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カテゴリー「歌舞伎」の17件の記事

2017年1月24日 (火)

壽新春大歌舞伎(昼の部):新橋演舞場

2017/01/22

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壽新春大歌舞伎、三代目 市川右團次 と 二代目 市川右近 襲名披露公演の
昼の部、見に行って参りました。

チケットサイトで見に行けなくなった方の分を定価以下(定価マイナス➖700円=¥2,300)で譲っていただき、見切り席ではありましたが(そういう事情だからの値段)、宙乗りを見るにはバッチリの3階席右の6。
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開演前に舞台を見下ろして撮っておいたスナップがこちら。(天井はバッチリ見えま〜す笑)

本日の公演は日曜日の11:00開始。そんな曜日と時間帯の関係もあるのか(ないのか)な?幼稚園〜小学生ぐらいの子供を連れた親子連れも含め多勢の観客が、入場前にいたるところや入場後のロビーで写真を撮ったりしています。(これって、右近ちゃんの襲名披露だから特別?)
着物を着た女性たちも多かった(トイレ休憩に気づく)。これもお正月だからなのでしょうか?

昼の部は、通し狂言雙生隅田川(ふたごすみだがわ)の4幕6場
近松門左衛門による人形浄瑠璃が原作で、江戸時代の小説「角田川(すみだがわ)」を素材に、人間関係を複雑にして怪奇性とスペクタクル性を強めた作品。

今回は、「筋書き」を9日夜の部を見た際に購入してあったため、じっくり読み込んで行き、予習バッチリ、「筋書き通りに喋ってる」などと当たり前なことに感心しながらの観劇。

序幕の第一場で、早速、右近ちゃんは早替り(双子の松若丸から梅若丸へ)を披露。
早替りは、その後終盤で、もう一度(梅若丸→松若丸へ)がありました。今週金曜日が千秋楽だけに、もう堂々とした演技振り。一人二役ゆえ、台詞も2倍、子役特有の高い声ですが、延々と喋るのは凄いです。四代目猿之助さんが10歳で演じた役だということで、ますますスゴイ。

3階席から舞台を見ると、当然ながら見下ろす形になりますが、舞台も花道も見下ろすことで、役者がたくさん出ているときは、その立ち位置や動き方がよくわかるflair
序幕第一場で門之助さん扮する吉田少将が殺される場面の10羽のカラス天狗などは、見応えある動きとともに位置どりが綺麗。同じように、花道も、役者さんが見得を切る位置から引込みまで、とかこの道に数人が縦に並んで何かをするときも、上から見ていると「まさに見物人気分」
 また、歌舞伎の場合は上演中、劇場内が完全に暗くならないので、3階席に多く場所取りをする(らしい)「大向こう」の方達を、見ることができました。今日は、お正月で日曜日、襲名披露ということもあるのか、ご祝儀の掛け声?「○○屋sign03 」とか例えば市川猿弥さんなら「エンヤsign01 」のような、下の名前を連呼する贔屓の方も。
 吉田家の執権役で出ていた市川海老蔵さん、9日の夜の部よりもさらに顔がホッソリ見えます。声は良い、そして斜め上から見下ろす顔立ちは、お父さんの團十郎さん(の若いころ)に恐ろしいほど似ていました。
 
班女御前(梅若丸&松若丸の母親)役の猿之助さん、お母さんらしさ全開で、安定しいて見応えあった〜。今までみた女形の猿之助さんは、ややカッコいい姉御肌のアラフォー?みたいな役が多かったので、こんなに優しいお母さん役は初めてでした素敵。

序幕の第二場で、中村米吉くんと市川中車さん、二幕目で海老蔵さん、がそれぞれ活躍し、三幕目の終わりが、3人揃っての宙乗り(市川右團次・市川右近ちゃん・猿之助さん)で盛り上がり、大詰めの最終幕に本水をたっぷり使った、琵琶湖鯉つかみを持ってくるという、クライマックスに被さるようにまたクライマックス、という趣向は、これを澤瀉屋っぽいと言うのでしょうか本当に楽しく見終わる歌舞伎でした。
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3階席の一番右端(3階右の1)という席から、終演後、空席になったところへ行き撮った写真がこれ。(このように立ち上がればほとんど見える場所なのに…なんだか勿体無い「座席の設営」だと思いました。)
P1020805市川右近ちゃんは、この春、小学校入学だそうです。澤瀉屋の方針は「学業優先」なので、この先しばらくは舞台にたつ回数が激減するのかもしれません、が、スーパーな子役だけに、大切に育ててもらって、魅力ある歌舞伎役者さんに育ってほしいものです。
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3階席、はオペラグラス必携ですが、それでも結構楽しめた昼の部でした。

2017年1月13日 (金)

壽新春大歌舞伎(新橋演舞場:夜の部)

2017/01/09

新年の初歌舞伎は、新橋演舞場へ。
今月の歌舞伎は、新年と襲名を寿ぐということで、
市川右近改め三代目 市川右團次 襲名披露、と彼の息子が、
二代目 市川右近 に襲名と初舞台
という初芝居。
Img_2635
演舞場の外の写真(4枚レイアウト)酒樽・入場前の入り口付近の様子・演舞場看板に松飾り。今日は、成人式の日なので、国旗が掲げられていました。こういう場所で国旗を見るの、なかなかいい(似合う)かも!?。
P1020712 P1020714
お正月だけに、ロビーの飾りも賑やかです。
夜の部、演目は、
「義賢最期」(よしかたさいご)迫力の立廻りで見せる義太夫狂言の名作
「口上」 新『右團次』誕生を寿ぐ一幕
「錣引」(しころひき)二人の英雄の力比べを描いた、様式美溢れる作品
「黒塚」(くろづか)猿翁十種のひとつである人気の舞踊劇
...
oо○**○оo...oо○**○оo...oо○**○оo

今回の歌舞伎鑑賞は、11列7番、花道の脇上手側という良席を取りました。

目的は、猿之助さんの「黒塚」。前回は2階席か3階席で見て、彼の舞踊に魅せられてオペラグラス片手に涙目で見ていた思い出があり、今度こそ、良い席で見たいと兼ねてから思っていた演目。(チケット発売日にパソコンの前で気合い入れて取りました。

座席についてみると、左側は花道に肘が乗せられるような席で足元に荷物もドカンと置けて良いのですが、通路からは一番遠い。そんなこんなで、お隣の人と話すようになり、お隣さんも一人で鑑賞(その隣も)で、大学の卒論テーマが「歌舞伎」だったという方(私よりもややお姉様くらいの年齢)

黒塚以外は、まあ「口上」とか新年向きの演目かしら?などと予習ゼロでの鑑賞でしたが、お隣に「解説員」が座ってくれたかのよう(笑)

おかげで?1番目の演目「義賢最期」は、2014年に愛之助さん主演で歌舞伎座で観ていたということを思い出しました。
本日の舞台は、海老蔵さんが主役というところと、中車が「折平」という配役で結構サプライズらしい(ふむふむ)。

帰宅後、自分がどんな感想を記していたのか、遡ってブログを読むと、片岡愛之助さんは、片岡仁左衛門(この演目で超人気になった役者)の家系なので、この演技には力を込めていた云々。そして別演目で出ていた海老蔵さんには、なんだか手抜き?っぽい印象。
それが、今日の海老蔵さんは、全く違って凄まじい迫力sign03立廻りは大変力強く、しかも動き(手とか)がしなやかで美しく、青い隈取の顔で、見得を切る(特に寄り目で型を作って静止する)姿は、やはり、歌舞伎界の「千両役者」の価値を持ってる人だなあ、と惚れ惚れ観てしまいました。

平家の取手の襲来に備え、娘の待宵姫(中村米吉)を逃すところは、娘を思う海老蔵さんと父を思う姫(米吉さん)の情愛のこもった演技に、涙がじわり…。
私生活で父を亡くし、子供を持ち、妻(小林麻央さん)が只今ステージの高い癌の闘病中、という海老蔵さんの渾身の思い、魂を削って演じているような空気が伝わってきます。(頑張って!!と言いたくなりました。)。
義賢の悲愴感たっぷりの美しさに心が掴まれました。

