると、田所の妻・希代子(吉田羊)と一座の座付き作家兼顧問弁護士(自称?)の蟇田一夫(菊田一夫の文字り)が、舌先三寸で相手を丸め込み、あるいは開き直った挙げ句の果てにトンズラする、の繰り返しだった。
エノケソ、という偽物の一代記を描きながら、実は本物のエノケン(榎本健一)の晩年の物語を知るという趣向。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

三谷幸喜氏が、24年ぶりに役者として舞台に立ったということで、友人と3人連れで行きましたが、3人とも「楽しみ」マックス upup

がしかし、エノケン(及び古川ロッパ)を、実はよく知らない3人なのでした。
第一幕は、昭和32年。この年、エノケンは最愛の息子を亡くします。
第二幕は、昭和35年。エノケンはこの年に、紫綬褒章を受賞します。
そして第四幕は、右足を壊疽(エソ)で切断することになった昭和37年。
観客席の3人は、皆まだ生まれていない、もしくは生まれていても記憶が無い赤ん坊時代でした(わ、歳がバレるけど)。舞台の開幕前のスクリーン(幕)は昭和初期を彷彿させる赤茶けた絵が描かれていて、それが、なんとなーく懐かしい空気感、という程度です。

そんななので、偽物とはいえ、芸達者な猿之助が地方を巡業しながら合わせ鏡のようにエノケンの人生を映し出している様は、「ふむふむ、そうだったんだ〜」と勉強になりました。
猿之助丈。歌舞伎と踊りは非常に上手いと思う役者さんですが、今回、歌っているのは初めてです。ドキドキしてみていましたが、1曲目は、口パク(くちぱく)だったようで、え、っとガッカリしかけましたが、その後は、妻役の吉田羊さんとデュエットも楽しげで安堵。妻役の吉田羊さん、透明感のある綺麗な歌声で素敵でした〜heart04
甲斐甲斐しく尽くし、夫のアレヤコレヤのトラブルに対しても結局のところ始末をつけてあげる、どこまでも出来た女房役。(着物姿も含めて、羊ちゃん可愛いです。)

私が猿之助さんの舞台を初めて見たのは、実は歌舞伎ではなくて蜷川幸雄演出の「ヴェニスの商人」シャイロック役の猿之助さんでした。これが素晴らしくて、亀治郎時代を見てこれなかったことを非常に残念に感じた次第(それゆえ四代目襲名後の出演作は、舞台でもテレビでも何でも見る気になってます)。今回も、予想通りの安定の演技力。ともすると圧倒的、になりがちなところ、吉田羊・浅野和之そして今回、一人五役(パンフの名前を見るだけでも笑いが…)の山中崇さんの熱演が、猿之助丈に負けてません。24年ぶり、という三谷幸喜さんは、オイシイ役で古川ロッパの偽物(ふるかわくちっぱ)を演じてました。
2年間、大河ドラマ「真田丸」(舞台を見た翌日が最終回の放送日でした)脚本家として「かかりきり」になってみて、恐らく煮詰まってしまったり色々ご苦労あったのでしょう、今までに無い「気分転換」が必要になったのが出演のモチベーションだそうです。(このタイミングで、何か自分の中に新たな風を起こす、起爆剤のようなことがしたかったのだそうです)舞台の三谷さん、楽しげでした。くちっぱ、とはよく考えたものですね。
途中、どんどん狂気がエスカレートしていく中で蟇田(ひきた)役の浅野和之さんの中に「悪魔」が見えたり、素の猿之助さんには「絶対に無い」狂った執着心を見ていると、暗い気持ちになりましたが、夫とその芸を心底信じ愛する妻:希代子に救われたし、終盤は笑いながら泣けてきました(あ、泣きながら笑ったのかも)
ある意味三谷さんらしい脚本でした。
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今回は、良い席に恵まれ、吉田羊ちゃんのメーキャップが濃すぎ?に感じるくらいでした。シャイロックや歌舞伎役者(白塗り)ではない、エノケン風の猿之助さんは、ちょっとした表情や面影が、香川照之さんによく似てる〜。やはり従兄弟だな〜としみじみした3人でした。
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観劇の後は、忘年女子会。下北沢に移動して、3人で乾杯。
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コース料理ではなく本日のオススメ、を一品づつ(ワインも)注文したため、ビジター気分の私はメモもせず、ほとんど名前を忘れました。
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が、ワインのボトル(でオーダー)の入れ物容器は「キャラフ」と呼ぶそうで(デカンタ、じゃないんだね)。一品だけ、初めて食べたもの有り。「ブーダンノワールのテリーヌ」
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ブーダンノワールとは、簡単に言うと「豚の血」で作ったソーセージ、なのだそうです。それがテリーヌ仕立てになったもの。血で作られたからまさにノワール=黒い!。これは、簡単には食べられない一皿で有ります。
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パリにいるような気分を味わえる、雰囲気もバッチリのお店でしたheart04