頑張る、といえば、この演目で義賢を忠実に支える役柄(折平)を演じた市川中車

(香川照之)さん、上手になりました(素人目にもわかる!)。お隣の詳しい方の話では、台詞回しに加え、義太夫が入る狂言はか、な、り、ハードルが高いはず、だのに予想外の好演。(大人になって始めた人には、動きが音にきちんと合うのは大変難しいらしい)。俳優業も継続している香川(中車)さん、どれだけ努力しているんだろう(努力が実りつつある)、と彼の底力(そしてやはり両親からのDNA)を感じました。

中村米吉さん、って今年は恒例の「新春浅草歌舞伎」に出ていないなあ、と思ったらこちらに出演。この後の「錣引」でも大活躍。こちらでは伏屋姫として、所作が綺麗で色っぽいけど、果敢に戦う。見ていて気持ちよい!歌舞伎は、未来永劫、女子には門戸は開かれないそうなので(とお隣の人は言っていた)今後、綺麗でカッコイイ素敵な女形がいっぱい育って欲しいですsign01(若い役者さんは、お化粧のベースになる肌が違うから、花道あたりの席で見てもホント、美しかった)

P1020718
(口上)
舞台上には、9名の役者。挨拶の順は、
①梅玉→②猿之助→③男女蔵→④右之助→⑤海老蔵→⑥門之助→⑦中車
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そして右近改めの「右團次」さんと、初舞台の「右近」ちゃん。

幕が上がると、舞台上の9名は全員平伏しています。6歳(ということはまだ幼稚園児)の右近ちゃんだけ、背中が際立って小さい(カワイイ)。

最後の最後まで、平伏しているのも6歳児には大変なもんだなあ、などと右近ちゃんの第一声を楽しみに見ていたら、顔を上げたその姿、それまで、目一杯ぎゅーっと下を向いていたのでしょう、襟のところに、顔の白塗り化粧の粉がたくさんついている〜!わお。がしかし、挨拶は、大変よくできました。偉いもんだなぁ。
P1020713
海老蔵さんの挨拶の中に、右近ちゃんは毎日、「唐揚げ」を食べて頑張ってます!とありました。幕間に、またお隣の人から、
「昼の部も見ているけれど、この子、凄いわよ。初舞台と思えない、演技力と度胸で、史上最年少での宙乗りも、平然とこなしている、っていうか余裕でハッチャケて猿之助さんからフォローが出たりするほどだった。スーパー子役出没って感じの右近ちゃん父子+猿之助3人宙乗り、断然オススメです!」って言われたら、もう見に行くしかありませんsign03 (なんとかチケットゲット、22日に昼の部観劇の予定と相成りまして候)

(錣引:しころひき)

源平二人の英雄が、錣(しころ)という兜のツバのところを引き合い力比べをするという話。
右團次さんの襲名披露狂言です。
右近さん時代の最後に見たのが「スーパー歌舞伎ワンピースの白ひげ役」だったので、なんだか白ひげのイメージが強かったのですが、品のいい「平家方」」を演じていました。
イヤホンガイドの解説によれば、源氏=白、平氏=赤、という旗の色を持っていて、それが今日の運動会や大晦日の番組に使われる「紅白」の元、なのだそうです。

いかにも歌舞伎らしい、舞台上の大道具と装置、そして見栄えする衣装の数々。
絵画的な作品でした。

(黒塚)
今月は12日が満月ですが、舞台の上は奥州安達原のススキが広がる月夜のこと。
背景が幻想的で効果抜群(前回よりも舞台転換やあ音響、照明などに工夫が見られるそうです)
右團次さんを阿闍梨に中車さんを山伏(讃岐坊)にというキャスティングが高評価(らしい)。個人的には、いとこ同士の猿之助さんと中車さんの絡みが楽しかったし、似ているなあと改めて思ったし、いとこ同士が仲良く舞台に、なんて素敵だなあ、と思った次第。

前回見たときは、猿之助さんの踊る姿や変貌ぶりそのものに圧倒されて終わってしまいましたが、今回は、しっかり見ていたので「老女の心の変化」と「怒りに燃える鬼女のの心」とその「怒りが静まっていく様子」という複雑な心境変化を、好演していたのに感動。
そして、強力太郎吾役の猿弥さんがパッと「側転」を披露したり「驚きのあまり腰が抜ける様」が上手かったという発見がありました(結構ずんぐり体型にも関わらず)
猿之助さんは、本当に体幹がしっかりしているのだとしみじみ。
この舞踊劇を復活させた三代目猿之助(現、猿翁)さんが若い時に海外で観た「ロシアンバレエ」の技法を基にしたつま先で踊る振り付けも、引きずり(長い袴)での結構激しい立ち振る舞いも、物ともせず、という姿に、プロの凄さを見ました!!やっぱり四代目ブラボーですheart04
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筋書きを購入したので、よく読んで、昼の部を見てきたいと思いま〜す。

終演時間が、21:20 と「口上」入りで遅かったので、演舞場から徒歩4〜5分のところにある歌舞伎座(こちらは壽初春大歌舞伎、という新と春、一文字違いのタイトル)は、
もう明日に備えて眠りについておりました。
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今年も、いいお芝居がたくさん見られますように!の願いを込めて一枚。

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2016年8月27日 (土)

八月納涼歌舞伎

2016/08/19&25
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2年ぶりの納涼歌舞伎、昨年は、劇団新感線や新橋演舞場「元の黙阿弥」を見に行ったため歌舞伎座にまで足が伸ばせませんでした(財布事情的にsweat01
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まずは、8月19日、今月は誕生月でもあるため(
birthday自分へのプレゼントsmile、年に一度の主婦健診の後11時開演の第一部にも滑り込んで、第一部と二部を3階席と1階席にて観る(健診が長引き遅刻した場合、1等席では損失感が大きいため、3等席を確保してた。)

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第一部は
①嫗山姥(こもちやまんば)
②権三と助十(ごんざとすけじゅう) 

①はひとことで言ってしまえば近松門左衛門作の「金太郎伝説のお話」主役の八重桐役の中村扇雀さん、セリフ上手で見栄えしました。坂東新悟くんの沢瀉姫、綺麗heart
②は、新歌舞伎(大正時代)でいわゆる名奉行の「大岡裁き」をベースに江戸の庶民の暮らしを描き、喜劇&サスペンス仕立てのお話。
配役が大変魅力的で(このため、見に行きたかったのだった)
権三(中村獅童)、助十(市川染五郎)、権三女房(中村七之助)勘太郎(片岡亀蔵)そして長屋の大家さん六郎兵衛(坂東彌十郎)と豪華キャスト。他にも坂東巳之助、中村壱太郎、と好みの役者さんだらけでした。主な出演者がそれぞれ安定の演技。当然舞台は面白い。ストーリーを予習していて(犯人がわかっていて)も、楽しめました。
が、この立派な内容の第一部が、第二部の面白さで上書きされそうに…sweat02
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第二部は、
①東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)
:奇想天外!お伊勢参りなのにラスベガス??!
②艶紅曙接拙(紅翫)(いろもみじつぎきのふつつか:べにかん)

何と言っても、染五郎丈夫と猿之助丈の染猿コンビによる弥次喜多sign03最高〜!!!
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ポスター(看板)やチラシに載った写真からしてこれです。しかも、実際のメイクでは、とりわけ染五郎丈、眉毛が喜劇役者の藤山寛美を彷彿とさせる感じで、アホっぽく、2回目に見た25日では、それがもっと太く描かれエスカレートしていました。(役者もノッテるわ〜)
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あまりにも楽しかったので、もう一度(3階席でいいから)観よう!と松竹歌舞伎会のチケットを探すも、千秋楽まで完売。仕方なく、チケット救済サイトで、行けなくなった方の分を定価で譲ってもらいました。(公演日2日前に郵送されてきたチケットは、消印がなんと京都府。今回、東京でしか上演されてないからでしょうか?すごいね)
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イヤホンガイドも2回聞いているため、記憶に残った解説に、
・弥次喜多道中の本は、江戸末期に20年で43冊出版された大人気本(原作)
・弥次喜多は二人とも典型的な一般庶民という設定で、その体験談は、今でいう
 ネットのブログ「やってみた」のブロガーや投稿者、のノリだそう。
・当時も時事ネタ満載でよく受けたそうですが、今回も政治家ゴシップ、芸能人
 スキャンダル等々「旬のネタに敏感だった歌舞伎本来の姿」の演目。
・澤瀉屋の持つ特質であるエンターテイメント性プラス高麗屋の御曹司染五郎の活躍
 をお楽しみに。
ということで、気分が上がりますupup
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幕開けは、奥州の領主の若君:梵太郎(市川金太郎)とその供侍:政之助(市川團子)二人の旅立ちの場面。小中学生ならではの真面目&懸命な演技。
彼らは、その後もずっと「ブレない演技(歌舞伎)」を続けるので、次の場面から始まる、ドリフターズのような?カトちゃんケンちゃんのような?劇団新感線を彷彿とさせる「いい大人がこぞって笑いに本気モード」の舞台に良い意味でメリハリがありました。配役お見事。そして、金太郎君は染五郎丈の息子、團子君は猿之助丈の甥っ子(香川照之:市川中車の息子さん)という縁の深い関係もあって、染猿ファンにとっては目がハートになりそうな4人(この4人で旅をするという設定)です。
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ワンピース、ラスベガス公演(獅子王)、阿弖流為、のネタがあちらこちらに散りばめられていて楽しい(右近さんは元海賊の白ひげ、だし、茶屋の昼飯は「アテルイ飯」だし、ラスベガスの場面ではワンピースの衣装がいかにも役立ってます風)
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このラスベガスの場面で劇場支配人:出飛人河童劇場(デビットカッパーシアター)の出飛人(デビット)役の中村獅童丈、オイシイ役回りsmileで弾けてましたsign01
19日は舞台ソデに引っ込む際のステップ(クネクネ&シャララ〜ンという感じ)
25日の方は、シネマ歌舞伎用の撮影も終わった後らしく、もっと弾けてて、前髪、がポイントでした。これを伏線にして、後でお奉行様役で登場した際に、前髪ないのにデビットの癖である仕草を出してて笑えました。
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今回、チケット発売日にネットで取った座席は14列の6番。京都から郵送してもらったチケットは8列6番。この6番は、花道の下手側すぐ脇なのですhappy01
花道をカメラに収めると、歌舞伎座の鋲がすぐ脇でした。(写真左)
見上げると、宙乗り用のワイヤーが2人分(空を刻む者、以来でしょうか)
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最後の「染猿の宙乗り」を一番楽しみにしていた私にとって、最高の席でした。
最終場面は伊勢花火大会。ビートたけしの「火薬田ドン」にも似た場面。
飛び始めの2人は、そろって平泳ぎ(笑)
染五郎丈が猿之助丈の浴衣の裾の端っこをぎゅーっと握っていたのが可愛い(笑)
染五郎丈が、うっかり手を離してしまい、そこからアクロバティックに(お腹中心に)グルグルと何回も回転して、えっまだやるの〜というほど回ってました(ここでメイクがまた一段と似合う笑)。彼は舞台事故で一時心配されたこともある過去を持っていますが、「染五郎、こんなにも健在!!」をアピールしたかのよう。
宙乗り始まって少しすると(平泳ぎが終わった頃)、舞台上手からパアーンという大音量とともに大量の細い銀色テープ(花火のつもり)が上方に向かってパアアアーっと飛んできます。会場は皆が一同に「おお〜」と唸るのですが、二度目観劇の時は、この時の猿之助丈の表情が見てみたかったのです。想像通り「ニヤリ顔」で心の中では「ウヒヒッ」と笑っていたのではsign02エンターテイナーな猿之助丈にピッタリなエンディングでした。

②艶紅曙接拙(紅翫)(いろもみじつぎきのふつつか:べにかん)
の方は、今秋に中村芝翫を襲名する中村橋之助丈のための?踊りでありました。
中村勘九郎・七之助兄弟も朝顔売り、うちわ売り、でカッコよく登場。蝶々売りの巳之助くん、踊りが上手なのは父親(故坂東三津五郎)譲りでしょうか?
そして、花道で踊る姿をガン見したかちゃまたは、橋之助の息子3人(国生・宗生・宣生)の中では、三男坊の宣生(ノブオ)くんが、一番踊りが上手なことに気づきました。目線、口元、指の先まで神経がいっていて、動きが滑らかで軽やか〜note
秋の襲名で中村歌之助、になったら応援したいと思います。
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余談ですが、19日の帰りの電車(渋谷発の某私鉄)で、中村壱太郎さんが同じ電車のドア付近に乗っているのを発見。ものすごい驚きでしたが、黒ジーンズに黒いTシャツ姿の(黒子のような)壱太郎さんのことには、周囲は気づかないのです(気づかないフリ?)
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彼も、この秋は野田秀樹氏の演出する舞台に主役級で出るし(シンガポール公演もある)テレビなどでの発言も好感持てるし、何と言っても、坂田藤十郎(と扇千景)のお孫さんだし…にもかかわらず、先日、群馬県警に逮捕された高畑容疑者のように「2世役者だもんね、」と浮かれていないところが良いです。

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2016年6月28日 (火)

六月大歌舞伎:義経千本桜(歌舞伎座)

2016/06/20
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今年、初歌舞伎です。今回の作品、義経千本桜 四の切(四段目の最後)で、猿之助丈が、新しくなった歌舞伎座(2013年春〜)での、初「宙乗り」があります。
かちゃまた、まさにこれを待っていたのでした〜、というのは口実で、猫の受け入れ準備に、時間と労力とお金少々を費やしているうちに、歌舞伎に行きそびれていたのでした。
happy02
そんなわけで、期待マックス(笑)の歌舞伎であります。
「義経千本桜」は歌舞伎三大義太夫狂言の一つとして、人気の演目。しかも今回は、3部制(午前・午後・夜の部)となってます。
「市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候」とある、第3部の「狐忠信」は満席。


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happy01座席(花道から上手に3列目、前から9列目)から見上げたところにワイヤーがありました。気合いを入れて取った座席で、たっぷり見るぞ。(写真中央上の四角い穴からワイヤーが3階席鳥屋まで伸びています。これで吊られるんだなぁ)
☆*:;;;;;;:*☆
幕開きは、所作事(歌舞伎の舞踊劇)「道行初音旅」
佐藤忠信(実は源九郎狐):猿之助
静御前:市川染五郎
逸見藤太:市川猿弥
☆*:;;;;;;:*☆
主たる3人のうち、猿弥丈は、コミカルな演出担当。
猿之助丈の舞踊は、私が見た歌舞伎役者の中では、一番上手いと思う安定の「上手さ」ですが、染五郎丈の女形の踊りも、想像以上に上手でした。(着物やらカツラやら頭から足元まで沢山身につけているせいか?汗がすごかったsweat01でもお顔は涼しげ)
猿之助丈の最初の登場は、花道のスッポン(花道の付け根辺りにある、小さな「セリ」)からの登場。立役(男役)として、白塗りをしない猿之助丈は、昨秋のスーパー歌舞伎ワンピース以来だけれど、(ルフィーの時は、登場してきた「姿」そのものに感動することは特になかった)今回の忠信の姿、決まっている!!こんなに近い距離で静止した猿之助丈は初めてでもあり、鳥肌立ちました〜lovely
「狐忠信: 川連法眼館」
親を慕う子狐の恩愛とケレン味溢れる1幕(歌舞伎チラシより)

 吉野山中の川連法眼の館へ匿われている義経のもとに佐藤忠信が参上します。
義経は忠信に静(静御前)の行方を尋ねますが、忠信は覚えがない様子。そこへ静が現れ、はぐれたはずの忠信を見て驚くところへ、もう一人の忠信が現れます。
実は、静に付き添っていた忠信は、義経が静に与えた初音の鼓の皮になった狐夫婦の子で、鼓を慕い、道中で静を守護しながら付き添ってきたのでした。
それを聞いた義経は、親を想うこの情愛にうたれその鼓を与えると、喜んだ狐の子は鼓を手に古巣へと帰って行くのでした。
☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*

忠信役の猿之助丈は、源九郎狐の2役であり、早変わりで狐の子になって出てきます。衣装全然違うのに、早っ!