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2016年11月25日 (金)

明治座11月公演「祇園の姉妹」

2016/11/22
祇園の姉妹
原作:溝口健二 演出:丹野郁弓
出演:檀れい・剛力彩芽・山本陽子・葛山信吾・松平健・大河内奈々子・田中綾子・鶴田忍

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○o。+..:*○o。+..:*○o
あらすじ
昭和11年春。不景気で、2.26事件等、落ち着かない情勢の頃。京都で芸妓をして暮らしている、梅吉(檀れい)とおもちゃ(剛力彩芽)の姉妹の話。
義理人情を大切にする古風な姉と、「男に負けへん」と社会の不条理と渡り合おうとする妹。華やかな花街の影で懸命に生きる、対照的な技芸姉妹を描いた物語。
性格が真反対の2人。「旦那」に対する考え方も両極端。そんなところへ、かつては梅吉の旦那であった新兵衛(松平健)が事情があって転がり込むことに…。
新兵衛は、今の時代の言葉でバッサリ言えば、かなりの「ダメンズ」でありました。

さて、姉妹の暮らしはどうなって行くのでしょうか?
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..。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。
このような商業演劇の王道を行くような派手目の舞台を観ることは、同じ演劇といっても私には「なんか違う世界」であってほとんど見ることなくきたのでした。
が、今回は、なんと友人(息子の中学時代のママ友)がオーディションを通って役とセリフをもらい、明治座の舞台に一ヶ月立つ、というのでこれは見に行かねば!!と別のママ友(友人)と一緒に観劇です。
出演している友人(前田恵美さん)が確保してくれた指定席だけに良席でした。座席には「座布団」まで置いてあります。
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エア・ウェーブ(真央ちゃんや玉三郎が宣伝している)でした。
原作の溝口氏は映画監督で、80年も前に映画化されたものです。(打算的で自由奔放な妹技芸のおもちゃ役に山田五十鈴)

姉の梅吉役の檀れいさんは、「明治座」初出演。
妹役の剛力彩芽さんは、「舞台初出演」
そして梅吉の馴染みの旦那役の松平健さんは、これまで演じたことのない役柄=ダメンズに初挑戦。(今まで、殿様や王様、硬派の役しかやったことないそうです)

それぞれ「初挑戦」だったりしたため?か、なかなか見ごたえのある良い舞台でした。それほど期待していなかったので、良い意味で裏切られました。(o^-^o)
Img_2281           【お土産(飴好きの親へ)の黒飴】
舞台が終わったら、どうぞ楽屋へ〜と友人から事前にメールをもらっていたので、いそいそ行きました(ワクワクheart01
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バックステージツアーが楽しいのと一緒で、楽屋、というところもなんだか活気があって素敵な空間です。大物俳優さん宛ての大きな盛り花スタンドと、廊下の端から端までびっしり並んだ白い大きな胡蝶蘭の鉢植えに圧倒されましたが。

途中、30分の幕間は、幕の内弁当(明治座弁当)を買ったり、明治座内の食堂でご飯を食べる(事前予約)という選択肢もありましたが、私たちは、コンビニのおにぎりやサンドイッチ等で座席で済ませ、帰り道に「お茶」しました。
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 ブックシェルフカフェ、という素敵なネーミングお店でしたが、見まわす限り、素敵な本棚は、特になし。ブックシェルフって何か他の意味とかあったかなあ、などとぼんやり考えてしまいました。

それにしても、明治座アカデミーで学んだ後、10年近い努力の末、こんな風に立派に舞台に立つ友人には、心から拍手です。パートの仕事も継続中だとか。文字通りのスーパー兼業主婦だよね。ピアノのレベルの進歩がここ数年全くない私とは大違いsweat01
楽屋でも生き生きしていた恵美さん、千秋楽まで元気に乗り切って、達成感を味わって欲しいです。
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夕暮れどきの明治座の前の銀杏並木。綺麗でした。



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