狐の子の感情表現や、狐特有の動作が秀逸の猿之助丈。

両親の皮を使った鼓を見つけて、泣くところ。
義経から鼓をもらい受け、嬉々として跳ね回るさま。
表情の豊かさが際立ってます。宙乗りに向かって盛り上がる〜

源九郎狐の宙乗りは、鼓を抱えて飛び去る形で終わるのです。
下手花道前から、若い役者さんに囲まれワイヤー着装。
すぐにスルスルと高い天井まで上がって行きました

ワンピースのルフィーの時もそうでしたが、猿之助丈の宙乗りはサービス精神満タンで、嬉々とした表情を劇場全体に振りまいてたっぷり魅せながら3階の鳥屋へ。
到着と同時に、大量の紙吹雪(ハート型のピンクの桜)。場内、大喝采(割れんばかりだ)
「歌舞伎見に来たー」って実感です。

新聞のインタビュー記事(朝日5/19) で、


狐の親子の情愛を描いた「川連法眼館」では、猿之助は源義経の家臣の佐藤忠信と、忠信に化けた狐忠信を演じ分ける。

 本性を現した狐忠信は、跳びはねたり、鼓を転がしたりとしぐさが愛らしい。指をクの字に曲げる「狐手」など狐のポーズも見せる。猿之助は「伯父(市川猿翁)には、かわいらしく演じるよう言われました。息づかいを見せるな、ハーハーはいけないとか。狐は無邪気で無心なのです」と話す。

 狐忠信での宙乗りは、最も高いところで約12メートルの空中で演じる。「つられながら笑顔を振りまいていますが、苦しいんですよ。足の動かし方などコツがあって難しい。でも、僕しか見られない眺めが広がりますね」

と語っている猿之助丈。役者稼業もなかなか大変。
また、故蜷川幸雄氏から以下のような話、
「ヴェニスの商人」の時には「お互い一生、異端でいよう。この演劇界で挑み続けてやろう」と言われた。「異端であり続けることはしんどいんですよ」

「異端で居続け」ながら「澤瀉屋」を率いるトップであり、さらにテレビや舞台でも活躍する猿之助丈。プロフェッショナルとはこの人のことだなあ、と心から拍手。

結局、舞台の幕が開けば、新聞の評価は
「今月の歌舞伎座は、第3部「狐忠信」が燦然と輝いている」
と高評価。四代目となって突き進んでいく「猿之助丈」これからも応援したいです。
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猿之助公式ホームページで知った写真展。御茶ノ水で開催(6/26まで)されていました。
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「エスパス・ビブリオ(ESPAS BIBULIO)素敵なブックカフェbookです。

2015年11月27日 (金)

スーパー歌舞伎second「ワンピース」(新橋演舞場)

2015/11/24
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明日、千秋楽を迎える、ロングラン公演のスーパー歌舞伎second「ワンピース」
やっとのことで本日、行って参りました。
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初日(10/7)に観た方々の「劇場へ向かう服装」が初秋な感じだったら、今日は初冬モード、です。(気温は上がれど風が冷たい)
私が劇場へ到着した頃、入り口正面に大型バスが2台停車し、中から制服姿の高校生(共学)がどんどん降りてきて、演舞場入り口左右に掲げられた、ワンピース(アニメ)の看板をデジカメや携帯で次々に撮影している。
「近隣(直線で500mくらい?)の歌舞伎座とともに『撮影スポット』になっているのかしら…」などと呑気な気持ちで見ていたら、なんと彼らも劇場へ・・・(スゴっ・・・修学旅行でスーパー歌舞伎〜いったいどこの高校なんでしょ・・・と🚌バスの正面に廻って学校名をチェック→鳥取城北高校、という学校でした)
この高校生たちとは、終演後、出口付近でまた一緒になっているのですが、
「チョー感動した」「泣けた〜」「ワンピースやばすぎ」
などと口々に言いながら表情が上気しているので、「あ、なんかカワイイ」などと思えて、帰宅後ネットで学校HPを見てみたら、どうやらこの日は、旅行の初日だった模様。その内容が濃い〜のです。朝、空路で東京へ、パナソニックセンター・リスーピア→東証アローズ→東大(赤門前と安田講堂前にて集合写真)→ホテルでランチ→早稲田大学(握手すると合格するという言い伝えがある坪内逍遥像と握手)、そして午後4時半から9時まで新橋演舞場で歌舞伎(オリジナルワンピース弁当付き)
なんという修学旅行でしょう、思いがけず、びっくりぽんでした(・_・)....?

さて、話を戻して歌舞伎ワンピース。予習してあっただけに、登場人物がよくわかり、場面展開も含めて、楽しめた観劇になりました。
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原作:尾田栄一郎
脚本・演出:横内謙介
演出:市川猿之助
(◎´∀`)ノ
出演:
市川猿之助…ルフィー、ハンコック、シャンクス
市川右近 …白ひげ
坂東巳之助…ゾロ、ボン・クレー、スクアード
中村隼人 …サンジ、イナズマ
市川春猿 …ナミ、サンダーソニア
市川弘太郎…はっちゃん、戦桃丸、ニューカマー・スー
市川寿猿 …アバロ・ピサロ、ガープ 
市川笑三郎…ニョン婆
市川竹三郎…ベラドンナ
市川猿弥 …ジンベエ・黒ひげ(マーシャルDティーチ)
市川笑也 …ニコ・ロビン、マリーゴールド
市川男女蔵…マゼラン
市川門之助…つる
市川段四郎…ガープ
福士誠治   …ポートガス・D・エース
嘉島典俊 …ブルック、赤犬サカズキ、ニューカマー・サッチン
浅野和之 …センゴク、エンポリオ・イワンコフ、シルバーズ・レイリー
【物語】(チラシより)
大秘宝ワンピースを探す航海の途中、海賊を取り締まる海軍との戦いの中で麦わらの一味は散り散りになってしまう。1人になったルフィーは白ひげ海賊団の一員だった兄エースの処刑宣告の知らせを聞き、海底監獄に救出に向かう。瀕死の重傷を負いながら、侵入不能の監獄を突破するルフィーだが、エースは移送されてしまった後。
そして、エースを公開処刑しようとする海軍と、救おうとするルフィーや白ひげ海賊団との間で壮絶な決戦が繰り広げられる…。
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...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。

ムスコ2に頼み、今回の作品の「ワンピース:頂上戦争編」をTSUTAYAからレンタルしてきてもらった際の彼の発言は、『マンガが原作の作品で歌舞伎?って言われているけど、特にこの頂上戦争のところは、歌舞伎化に適している気がする』でありました。
歌舞伎役者が見得を切る、傾く(かぶく)、といった歌舞伎につきもののセリフっぽい場面が結構あるのです。(マンガゆえに表現もオーバーに描かれていますしね)

猿之助は、今回の企画の立案〜演出を担当しているということもあって、主役のルフィーではあるのですが(もちろん、宙乗りは彼のみで、しかも一往復半もの大サービスでした会場、
up大盛り上がり)、全体的には、ボア・ハンコックとの早変わりを一番の見せ所、という感じにして、ルフィーだけだと狂言回し的存在に見えました。

そもそもルフィーって、刀とか持って戦わないし(ゴムゴムなので素手で戦う)、手が伸びるのは、黒子の皆さんによるアナログ〜な方法(楽しく笑えます)、またはプロジェクションマッピングで戦ったり、飛んだり、凍ったり、でありました。

今回の役者さんで、大発見、は坂東巳之助くん。
この人の、役への「成り切りレベル」は、表彰ものだと思います。特に、ボンちゃんの役…ボンちゃんはオカマという設定なのですが、(原作では、ルフィーと敵対していて、その後、紆余曲折あって、硬い友情が芽生えるのです)、原作読んでて一番好きになった登場人物が実はボンちゃんでした。それを、原作通りにやってのける己之助くん(声がまたそっくりだったそうです、喉痛めなかったかな?)彼の文字どおりの「熱演」に、父親の故、坂東三津五郎さんと母親の元宝塚スター、寿ひずるさんの「DNA」を思わずにはいられない!!才能って「点火」するのかもしれないですね。
修学旅行の生徒たちの言葉を借りれば「坂東巳之助やばすぎ〜」
本水での演技、花道での飛び六方、この手の演技がよく似合う役者さんに育っていく予感?。

他にも、インンタビューで「ワンピース大好き」と答えていた中村隼人くんのサンジとイナズマ(水の中で大奮闘)も良かったし、福士誠治くんのエースも動き出したらカッチョいい〜

そして、若くないけど、惚れ惚れする役者さんが、浅野和之さんのイワンコフでした。マンガよりもさらに強烈な印象ダンスもダジャレもアドリブも、あの姿(オカマたちのトップ)で演じられたら笑わずにはいられません。空飛びルフィーとクジラが宙を舞う時間、会場には役者さん方が通路に繰り出して、観客とハイタッチ(通路側に座りたかった〜)浅野さんとハイタッチしたかったよ〜〜

吹雪が舞う中での戦いの場面では、ワイヤーの使い方が上手く、役者さんが飛んでくるような錯覚を起こして声をあげそうになった私
sweat01、大量の本水、本火、火炎・・・海賊、頂上決戦、という材料があったためか
…スーパー歌舞伎、の名にふさわしい舞台でした。白ひげ(右近さん)は、3幕のみ出演、歌舞伎役者スタイルをキープし、義経千本桜の知盛&殺されるところは弁慶??の演技でこの話にバッチリ合うことこの上なく、市川笑三郎さんのニョン婆もちゃんとギャグ言ってました(笑)
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衣装とメイクが原作に忠実=激似、なのは己之助くん、隼人くん、浅野さん以外にも
市川猿弥のジンベエ、市川男女蔵のマゼラン、市川猿四郎の黄猿、市川寿猿のアバロ・ピサロ。本人はもとより衣装係さんの熱意が感じられます
(拍手)
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ONE PIECE序章の声は、中村七之助さん、と知っていながら、「今回も阿弖流爲と同じくイヤホンガイドが無くて幸せ〜」などの気持ちからボンヤリ聞いてしまいましたが(汗)
また、音楽(主題歌以外の演奏)では、作曲&尺八がイケメンの尺八奏者:藤原道山氏でした。



10月のチケットが葬儀と重なって行けなくなっても、こうして見ることが出来たのはロングラン公演のおかげです(二ヶ月公演に「感謝heart04 」) 。
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11月のプログラムには、1幕見開き1ページX3幕分の、舞台写真のページが加わっていました(嬉々)
今夏、見た劇団新感線で、「ワンピース、歌舞伎でやるって大丈夫?」などとちょっと悪意がにじむようなくすぐりがあったけど、猿之助丈「してやったり(大見得姿!)」ってところかな。

2015年9月25日 (金)

赤坂大歌舞伎(赤坂ACTシアター)

2015/09/23

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故 18代中村勘三郎が始めたという「赤坂大歌舞伎」。
勘三郎は2回出演したあと、亡くなってしまい、前回(2013年:演目は「怪談乳房榎」)と4回目の今回は、中村屋兄弟が中心となって繰り広げられています。
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先月、劇団⭐︎新感線を見に来た劇場が、歌舞伎モードになっております。
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今年の演目は「古典」
操り三番叟(あやつりさんばそう)
三番叟 中村 勘九郎
千歳 坂東 新 悟
後見 中村 国 生
坂東 彌十郎
お染のの七役(おそめのななやく

浄瑠璃「心中翌の噂」

油屋娘お染
丁稚久松
許嫁お光
後家貞昌
奥女中竹川
芸者小糸
土手のお六
中村 七之助
   
鬼門の喜兵衛 中村 勘九郎
油屋多三郎 坂東 新 悟
船頭長吉 中村 国 生
腰元お勝/女猿廻しお作 中村 鶴 松
庵崎久作 片岡 亀 蔵
山家屋清兵衛 坂東 彌十郎
みどころ(歌舞伎美人のHPより)

一、操り三番叟(あやつりさんばそう)

 能楽の儀式舞踊である「三番叟」を基に、数多くの三番叟物といわれる作品が誕生しました。『操り三番叟』はその一つで、糸繰りの人形が三番叟を踊るというユーモア溢れる趣向で楽しい舞踊となっています。
 前半は翁の荘重さと千歳のしとやかさで品格ある厳かな踊りが主眼となります。そして後見が人形箱から三番叟を取出すと、あたかも糸で操られているかのように踊り出します。次第に糸が絡まり、切れ、動かなくなった三番叟を後見が糸をつなぐと、魂が宿ったかのように、ますます鮮やかに、手ぶり足ぶりも面白く舞い続け、五穀豊穣を祈ってめでたく舞い納めとなります。

二、お染の七役(おそめのななやく)

 宝永年間に大坂で実際に起きたお染と久松の心中事件を題材に、物語の舞台を大坂から江戸に置き換えた作品です。
 質屋油屋の娘のお染と山家屋清兵衛の縁談が進められている中、お染には久松という言い交した相手がいます。久松にもお光という許嫁があり、元は武家の子息で紛失した御家の短刀と折紙を捜しています。姉の竹川も久松の身を案じ、短刀の探索の金の工面を土手のお六に頼みます。お六と亭主の鬼門の喜兵衛は油屋で金を騙し取ろうとしますが…。
 お染、久松、小糸、貞昌、土手のお六、お光、竹川という7役の早替りや、南北特有の世話場、また常磐津による所作事と、みどころにあふれた南北の名作をお楽しみください。

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。o
どちらの演目も、かちゃまた初見でありました。あやつり人形をユーモラスに演じる勘九郎、早変わり七役を七通りに見事に演じ分けて大活躍だった七之助、この二人を中心に、サービス精神に満ちた楽しい舞台でした。(あらためて、歌舞伎、好きだなあheart04
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勘九郎の踊りがこんなに上手だとは・・・と素直に感心する「人形の舞」これは、人形っぽさ全開sign03です。糸につられているところ、その糸の長さ(もちろん見えませんsweat01実際には無い、のですから)をしっかり感じさせる動きが実に上手い!!。
「糸、からまっちゃって、引っかかっておりやす〜」みたいな様子がコミカルに演じられておりました(動き方によっては、人間の動き方と違い、かなりの負担が膝とか身体にかかりそうcoldsweats02
後見、といって人形を操る役を中村国生(中村橋之助と三田寛子の長男)くん、が演じていましたが、結構緊張するタイプ?なのか動きが、ちょっとぎこちない。彼の動きからは、「糸」見えてこない・・・(まだ19歳だそうですからこれから頑張ってくださいませ)
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(一人七役早変わり、を趣向にしている「お染の七役」の)七之助には、本当に圧倒された。この人、父親(勘三郎)を失ってから、の成長ぶりが著しい。伸び盛り、というのはこういう人を言うのだろう。美しさも芸も確実にステップアップしていて、ホント、素晴らしい。
その昔、猿之助のスーパー歌舞伎を「サーカス」と呼んだりしたそうだけど、そうだとしたら今回の七之助は、「マジックショー」ですかね。
あどけない少女から、妖艶な女性まで中身も(声や表情)早変わりします。坂東玉三郎さんから指導を受けたというだけあって、本当に素晴らしい演技。
この「お染の七役」には、アドリブで操り三番叟を入れたり、一階席の通路には何度も降りて演じて(これもアドリブ?)くれたりして面白いところもあった。彼の横顔をまじまじ見られましたけど本当にビューティフルshine
が、一方でストーリー全体はやや暗くて長くて、こういう、「どろっと」系は、本来あまり好きじゃないのですが、
役者さんたち(亀蔵さんもいましたし)が良いので、最後まで楽しみました。
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父親、故勘三郎の精神をガッチリ受け継いで、こうした舞台を見せてくれた中村屋兄弟に拍手と感謝lovely
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歌舞伎の引き幕。こちらは、中村座のもの。一般的には、白い部分が緑色です(おせんべいの歌舞伎揚げの外包装)
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(七之助丈の誕生日は、かちゃまたの結婚記念日と同一でした。ちょっと嬉しい)
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2015年7月28日 (火)

歌舞伎NEXT「阿弖流為」(新橋演舞場)

2015/07/26

劇団新感線で再演希望の多い演目で、しかも市川染五郎主演のままで「歌舞伎化」された今回の「歌舞伎NEXT:阿弖流為」

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家庭の事情や仕事の都合等でなかなか希望のチケットが取れなかったけれど、最終的に楽日の一日前に良席確保heart04出来て、期待マックスupで演舞場入りしました。

上演情報とあらすじ(公式ホームページより)

上演情報
歌舞伎NEXT「阿弖流為」

【作】中島かずき
【演出】いのうえひでのり

【配役】
阿弖流為 市川染五郎
坂上田村麻呂利仁 中村勘九郎
立烏帽子/鈴鹿 中村七之助
阿毛斗 坂東新悟
飛連通 大谷廣太郎
翔連通 中村鶴松
佐渡馬黒縄 市村橘太郎
無碍随鏡 澤村宗之助
蛮甲 片岡亀蔵
御霊御前 市村萬次郎
藤原稀継 坂東彌十郎

...。oо○**○оo。...。oо○

阿弖流為(あてるい)

 古き時代、日の国――。大和朝廷は帝による国家統一のため、帝人(みかどびと)軍を北の地に送り、そこに住むまつとわぬ民、蝦夷(えみし)に戦を仕掛けていた。その頃、都では、蝦夷の“立烏帽子(たてえぼし)党”と名のる盗賊一味が人々を襲っていた。それを止める一人の踊り女。彼女こそ立烏帽子。女だてらの立烏帽子党の頭目だった。町を襲う盗賊が自分たちの名を騙る偽者であること暴くため変装していたのだ。そこに都の若き役人、坂上田村麻呂もかけつける。さらに“北の狼”と名のる男も現れ、偽立烏帽子党を捕える。この事件をきっかけに北の狼と田村麻呂は、互いに相手に一目置くようになる。だが、北の狼と立烏帽子は、蝦夷が信じる荒覇吐(あらはばき)神の怒りを買い、故郷を追放された男女だった。
 北の狼の本当の名前は、阿弖流為(アテルイ)。故郷を守り帝人軍と戦うため、立烏帽子と二人、蝦夷の里に戻ることにする。荒覇吐神の怒りをおさめた阿弖流為は、蝦夷の兵を率い、帝人軍と戦う。彼の帰還を快く思わぬ蝦夷の男、蛮甲の裏切りにあいながらも、胆沢の砦を取り戻した彼は、いつしか蝦夷の新しい長として一族を率いていく。
 一方、田村麻呂も、帝の巫女である姉、御霊御前(みたまごぜん)や右大臣藤原稀継(ふじわらのまれつぐ)らの推挙により、蝦夷大将軍として、蝦夷との戦いに赴くことになってしまう。阿弖流為と田村麻呂、互いに認め合う二人の英傑が、抗えぬ運命によって、雌雄を決する時が来ようとしていた。

...。oо○**○оo。...。oо○

かちゃまた、劇団新感線の阿弖流為は見てませんが、、NHKBSで放送された「北の英雄・アテルイの生涯」主演:大沢たかお 、は見ておりました。学校で日本史を習うと、「坂上田村麻呂が奥州を征伐」と1行だけだったりして、あっさりし過ぎていてそこからは大和朝廷と蝦夷の戦や制圧の様子等はまったく浮かんできません。今日の舞台もそうですが、日本の古代の物語(だからこそ?)が、意外にも政治とか戦争というキーワードで考えると、今の時代に通じるものが多くあって、そういう意味でも見応え十二分であります。それと、この時代の人々のファッション、なかなか活動的でかつオシャレ・・・これなども「活動的な服装の原点」として今でも参考になりそうな気がするsmile

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観劇気分いっぱいで演舞場入りした「歌舞伎NEXT」には「イヤホンガイド」がありませんscissors(財布に優しいup。さらに今回は舞台に花道がもう一本増設されていて両花道です(記念に座席表写真)。

両花道に主役の2人が乗って掛け合う、見栄を切る・・・これは見応えバッチリ、あまちゃん風に言えば「かっけ〜lovely」であります。

そして、照明・音楽に関しては新感線テイスト満載でした(でも歌舞伎に合うよね。歌舞伎がファッショナブルになる感じ)

また、新橋演舞場の大きな回り舞台を、激しい立ち回りとともにグルグル何度も回してものすごい運動量の役者さんたち・・・まるで体力の限界に挑戦しているんじゃないかと思うほど💦

そして、この舞台の心地よさのもう一つは、脇を演じる役者たちが揃いも揃って適材適所、まさにピッタリな配役で彼らの演技も主役の3人に負けないほど素晴らしかったことではなかろうか。

先ずは亀蔵さんの蛮甲。生き意地の汚いことを自ら宣言して日和見の典型の行動をするが、「生き延びる」とは本来そういうことかもしれない(誇りとか捨てちゃって)。でも、この人どことなく憎めない(私が亀蔵ファンだからかな?)。今の実年齢の亀蔵さんのキャラ(年齢的な外見含む)が冴え渡っていました。妻の熊子(8日前のボリショイサーカスの熊と姿形および歩き方までよく似てる:笑)との愛情は和ませてもらいました。熊子の壮絶な最期は夫への愛情に溢れ、気づくと涙が頬を伝っているのです。(さっきまで笑っていたのに・・・)。大和朝廷に囚われた阿弖流為の首切り役に志願・・・最期まで生き意地の汚さを通すと思っていたら「蝦夷は腐っても蝦夷」でした。(やっぱり亀蔵サンいいよねえ、松島屋!!って合いの手入れたくなった)

大向こう(最初「合いの手」と表記して、コメント欄で「和三盆さま」からご指摘受けましたありがとうございます:8/3付け)に関しては、歌舞伎NEXT少なすぎます。染五郎の高麗屋、勘九郎&七之助の中村屋、彼らのソロ場面でいくつか「ここって大向こうでしょう」という場面がありましたが、だれも何も言いません。(今後、若い人たちがもっと大向こう入れるにはどうしたらいいのか・・・松竹さん考えてください)

他に、大和朝廷側の御霊御膳の市村萬次郎、藤原稀継の坂東彌十郎、良かったです。

市村橘太郎さんには女性の声で合いの手が「キツタロ〜ウheart04・・・これが、伏線となって、カーテンコールのとき(今日は4回もありました)、舞台上の大人数が一瞬にしてソデに下がり、次に幕が上がると・・・橘太郎さんだけがポツンと一人・・・観客の大笑いと拍手・・・。

新感線に続く主役2度目、中心人物の市川染五郎がこういった楽しい演出連発で(新感線のノリと思われるギャグ等)歌舞伎NEXTに貢献してました。

最期の場面は、東北の祭り(ねぶたのような)の風景と観客が一人一人腕に巻きつけて発光させるライト(説明には「蝦夷の星空の素」って書いてあった)を拍手に連動して「星きらめいてマスshineしながらスタンデshineィングオベーションでした。1階席から見上げると、確かに3階の人たちの手に光る「星空の素」はキレイshine

これは、スタッフから役者さんへの「プレゼント風景」「歌舞伎NEXT出演祝い」なんじゃないかな??なんて勝手に解釈しました。歌舞伎に新しい風。応援したいと思います。

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見終わって、建物の外に出た途端、35度近い気温とその熱風に、一気に現実に戻されました。

2015年5月24日 (日)

明治座 「五月 花形歌舞伎」

2015/05/20

久々の歌舞伎です。
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六本木シアターの地球投五郎以来・・・。
演劇サークルの観劇チケットだったので、昼の部(猿之助と中車の「男の花道」)か夜の部(愛之助の「鯉つかみ」)か迷った挙句、
早替り、宙乗り、本水を使った大立ち回りがある「夜」の方を選んでみました。
(*^-^)
マスコミなどの評価では、昼の部の「男の花道」で従兄弟同士の市川猿之助と中車(香川照之)が息のあった演技、と高評価を受けていましたが、夜の部では、この二人が「あんまと泥棒」で、とくに中車が本領発揮!!といえるような演技でした。(二人芝居のうち、最初の10分ほど中車の独壇場場面から始まり、そのままグイグイ惹き込む演技力。歌舞伎調でないセリフで演じさせたら、もうお手の物、盲目でありながら結構強欲な役柄は「半沢直樹の上司役=大和田常務」、で培った?オーラを醸し出していました)
一方で、お人好しでちょっと間抜けな泥棒:権太郎役の猿之助、登場シーンの抜き足差し足、という泥チャン歩きが、とても美しく、足及び足の動きが、指先まで本当に綺麗で、見とれてしまいました。
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さて、今回の注目、2013年の5月にも明治座を沸かせた、という「鯉つかみ」、片岡愛之助がスピード感溢れるエンタテインメント役者ぶり(6役演じ分け)を全力投球すで演じています。(カッコイイlovely
俵藤太という有名な武士の大百足退治からお家滅亡を謀る「鯉の精」の退治までを通し狂言として演じるもの。
ところは琵琶湖、ここに潜む大ムカデ=(平将門の怨念が乗り移ったもの、として存在するらしい)。藤太とムカデの死闘で、ムカデの血が大量に湖水に流れ込んで、龍になるはずだった鯉王の息子が龍になれなくなり、その恨みで藤太の末裔を滅ぼそうとする筋書き。(冷静に考えると、恨む相手がなんだかちょっとズレてる気がするけど・・・)
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それにしても、6役を演じ分け、宙乗りもこなし、早替りで楽しませてくれた愛之助丈の役者ぶりに大拍手happy01
例えば、水に潜った直後に花道から出てきたり、ダンマリというゆったりし無言の演技の最中に入れ替わっていたり、歌舞伎の初心者だったら驚きのため息が出そうなものでした。
そして、極め付けは、本水を使った「プール」での鯉との格闘シーン。鯉役のゆるキャラ風かぶりものの役者さんはダイバー用の黒のツナギ姿で、登場シーンからファイティング意欲まんまん、という感じで、前3列までの席(ビニールシートがあらかじめ配られているのを意識して)に十分行き渡るような勢いで、水しぶきを撒き散らしながら、戦闘モードに入ります。会場が沸く、もう楽し〜い。
愛之助も、荒武者姿で、宙返りしながらプールに飛び込みます。あの服装で、水中で格闘するのは、並み大抵ではない「力」が必要でしょう。まさに大奮闘。最後はトドメをさしてめでたしめでたし、となります。
(≧m≦)
歌舞伎には、古典から新作、スーパー歌舞伎といわれているもの等々、歌舞伎役者が200人以上いるという世界なので、演目も多岐にわたっているわけですが、私には、こうした贔屓の役者がウルトラファイト的にバシャバシャ水を被りながら演技して泳ぎ六方、なんていうのを演じてくれるのが、ウキウキwink と一番愉しい、歌舞伎鑑賞であります。

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2015年2月12日 (木)

六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」を見る

2015/02/11

市川海老蔵と中村獅童の歌舞伎への熱い想いから始まった宇宙規模の新作歌舞伎。
脚本に宮藤官九郎、演出には歌舞伎初挑戦の三池崇史(映画監督)が参戦!!
;:゙;`(゚∀゚)`;:゙
「時は元禄、度重なる宇宙生命体の襲来により、江戸幕府はその機能を失っていた。浅草の雷門あたりの上空に浮かぶ母船の影・・・宇宙船から降り立ったのは宇宙人の親玉(中村獅童: 駄足米大夫→だあしべいだゆう )。そこに、けたたましい足音で、正義の味方(市川海老蔵:市川団九郎→後の団十一郎)が登場する・・・」
<舞台のチラシより>

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1月大歌舞伎で、玉三郎の女暫(おんなしばらく)を見て、歌舞伎の「荒事」って、パワフルで楽しいな〜と思っていたのですが、今日の歌舞伎は、タイトル通りの「ザ・荒事」でした。
楽屋で役者が話しをするところから始まる。加藤清史郎クン(役者見習 市川鯛蔵&実は変身しての与駄:よーだ役)のナビゲートで、舞台は、この企画が生まれた頃、という1年前の「楽屋」。海老蔵はヨットパーカーにジャージのズボン(いずれもグレー)姿でバックパック肩にかけて登場(この姿なので顔はスッピンです)、獅童も、黒い皮ジャン姿で登場。共に、着物に着替え顔を歌舞伎メイクしながら、衝立て越しに会話するようなノリで話しが進みます。
この、会話がすでに、クドカンワールド炸裂で、半分は、ノンフィクションだと思ってしまう内容(笑)

この劇中劇スタイル、もちろん素を見せているような演技をしているわけですが、とても自然で良いと思いました。この後、荒唐無稽なストーリー展開となっても、許すぞ、と思える感じです。

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歌舞伎座と違って、「花道」が無い劇場で
どうするのかなあ、と思っていましたが、
アリーナ席の終わり辺りまで花道をせり出し、そこから向かって左は幅広の階段、右はスロープ、というような形でそれぞれドアから消え去る、という仕組みでした。
開演前に撮った写真(下は花道付近がわかるように拡大してみたもの)
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荒事に使われていたのは、「暫(しばらく)」
「押戻(おしもどし)」(花道を使います)
「国性爺竹抜五郎(こくせんやたけぬきごろう)」などだったようです。
昔見に行った、コクーン歌舞伎の天日坊、クドカンの脚本でしたが、歌舞伎をよく研究しているなあ、と感心しましたが、今回も、
スターウォーズまがいの登場人物とBGM(三味線でダースベーダーのテーマ:これがなんともコミカル)がある一方で、江戸の人々や、荒事のエンターテインメント型応用力には拍手です。荒事の扮装はいちいち派手で、海老蔵サンお疲れ様であります。
(身体能力のある殺陣役者たちが、宙返りしたりバック転したり文字通り跳んだり跳ねたりしていましたが、彼らにも劣らないほどの運動量だった感じです。これだから舞台が始まると、彼らはスリムになるんだね)
荒事にはつきものの悪の親分=中村獅童=駄足米大夫=ダースベーダー(スターウォーズ)というのが、今回の舞台の面白さのツボです。悪役やったら、今の歌舞伎界では、一番華がある彼の演技は、さすがでした。(先月の石川五右衛門で演じたワンハンもそうでした)。セリフ回しも声も声量も、申し分ナシsign03
その点、今日の海老蔵は、声は良いのですが、声量が少なめ??なのか、ちょっと迫力に欠けるようなところが・・・きっと、体動かすことも沢山あって、エネルギー的にこれでいっぱいいっぱいだったのかもねsign02

1幕目(楽屋場面)で、獅童から「地球を投げちゃうような歌舞伎をやってもいいのかどうか、お母さんに聞いてみてくれる?」と言われた海老蔵が、スマホ使って母親宛に電話する、という展開がありますが、歌舞伎が終わって、会場を出ようとしたら、入り口の生花等が設置してあるフロアの手前に、「品のいいゴールド」の着物姿の海老蔵母が立っていて「ワオ!」と思いました。(本人が来ているのなら、本当に電話してみたら尚面白いのに・・・)
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今日は、祝日(建国記念の日)でしたので、昼の部(12時〜)の客入りも満席でした。
が、普段はどうなのでしょう?
会場となった「EXシアター六本木」は今回初めて行きましたが、「2013年にオープンしたライブハウス(運営はテレビ朝日)」だそうで、、公表されている座席数は920(全て座席とした場合)とありました。(観劇専門劇場に比べたら少ない収容人数)

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上演時間も、1幕目が50分、休憩20分、2幕目70分、といつもの歌舞伎に比べたら、チケットS席¥14000円はなんだか割高な気がするものでもあります。(私は、初シアターだから○、一緒に行ったムスコは「シアター&海老蔵&クドカン脚本歌舞伎」が全て『お初』だったようなので、観に行った価値ある、[ THE  KABUKI  ](エンターテインメント)でした。(歌舞伎は観たあと、「ああー、た〜のしかったhappy01」と言えるものが良いものです、という猿之助丈の言葉を思うと、今日はエンジョイレベルが高い歌舞伎でありましたo(*^▽^*)o)
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...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。
等身大ほどの4人が写っている
大きなパネルが
コンクリート打ちっぱなしの壁に立てかけてありました。
カッコイイ〜
左から、クドカン(宮藤官九郎)
           中村獅童
           市川海老蔵
           三池崇史
の4人です。
P1000442
P1000441
○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*

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2015年1月 9日 (金)

新橋演舞場「初春花形歌舞伎:石川五右衛門」を見る

2015/01/08

5日(月)に観に行ったのは、歌舞伎座の新春歌舞伎でしたが、その歌舞伎座から直線距離で500〜600m程?の「新橋演舞場」にて本日、「初春花形歌舞伎」を見てきました。

演目が「石川五右衛門」、主役は市川海老蔵、敵役に中村獅童・・・up これはP1000344 楽しみ〜

主な配役

石川五右衛門・・・市川海老蔵

ワンハン・・・中村獅童

豊臣秀吉・・・市川右近

茶々・・・・・片岡孝太郎

まさに、海老蔵の本領発揮flairの五右衛門。

石川五右衛門: 釜茹でにされる壮絶な最期とナゾの多い人生ゆえに、江戸時代以降、浄瑠璃や歌舞伎作者たちの創作意欲をかき立てていたようです。

また、市川團十郎家と石川五右衛門は縁が深く、200年以上前より、代々の團十郎が五右衛門を扱った歌舞伎を手がけてきたそうです。

ストーリー(話しの流れ)は・・・(歌舞伎美人のサイトより)

――秀吉が天下を治める時代。権勢を誇る秀吉が寵愛する宝物を盗み取ろうとした天下の大盗賊石川五右衛門。そこで出会った茶々、秀吉と五右衛門の数奇な縁…。さらには、海のはるか彼方から現れたワンハンにさらわれた茶々を救うため、五右衛門は大陸に渡る――

とまあ、ストーリーは何でもあり、かな、でしたが、お正月(ご祝儀?)なので、面白ければ良い、とする気分で最期まで楽しめました。

中村獅童、という役者。やはり、この人が輝くポイントは、悪役としての存在感が半端ないところだと思うのです。声量もあるし(太さ、大きさ申し分なし)、役者の衣装とメイクで舞台に立つと、なんという「迫力」なのだろうhappy01

一方で、映画やテレビ等を通じて知られている獅童丈、今回は、中国の女真族(ツングース系)、ヌルハチをも恐れぬワンハン役、舞台の姿を見ているうちに、ふと思い出したきっかけは、彼の衣装の襟飾りです。襟というよりもうほとんどポンチョのような代物で、縁取りに大ぶりな金色の模様が・・・。ラーメン丼の縁によくある四角い渦巻き模様(Yahoo知恵袋で調べたら、『正式には「雷文」(らいもん)といいます。この「雷文」は雷の稲妻を図案化したもので、遠く殷【いん】の時代(紀元前1500~1100年頃)から使われている文様です。中国では古来より雷は天の意志を表すものとして恐れ崇められ、魔除けのおまじないとして使用されてきたようです』とありました)

ラーメン好きな、獅童丈にピッタリ(*^m^)。そうして見ていると、悪役ながら、どことなくユーモラス・・・。

最終場面で海老蔵五右衛門と1対1の大勝負をするのですが、五右衛門の(ヌルハチから手に入れた)キラッキラの宝剣(それだけでもパワーがありそうな)に対して、獅童ワンハンの武器は灰褐色の「巨大な雪掻きスコップ系」で、振り回すだけでもお疲れ様でした〜と言いたくなる代物。どう決着するのかは、もう見え見えでしたが、ワンハンの死に様がなかなか格好良かったです(退場は8人の兵に担ぎ上げられて最後まで勇ましく)

一方の海老蔵五右衛門、宙乗り以降、見せ場だらけでした。

ワンハンに茶々が殺されそうになってしまったそのとき、3階の特設スペースから、カラスの群れに運んでもらう、という設定で五右衛門が宙乗りで現れます。

カラスたちの羽も(8羽くらい?)全員バタバタしてなかなかよくできた仕掛けです。

運んでもらった海老蔵は、カラスにお礼を言う余裕ぶり。

救出した茶々を秀吉に返し、お話はハッピーエンド。すると、一旦、幕が降り、それと同時に役者の皆さんが次々に開場の通路(1階席)に現れ、新年の祝賀舞を踊ります。新形歌舞伎ならでは、ですよね、これってsweat01 ・・・(なんだか劇団四季のような錯覚を起こす)

今回は6列目にいたので、役者さん達の、白塗りの顔も、この距離で見ると(しかも顔に汗の演者さんもいた)、見ちゃいけないものを見てしまったような気持ちになる。妙齢の女役やはり、若い女性が演じる方が、これからの歌舞伎の未来に合ってるのではないかな???(茶々を演じた片岡孝太郎丈も、昭和天皇役は素晴らしかったのですが、女形はねえ・・・お父さんの仁左衛門(旧、片岡孝夫)さんのハンサムぶりがあまり遺伝していなくてちょっと残念sweat02セリフや仕草、踊りは上手なんですがねえ・・・)

そして、この劇団四季風の時間稼ぎは何のためかと思っていたら、幕が再び上がり、そこは中国、万里の長城を背景にお城が建っています。南禅寺の門で見せた「絶景かな〜、あ、絶景かな〜〜」をもう一度ここで披露、と同時に、客席まで届く桜吹雪で幕を閉じました。(大拍手)

P1000349私の座席にも、花びらが落ちて来たので記念に持ち帰り、写真撮影(大きさが判りにくいので、パソコンのマウスとマウスパッドを置いてパチり)

今回は、内容が内容だけに?新春公演でもあるからか、舞台(大道具や装置)がとてもゴージャスで「歌舞伎観たsign01」実感が高い。

が、その分(裏方が大忙しの時)幕が何回も降りてきて、数分待つ、という展開がありました。

P1000345

(5分休憩が2回・・・でも5分だと席を立つひともほとんどいませんでした)

疑問だったのは、上演中「大向こう」がほとんどなかったということです。

ここで「大向こう」がなかったら、もう歌舞伎じゃない、と思ったそのとき、女性が「成田や!!」とひとことだけ。「大向こう」に関しては、とても寂しい花形歌舞伎でした。

P1000343

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